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パラノーマル・アクティビティ2

先々週放送されたR-1ぐらんぷりですが、優勝者・佐久間一行のひとつ目のネタ、
「井戸のおばけ」は最高でしたね。腹筋切れるかと思いました。
「井戸のおばけ」といえば、ホラー映画『リング』の貞子を思い出しますが、
その貞子を3Dで映画化する計画があるそうです。
貞子といえば、テレビから這い出してくるのがお馴染みですが、
それを3Dでやってみようという企画でしょうね。
まぁやろうとしていることはわかりますが、言うほど簡単ではないでしょうね。
今のデジタル3D映画は基本的に奥行を表現する手段で、
満足のいくレベルで飛び出す映像を描けている作品は、洋邦問わず皆無です。
でももし貞子が目の前まで迫ってくる映像が作れたら、かなり怖そうで楽しそうです。

そういえば、『リング』の中田秀夫監督の処女作『女優霊』ですが、
ハリウッド・リメイクが決まったと報道されてから何の音沙汰もなかったけど、
いつの間にか先月ひっそり公開されていて、来月にはDVDリリースされるとか…。
なんか、スプラッタ映画になってるみたいですね…。
『リング』とか『呪怨』とか、アメリカで和製ホラーは一時ブームにもなったけど、
やっぱりちゃんと理解できてたアメリカ人はいなかったのかな?
悪霊よりも悪魔が怖いと思っている国民だし、価値観が違いますね。

ということで、今日はホラー映画の感想です。

パラノーマル・アクティビティ2

2011年2月11日日本公開。
世界的に大ヒットした低予算ムービーのアメリカ版続編。

ある日、クリスティ(スプレイグ・グレイデン)とダニエル(ブライアン・ボーランド)が外出先から帰宅すると、家の中は足の踏み場もないほど荒らされていた。奇跡的に彼らの幼い息子の部屋だけは無事だったものの、家族の不安は募る。ダニエルはすぐに何台ものセキュリティーカメラを家中に配置するが、同時に家の中では奇妙な現象が起こり始め……。(シネマトゥデイより)



本作は15,000ドルで制作されたにもかかわらず、世界で2億ドル稼いだことで話題の、
低予算フェイク・ドキュメンタリー・ホラーの続編です。
前作のヒットで制作費が200倍になりましたが、それでもまだ低予算です。
お金をかけたところといえば、舞台となる屋敷がちょっとリッチになったくらいですね。

前作はあるカップルが夜な夜な超常現象に悩まされ、
ついにカップルの男の方が殺されてしまうという話でした。
本作はその男・ミカが殺される60日前からはじまる話で、
なぜそのカップルが超常現象に悩まされるに至ったかを描いたストーリーです。
ラストこそ前作のアフターストーリーですが、基本的にはプリクエルです。

ビデオカメラ回してたら、たまたますごいものが撮れてしまった!
…という体裁のフェイク・ドキュメンタリーにおいて、
続編が存在すること自体ナンセンスです。
お客さんもまさかホントにドキュメンタリーだとは思っていないですが、
そこは暗黙の了解で成り立っているジャンルです。
しかしこのシリーズは初めから低予算で作った作り物であることを売りにしているので、
制作者の側から暗黙の了解は破られています。
よってこのシリーズはすでにフェイク・ドキュメンタリーと呼べる代物ではありません。
制作者もそのことは自覚しているようで、本作ではもはやリアリティは追及しておらず、
ドキュメンタリーとして観てもらうことは放棄しています。
演出面でもそうだけど、エンドロールでキャスト表示しちゃってるもんね…。
(前作の俳優は本名での出演でしたが、本作の初登場組は役名をもらってます。)

そのことによりフェイク・ドキュメンタリー独特の臨場感のある怖さはなくなったけど、
フィクションと割り切ってしまえば、どんな開き直った演出もできるわけで、
全体的に恐怖シーンは倍増し、超常現象も派手になっています。
ただ恐怖シーンの量が観客の受ける恐怖と比例するなんてことはないわけで、
前作よりも怖くなくなったのは否めません。
二番煎じによる慣れもあるでしょうが、前作と違い悲鳴を上げる観客もいませんでした。

でもボクは、怖さはかなり薄れたものの作品としては面白くなったと思います。
とにかく臨場感だけを追求し、結局怖さしか残らなかった前作は、
いわばオバケ屋敷のようなものですが、本作には結構しっかりとしたストーリーがあり、
映画として、ひとつの物語として興味深いものになっていると感じます。
前作の主人公カップルは不条理に超常現象に襲われましたが、
今回の家族が襲われることにはちゃんと因果があり、
その超常現象の正体にもかなり迫っています。
なので、ふつうのホラー映画を観ている時のように、物語を追いながら観ることができ、
恐怖のドキドキはないものの、ドラマとしてハラハラできます。

それに今回の犠牲者家族に、かわいい犬や赤ちゃんがいるのもよかったです。
前作の被害者みたいなバカップルは、ジェイソンに襲われるクソガキどもみたいなもんで、
正直どうなろうと知ったこっちゃない(むしろ酷い目に合うのを期待する)けど、
ペットやこどもが襲われるかもしれないとなると、人情的に親身になれるし、
ちょっと卑怯な演出とは思いますが、やっぱりハラハラ感も増幅します。
まぁそれだけに、ラスト次第ではすごく不愉快にないかねない演出でもあるんですが、
とりあえず今回はそんな酷い終わり方にはならなかったのでよかったです。

以下、ちょっとネタバレになるかもしれません。

本作の本編上映前に「エンドロール後に衝撃の事実が明かされます」
「エンドロール後まで席を立たないでください」と注意書きが表示されます。
何かすごいドンデン返し映像でもあるのかと思いきや、
続編(シリーズ第3段)の特報(文字のみ)でした。
いやいや…、続編があることは前作の日本公開時にはもう決まってたのは知ってるし、
こんなことを仰々しく発表するなんて、ちょっと拍子抜けしました。
どのみちエンドロール後まで席を立たないことが常識だと思っているボクはいいけど、
一部のせっかち(?)な人達はそのスカシが癪にさわったようで、
劇場でも罵ってたし、ネット上のレビューでもそのことを叩く人が多いです。
このスカシを提案した人は、一種のジョークのつもりだったでしょうが、
そんなことで作品の評価が下げられたら勿体ないですよね。

ただボクも、その「衝撃の事実」に拍子抜けしたことは間違いないんですが、
続編が世界同時公開になることは予想してなかったので、少し嬉しかったです。
わざわざ世界同時公開にするんだから、ネタバレ厳禁のすごい真相とかありそうです。
本作で真相を必死にミスリードさせようとしていたので、大方想像はつきますが…。
ケイティのその後や、彼女に憑りついている悪魔の正体が明かされるのかな?
たしか邦画リメイク版『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』によれば、
ケイティは交通事故で死んで、悪魔は日本にくることになってましたよね?
まさかそれがオフィシャル設定ってことは考えにくいですが、
もし仮にそれが踏襲されるなら、青山倫子が出演するかもしれませんね。
続編『Paranormal Activity 3(原題)』は今年のハロウィン・シーズンに公開です。

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