ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

GANTZ:PERFECT ANSWER

ゴールデンウィーク初日ですね。
今年は仕事がほとんどなく、別に望んでないのに大連休になりました…。
急に暇になったので、暇つぶしに映画のDVDでもレンタルしようとTSUTAYAに行きましたが、
ボクは見たい映画は劇場公開中に見てしまうので、新作はあまり借りたいものもなく…。
仕方ないのでTSUTAYAのオススメしている古い映画を数本借りて帰りました。

たまにTSUTAYAに行くと、新作コーナーにこの間観たばかりの作品があって、
「え、もうリリースされたの?」ってビックリします。
『アンストッパブル』とか『デュー・デート』とか、今年公開されたばかりなのに…。
あまりリリースが早いと「劇場で観た」という有難味が薄れる気がしてガッカリ。
できれば1年、いくら早くても半年はリリースを待ってほしいです。
(『デュー・デート』は1月22日公開で4月27日リリース…、その間たったの3カ月…。)

そいえば米国では、公開2カ月で最新映画をレンタル配信するサービスが始まるそうで、
ワーナー、フォックス、ソニー、ユニバーサルも参加するとか…。
オンデマンドの方がもうかるでしょうが、映画館を蔑ろにしすぎじゃないかな?
それに対し映画館側も参加会社の作品の上映をボイコットするとの報道もあったけど、
どうやら誤報だったようで、なんだかんだで映画会社は寡占みたいなもんだから、
映画会社の力関係の方が強いんだろうなと思います。

その米国の動向はどうかなと思うけど、もっと酷いと思うのは日本のテレビ局ですよ。
テレビ放映まで邦画は1年、洋画は2年という暗黙の了解(?)があったはずなのに、
最近は数カ月で放映しちゃってます。
最初にこの暗黙の了解を破ったのは日テレの『デスノート』ですが、
その後『20世紀少年』『レッドクリフ』『のだめカンタービレ』『SP』と、
2~3部構成の作品だと、後編公開前にかならずテレビ放映します。
DVDリリースよりも早く放映してしまうものもある始末…。
一応カットしたり新しいシーン入れたりと編集して、別バージョンの体裁をとってますが、
ちょっといくらなんでも節操がないというか、前作を劇場で観た人に失礼です。
しかも追加した新シーンが後編の伏線になってたりするのだけはホントやめてほしい。
後編を100%楽しもうと思ったら、その追加シーンだけのために、
見たくもないテレビ放映版を見なきゃいけなくなるじゃないですか!

ということで、今日は2部構成の映画の感想です。
公開日前日に前作の編集版『ANOTHER GANTZ』がテレビ放映されましたが、
前作から3カ月未満のテレビ放映は最速記録です。
追加シーンがあるので仕方なく見ましたが、ホントに日テレはクソです…。

GANTZ:PERFECT ANSWER
ガンツ パーフェクトアンサー

2011年4月23日公開。
『週刊ヤングジャンプ』で連載中の人気漫画を実写映画化した2部作の後編。

死を迎えるその瞬間、黒い謎の球体“GANTZ”に呼ばれた男女たち。幼なじみの玄野(二宮和也)と加藤(松山ケンイチ)もまたGANTZに召集され、“星人”という異形の者との戦いを強いられていた。玄野は戦いの中で生き抜くことを選び、加藤は暴力と戦いを否定する。そして、終わりのない戦いの過程で、2人はある選択を迫られる。(シネマトゥデイより)



ボクがどれほど本作を楽しみにしていたか、期待していたかは、
前作『GANTZ』の感想の絶賛ぶりを読んでもらえたらわかってもらえると思いますが、
本作はその期待を完全に裏切ってくれました。(もちろん悪い意味で。)
前作を絶賛してしまったことを後悔するほどのクソ映画です。

原作の感想でも書きましたが、ボクが本作に一番期待していたことは、
ちゃんとした結末を描いてくれること。
副題の通り、物語の謎に対する「完璧な回答」を提示してくれることでした。
というのも原作漫画は未完で、必然的に映画版はオリジナルな結末になりますが、
原作の展開はもはや収拾がつかない感じになってしまっているため、
原作にはもうまともな結末は望めないからです。
(場当たり的に描いていたことや結末がまだ流動的なことは原作者も認めています。)
だからせめて映画版には、ちゃんとした結末を描いてほしかったし、
そのために映画化されたといっても過言ではないだろうと思ってました。

