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レッツゴー仮面ライダー

先月末のスペシャルドラマ『3年B組金八先生ファイナル』見ましたか?
150人を超える過去の3B卒業生が出演することで話題になり、高視聴率だったようです。
ボクは『3年B組金八先生』は第7と第8シリーズしか見てないので、
浅井雪乃(杉田かおる)や加藤優(直江喜一)など、
昔の名物生徒たちには何の思い入れもないはずなんですが、
それでもなぜだか彼らが登場するシーンでは心が踊ります。
これがクロスオーバーの不思議な魅力で、別に出典を知らなくても、
別作品の登場人物が一堂に会するという事実だけで、なぜかテンションが上がります。
映画界でも特撮ヒーローやこども向けアニメ映画を中心に、
クロスオーバーの手法を用いる作品が増えています。
よほどのファンでもない限り、すべての出典をチェックしてられないでしょうが、
もしすべての出典を知っていたとしたら、その興奮はすごいことになるでしょうね。
アメコミ映画好きのボクにとっては来年公開の『アベンジャーズ』がそれに当たります。
『ジャスティスリーグ』の映画化も現実味を帯びてきました。
今から冷静に観ていられるか心配なくらいワクワクします。

ということで、今日は『仮面ライダー』のクロスオーバー作品の感想です。
最近の『仮面ライダー』は、テレビでも映画でもクロスオーバーが常套手段みたいですね。

オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー

2011年4月1日公開。
『仮面ライダー』シリーズ40周年記念の娯楽大作。

仮面ライダーと呼ばれる正義の味方たちはこの世の平和と秩序を守るため、長年悪の組織と命懸けで戦ってきた。だが、2011年現在、悪の権化であるショッカーたちは着々と勢力を増大し、今まさに全世界を手中に収めようとしていた。正義のヒーローたちの姿が見えない中、ショッカーたちの魔の手が次々と世界を覆いつくし……。(シネマトゥデイより)



ボクは仮面ライダーシリーズには全く疎くて、本作も観る予定はなかったのですが、
仮面ライダーシリーズは東映の看板で、ここ2年で9本もの新作が公開され、
公開されるたびに週末興行成績の上位にランクインし、
軒並み10億円を越えるヒットを記録しているドル箱シリーズ。
仮面ライダーに詳しくなくても、映画好きなら何かと気になる存在でした。
でも『世界侵略:ロサンゼルス決戦』が地震の影響で延期になったことで、
映画一本分観る余裕が出来たので、なんとなく本作を観てみようかなと思い立ちました。

ボクは80年代前半生まれなんですが、
昭和の仮面ライダーシリーズと平成仮面ライダーシリーズの間に横たわる
仮面ライダーがテレビで放送されてなかった空白の10年がちょうど少年期に当たり、
仮面ライダーのファンが少ない谷間の世代の人間です。
ボクも就学前くらいに、最後の昭和ライダー『仮面ライダーBRACK RX』を
ギリギリ見た記憶があるくらいで、その他のライダーは知りません。
でもRXの印象は強く残っていて、けっこう好きだったような気がします。
本作は今放送中の最新ライダーのオーズから初代ライダーの1号まで、
総勢50人を超える歴代ライダーが大集合するということで、当然RXも登場します。
そこだけに期待をかけて観ていたのですが、ビックリするほど出番が少なく…。
RXの敵だったシャドームーンやジャーク将軍の方が目立ってるくらいで…。
だからガッカリしたかといえばそうでもなく、
作品自体が意外と面白かったので、予想外に楽しめました。

本作は現在放送中のオーズと、平成ライダーの中でも高い人気を誇る電王、
そして40周年記念作品ということもあり、仮面ライダー1号、2号をメインにした物語です。
グリードとかイマジンとかメダスとか、平成ライダーの設定は完全にはわかりませんが、
何となくニュアンスで付いていけます。
電王の時空を超える能力で、1号2号のいる40年前の世界にオーズたちが跳んだことで、
歴史が書き替えられてしまい、現代がショッカーの支配する世界になるという
タイムパラドックスものですね。
新旧ライダーの共演を無理なく実現させたうまい展開だと思いました。
しかも1号2号がショッカーに捕えられ改造されたことで、
怪人としてオーズと戦うところなんて、なかなか粋な演出です。

ボクは平成ライダーを食わず嫌いしていたのですが、その大きな理由が、
子供向け特撮ヒーローなのに、難解な設定とイケメンキャストで、
完全に大人向けに作られてしまっているのが気に入らなかったからです。
でも本作は、電王とオーズの仮面ライダーがメインなのは間違いないけど、
主役は現役ライダー世代と同じ年代の少年ミツル(今井悠貴)とナオキ(吉川史樹)。
ショッカーに支配された世界のスラムで育ち、心が荒んでしまった少年たちが、
オーズや電王と行動を共にすることで、正義に目覚め成長していくという物語で、
子供たちが共感を持って楽しめるアドベンチャー映画に仕上がっています。
特に電王やオーズが処刑台に欠けられた時の少年たちの奮闘には熱くなりました。
序盤のシーンがあのシーンの伏線になっていたのも、単純に巧いなと感心しました。
『ウルトラマン』のクロスオーバー作品とは違い、昭和の子供に媚びる演出も控えめで、
ボクの好きなRXやV3以降のライダーがあまり活躍しないのは残念でしたが、
子供向け特撮ヒーロー映画としてはこの姿勢は正しいと感じました。
でも1号の声を藤岡弘、2号の声を佐々木剛が担当するなど、
邪魔にならない程度に昭和ライダーのファンにもサービスしていて、
とてもいいバランス感覚だと感じました。

残念だったのは、40周年記念を意識しすぎたクライマックスです。
それが本作の売りでもあるんですが、正直50人以上も歴代ライダー出す必然性が無いです。
展開的にはオーズ、電王、1号と2号の4人でちゃんと回ってたし、
アンクやモモタロスなど、サイドキックも魅力的で、役者は充分です。
他のライダーを登場させるのはいいけど、1号2号のように無理なく共演させるべきなのに、
急に50人のライダーが湧いて出てきたような演出で、どうゆう理屈で登場したのか不明。
いっぱい出したはいいが、主役級のライダーは少ないながらも見せ場はあったけど、
一部のライダーは等身大パネルかマネキンだったんじゃないかな?
無意味に50人登場させたことの理由付けのための、ラストの編隊飛行アタックは、
もう仮面ライダーの世界観をぶち壊しています。
オーズのショッカーとイマジンのコンボで終わったら綺麗だったのに…。
それにあくまで仮面ライダーの40周年のメモリアルなんだから、
原作者が同じというだけの理由でキカイダーや快傑ズバットが登場するのも変で、
その理屈が通るならロボコンも登場しなきゃおかしいだろってことになります。
V3が登場するまでの展開がよく出来ていただけに、残念なラストでした。

あと、電王は佐藤健だと思ってたのに、なぜか違ったのが個人的には残念でした。
『仮面ライダー電王』自体がもう4年前の作品らしいので、
キャストも代替わりしちゃったんですね…。
…てか、4年前のライダーが、先代、先々代のライダーを押しのけて、
現行ライダーと看板を並べて劇場版作られるってスゴイですね。
他のライダーには特に何も思いませんでしたが、電王にはちょっと興味が湧いたので、
機会があったら電王が出る他の劇場版も見てみようかな?

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