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ハプニング

公開前はかなり内容を秘匿されていた『崖の上のポニョ』ですが、
公開から一週間もしないうちにTVスポットで人間の姿になったポニョが…。
ヘンテコな金魚のポニョがあんな愛らしい女の子になるところは
けっこう衝撃的だし、印象的なシーンなんだから隠しておくべきだと思う。
これは『崖の上のポニョ』に限ったことじゃなくて、
公開後すぐにネタバラシしてしまいかねないTVスポットはけっこう多い。
『相棒』なんかは刑事モノなのに真犯人わかっちゃったし…。
まだ見てない人やDVD待ってる人もいるんだからもっと気を使うべきです。
そして映画はなるべく公開直後に見に行く方がいいです。

ハプニング

2008年7月26日日本公開。
『シックス・センス』のM・ナイト・シャマラン監督によるパニック・サスペンス映画。

ニューヨーク各地で突然死が続出。その謎が解明できず不穏な空気に包まれた街から避難しようと、化学教師エリオット(マーク・ウォールバーグ)ら一行はフィラデルフィアへ向うが…。(映画冊子より)

公開後すぐに見たけど、絶対ネタバレしちゃいけないタイプの映画だから
感想も書けずにしばらく寝かしておいたんですが、もう内容洩れまくりだし
そろそろ書いてもいいかな?
てことで、以下ネタバレありです。

予告編やTVスポット見る限りじゃ人々がいきなりバタバタと倒れて死ぬ感じだけど
実際は突然死というよりもピストル自殺や飛び降り自殺など自殺で死にます。
言語障害→方向感覚喪失→自殺という死の兆候からして神経系の病気によるものかな。
なので、大量死の原因は何らかの幻覚剤が散布されたからじゃないかと気づきます。
自殺で死ぬんだとわかるとなんかこの惨劇の神秘性みたいなのがなくなりますね。
もっと霊的なものかな?とか、見えない怪物の仕業かも?とか推理したかったです。
映画会社もそれがわかっていたから、突然死のようにみせかける宣伝をしたのかな?

そうなると次は誰が何のために幻覚剤を撒いているのかという謎がでてきますが、
劇中ではテロ説や政府陰謀説などが囁かれる中、
主人公エリオットは「植物が人間と接触によって出す化学物質で死ぬ」と推理します。
しかし結局その謎は解き明かされる事ないまま終わってしまうんですよね。
たぶんその推理はかなりいい線いってるんだろうけど、けっこう無理があるし、
きっと監督も明確な答えは用意してないからアヤフヤなまま終わらせたんだろうなぁ。

なので、この映画の魅力は『サイン』のような謎解きでもなければ
『シックス・センス』のようなドンデン返しでもありません。
雨のような連続飛び降り自殺や、自らライオンに喰われる飼育係、
わざと芝刈り機に飲み込まれる人など、ショッキングな自殺シーンが見せ場な
スプラッター映画に近いパニック映画なんだと思います。
それを強く感じたのは、劇中で主人公一行が脅威から逃げる最中、同行していた少年が
ある男に至近距離から頭に散弾銃を撃ち込まれるショッキングなシーンです。
エグく死ぬシーンが撮れれば、別に自殺でも他殺でもかまわないのか…と。

ボクはスプラッター映画は苦手だけど、観賞後そんな嫌な感じを受けなかったのは、
この映画がこの手の作品にありがちなバッドエンドで終わらなかったからかな。
主人公一行がいくら逃げたところで、どうせ最後にはみんな死ぬんだろうな…とか、
主人公と一緒に行動していた少女が死んだら後味悪いな…とか思って見てたけど、
まさかあんなにあっけなく生き残れるとは…。
なにひとつ謎は解明されてないけど、とりあえずハッピーエンドでほっとしました。
(長い目で見れば人類は滅ぶという事になるんでしょうが…)
なので、サスペンス映画としては完全に期待を裏切られましたが、
パニック映画、ヒューマンドラマとしてはそんなに悪くないかも。
でも公開前までかなり内容を秘匿することで期待を煽っていたいただけに、
概ね酷評されることになるでしょうね。

冒頭の話に戻りますが、結局サスペンス映画じゃなかったから問題なかったけど、
公開前に放送されたいくつかのTV番組の映画紹介コーナーで
けっこう核心に迫るようなネタバレ情報が話されていました。(NHKまでも…)
その中にはけっこう間違った情報もあったのですが、
きっと作品を見てもいないのに映画紹介してる番組も多いんでしょうね。

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