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パイレーツ・オブ・カリビアン4

全米で『マイティ・ソー』が成績、評価共に好調のようですね。
『アイアンマン』の関連作扱いで適当に作られないかと心配していましたが、
それは杞憂だったようで、俄然日本公開が待ち遠しくなりました。
今年のサマーシーズン以降次々と封切られる作品は、近年稀にみる豪華ラインナップで、
最終的には暫定一位の『ワイルド・スピードMEGA MAX』も年間10位以内に入れるかどうか。
どんなラインナップか紹介する意味も込めて、全米年間ランキングを予想してみます。

Yearly Box Office 2011 (の予想)
#1 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
#2 『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』
#3 『ハリー・ポッターと死の秘宝(Part.2)』
#4 『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1』
#5 『カーズ2』
#6 『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』
#7 『マイティ・ソー』
#8 『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』
#9 『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』
#10 『カンフーパンダ2』

過去のデータからの推測なので、ほぼ(というか全て)続編ものです。
ボクの希望的観測も入っているので、アメコミ映画を贔屓しすぎかも…?
日本はアメコミ映画は人気無いし、『パイレーツ4』『ハリポタ』『カーズ2』の順かな。
邦画ではジブリの『コクリコの坂から』くらいしか対抗馬が思いつきませんが、
それでも興収50億円にやっと届くくらいだと予想します。
ちなみに日本の暫定一位は『GANTZ』(前編)で、だいたい35億円ぐらいだったと思います。

ということで、2011年の日本の年間ランキング1位の大本命になる作品の感想です。

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉

2011年5月20日日本公開。
ジョニー・デップ主演の大人気ファンタジー第4弾となるアクション・アドベンチャー。

美しい女海賊アンジェリカ(ペネロペ・クルス)と再会したジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)。しかしジャックは、アンジェリカが不死の泉を見つけ出すために自分に近づいたのではないかと疑いを抱く。アンジェリカと史上最強の敵である黒ひげ(イアン・マクシェーン)と共にリベンジ号で船出したジャックだったが、そこには予想だにしない冒険が待っていた。(シネマトゥデイより)



本作は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ第4作目。
前作までは三部作ということにしてましたが、
実際は1作目が思いがけずヒットしたので、急遽三部作構想を立ち上げ、
連作の続編を撮ったものでしたが、そんな予定外の三部作がうまくいくはずもなく、
興行的には成功したものの、内容はイマイチ、世間の評価もイマイチでした。
(成功とはいえ、3作目の興収は2作目の3/4未満なことからも不評は明らかです。)
でもあのブラッカイマーが、全世界で100億ドル近い興収が期待できるドル箱シリーズを
そのまま放っておくはずもなく、新三部作構想でシリーズが再始動しました。

ボクとしては旧三部作が完全に尻つぼみで終わってしまっていたため、
もうシリーズに未練はなかったし、別に続編は期待していなかったのですが、
第4作目が出来て、いざ観てみると、意外にもそれなりに面白くなっており、
かなり持ち直しているように感じました。
持ち直した要因のひとつは、前作までの主人公役だったオーランド・ブルームと、
ヒロインのキーラ・ナイトレイが続編出演を断ったために、否応なくキャストが一新され、
旧三部作とは完全に切り離して続編を制作せざるをえなかったからでしょう。
結果的に残念な出来の旧三部作を引きずらずに済んでよかったわけです。

でも、前作までのメインだった2人が降板したことで、
『パイレーツ~』らしさが失われたという見方もありますし、
それでも続編を強行してしまうことの批判もあります。
ボクは新ヒロインになったペネロペ・クルスが好きなので、
キャストの交代劇についてはむしろウェルカムなのですが、
(彼女が妊娠中に出演依頼を受けたことはあまり感心できないし、)
このシリーズのアイコン、ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)の立ち位置が、
物語の主人公になってしまったことに関しては違和感がありますね。
ジャックは言わばオールマイティカードのような存在なので、
主人公として感情移入できるキャラクターではなく、道外方がお似合い。
ジョニデもウォンカやマッド・ハッターなど、道外方の方がウケがいいです。
本作ではサム・クラフリン演じる若い宣教師フィリップという、
オーランド・ブルーム的な生真面目な青年のポジションのキャラがいるので、
そちらを主役に据えてもいいんじゃなかろうかと思えました。
でもそれだと新装開店したシリーズの新機軸を打ち出せないからダメなのかな?

持ち直したもうひとつの要因は一作完結にしたことです。
一応、新しいシリーズ三部作ということにはなってますが、
本作も、次回作(第5作)も1作完結であると明言されています。
旧三部作は2作目・3作目を前後編にしたのが最大の失敗でしたから、
それが解消されたのは当然いいことです。
何が起きるかわからないこのご時世に、連作とか三部作とかは精神衛生上よくないです。
例え駄作でもそれきりで終わるし、1作で完結してくれるのは安心感があります。
まぁもちろん(活かされるかはわからないけど)次回作への伏線は張ってますが…。
伏線といえば、未だにエンドロールが始まるとすぐ席を立つ人がいますが、
その人たちは今まで『パイレーツ~』シリーズを観たことないのかな?

物語は永遠の命をもたらすと言われる"生命の泉"をめぐり、
最強の海賊・黒ひげ(イアン・マクシェーン)率いる"アン王女の復讐号"と、
伝説の海賊バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)率いる英国海軍艦"プロデディンス号"、
スペイン王率いるスペイン艦隊による三つ巴の争奪戦です。
ジャックは自分の船"ブラックパール号"を探すうちに、
黒ひげの娘アンジェリカ(ペネロペ・クルス)と共に黒ひげのクルーに加わることに。
黒ひげは最強とはいえ人間ですから、1作目のアンデッド化したバルボッサや、
2~3作目のクラーケンを飼い馴らす怪物デイヴィ・ジョーンズに比べると小物。
舞台も本作は主にイギリスと人魚のいるホワイトキャップ・ベイの航路が主で、
世界中の海や異世界まで舞台だった前作に比べるとコジンマリした印象です。
でもそれが、やたら壮大過ぎて意味不明だった前作の反省であり、
なんでもありのファンタジー色が薄れ、アドベンチャー感が増していてよかったです。
(それでもまだ尺が長すぎる気はしますが…。)
もちろんゾンビや人魚など、ファンタジー要素も全くないわけではないですが…。
メインの人魚シレーナ(アストリッド・ベルジュ=フリスベ)も悪くないけど、
一匹目の凶暴な人魚(ジェマ・ワード)が綺麗ですね~。
あの人魚なら襲われてもあきらめがつくかも…。

基本的には宝探しをするだけの冒険譚なので、特筆すべき展開はそうありませんが、
わざわざ英国将校になったバルボッサが生命の泉を目指す理由が意外だったと思いました。
しかしそれに輪をかけてスペイン国王が生命の泉を目指す理由が予想外で面白かったです。
あれがカトリックの考え方なんだなぁと興味深く感じました。
でもあの理由だと、わざわざポンセ・デ・レオンの聖杯まで取る必要はなく、
ちょっと脚本の甘さを感じますね。
(ポンセ・デ・レオンってポン・デ・ライオンみたいw)
ラストのジャックがあまり活躍しない展開もちょっとどうかな?
あのジャックなら、もっとトリッキーな決着を付けてくれると期待したんだけど…。
黒ひげとアンジェリカの関係も真偽が不明のままですが、それは次回作持ち越しかな?

さて、俄然期待の高まった次回作(シリーズ第5作)ですが、
とりあえず本作の結果待ちのようで、ホントに三部作になるかも流動的なようです。
初日に観ましたが、やっぱりキャスト一新には否定的な人も多いようだし、
旧三部作のせいですでにシリーズに見離した人も多いのか、
劇場に2作目公開時のような熱は感じられませんでした。
まぁ初登場1位は当然として、100億円に届くかがポイントですね。
(割増料金の3D映画だから大丈夫だと思うけど。)

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