…が、なんなのですか、あの終わり方は?
玄野の身の上は決着ついたかもしれないが、その他の謎は放置されたまま、
"GANTZ"の呼ばれる黒い玉の目的、なぜ死者を集めて"星人"と戦わせるのか、
そもそも"星人"とは一体何者なのかなど、当然説明されるであろうと思った謎が、
曖昧模糊なまま漠然と終わってしまっています。
結局何も答えが出せないんなら何のために映画化したのかって話ですよ。
まともな結末も思いつかないくせに、何が"PERFECT ANSWER"だって話ですよ。
全体的には概ねよかったのに、画竜点睛を欠くって感じですかね。

いや、結末以外もグダグダなので画竜点睛でもないです。
前作は日本最高峰のVFX技術と、アメコミヒーローを日本風に咀嚼したような展開に、
そして原作の持ち味を活かしたシュールさとエログロをも取り込んだ作品で、
映像・物語・展開共にかなりクオリティが高い、ホントに面白い作品だと思いました。
でも本作・後編はその良かった点が尽く踏襲されておらず、
後編だけなら退屈なSF映画としか思えない出来です。

まず物語ですが、初めから最後までシリアス一辺倒。
それが2時間20分も続くんだから、さすがに鬱陶しくなってきます。
シリアス路線だけにしたことに伴い、娯楽的であるエログロ演出は控えめになり、
シュールなネタは完全消滅して、笑えるところはひとつもなくなってしまいました。
前作のエログロもシュールも完全に原作を踏襲しただけのもので、
オリジナル展開だと全く『GANTZ』らしさを再現できないんですね。
これはもう『GANTZ』とは呼べないと思います。
展開も時系列が頻繁に狂っていて、つくづく下手な脚本だと思います。

映像としても、日本映画としては比類ないほどVFXを多用し、
本格SFだった前作に比べると、本作はかなり地味になったかと思います。
それは前作でそのVFXに慣れたからというのもあるかもしれませんが、
やはり実際にショボくなってると思います。
その理由のひとつは前作の"星人"が個性的な造形のクリーチャーだったのに対し、
本作の"星人"は外見が普通の人間だったので、インパクトが薄まったためでしょう。
原作には斬新で個性的な"星人"がたくさん登場しますが、
原作では"星人"とは別勢力だった見た目は普通の人間の吸血鬼たちを、
本作では"黒服星人"という"星人"に仕立ててしまったのは、たぶん製作費のせいです。
なんでも本作を2部作にしたのは、VFXに2本分の予算を使いたかったからだそうで、
つまり日本映画では規格外のVFXを映画2本分続けるのは端から無理だったわけで、
前作のVFXに予算を使い過ぎれば、本作にしわ寄せがくるのは当然です。
だから奇抜な"星人"をVFXで制作するのは無理で、人型の"黒服星人"になったのかと。
VFXがショボくなった分、マンパワーによるアクションで補おうとしてますが、
本作の前半(電車内での戦闘)は頑張ってると思ったものの、肝心のクライマックスが…。
特に玄野&加藤(松山ケンイチ)とニセ○○との戦いのシーンはテレビドラマ並みです。

本作から本格的に活躍するはずだった山田孝之演じる重田ですが、
いざ観てみるとあんな立ち位置のキャラは全く必要なかったです。
ただでさえ上映時間が140分もあるのはいくらなんでも長すぎるし、
製作費のためにも無駄なオリキャラを投入するのは愚の骨頂、
山田孝之は結構好きなので期待してただけに、あんな邪魔キャラにされてガッカリ。

『荒川UTB』『アフロ田中』『テルマエ・ロマエ』『宇宙兄弟』など、
今後も人気漫画を原作にした映画の制作決定が次々に発表されてますが、
やっぱり漫画原作映画は極力原作どおりにした方が無難だと思います。
もともとそのままで人気あるものをあえてオリジナルストーリーで勝負するなら、
かなりの脚本力がないとダメですね。

余談ですが、加藤役の松山ケンイチが入籍発表しましたね。
このタイミングで発表っていうのは、やっぱり本作のプロモーションも兼てかな?
松山ケンイチみたいな正統派な映画俳優でもそんな俗っぽいことするんですね。
まぁ彼は年中なにかしらの作品が公開されている状態だし、あまり関係ないかな?
どうせだったらほぼニノが主役の本作で発表するよりも、
少し待って『マイ・バック・ページ』か『うさぎドロップ』前に発表すればいいのに…。
う~ん、奥さんは小雪かぁ…。なんかお似合いですよね。
ホントにどうでもいいけど、小雪の苗字は加藤だそうですよ。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/471-7e22e1c1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad