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ウッドストックがやってくる!

ボクは映画雑誌が好きなんで、映画雑誌が選ぶベストテンなども楽しみにしてるんですが、
これらの結果を見ていると、つくづく映画の良し悪しなんて見た人次第だなぁと思います。
なんか全く共感できないベストテン(&ワーストテン)ばかりです。
「映画芸術」のベストテンなんて、意図的にマイナー映画集めただけみたいだし、
「キネマ旬報」は娯楽映画を完全に忌避してるし、
逆に「映画秘宝」は娯楽映画やバイオレンス映画に寄りすぎで、
なんかあまりフェアな感じがしないんですよね。
一般的な観客がちゃんと面白いと思えるもののランキングがほしいです。
個人的にはぴあ映画生活のクチコミ満足度ランキングなんかは、
けっこう実態に則しているような気がしますが、
まだまだ映画ファンによるランキングって感じがします。

国内外の映画賞なんかもそうで、すごい賞を受賞したりノミネートされた作品でも、
全然面白くないことなんてざらにありますよね。
世界三大映画賞でいえば、ボクはベルリン国際映画祭の作品は面白いと思うけど、
カンヌ国際映画祭の作品とは相性が悪いようで、全然面白くないです。
ホントに映画には絶対的な評価なんてありませんね。

ということで、今日はカンヌ映画祭に出品された映画の感想です。
今年観た映画では、初めて観て損したと思いました。

ウッドストックがやってくる!

2011年1月15日日本公開。
伝説のロック・フェス「ウッドストック・フェスティバル」の回顧録を映画化。

1969年夏、エリオット(ディミトリ・マーティン)はニューヨーク州ホワイトレイクの実家に戻る。かんしゃく持ちの母(イメルダ・スタウントン)と父(ヘンリー・グッドマン)が経営するモーテルが火の車だったのだ。借金返済に悩む彼はある日、ウッドストック・フェスティバルの開催許可が取り下げられたという記事を目にし……。(シネマトゥデイより)



まさかこんなに面白くないとは…。
本作は2009年のカンヌ映画祭のコンペ部門で上映されたけど、
その時のパルム・ドール(最高賞)に輝いたのは『白いリボン』でした。
『白いリボン』が超つまらない映画なんで、それに負けた本作も面白くなくて当然ですが、
ボクは音楽ものの映画が好きなんで、うっかり観に行っちゃたんですよね…。
それがそもそもの間違いで、本作は音楽フェスについて描かれた映画ではなかったです。

本作は伝説の音楽フェス「ウッドストック・フェスティバル」の誘致をした村の
商工会の会長エリオットによる回顧録を基に作られた映画です。
ただ「ウッドストック・フェスティバル」は音楽フェスというだけでなく、
カウンター・カルチャーの祭典という側面もあったようで、
本作はそちらの側面を強調して描かれています。
メイン会場でのライブシーンなんて全く出てこないし、
ジミヘンなど有名アーティストも一切登場しません。
期待していたような、音楽フェスの裏側を描いたような映画ではありませんでした。

ロック音楽もカウンター・カルチャーではあるんですが、
本作で主に描かれていたカウンター・カルチャーはヒッピー文化です。
特に大麻、LSDなど薬物を賛美するような内容でした。
そういう時代だったのかもしれないけど、みんな大麻吸ってるし、
主人公エリオットもフェスの真っ最中にLSDで幸せそうにトリップしちゃってます。
エリオットと彼の母親がケンカした時も、両親がハッシシ食べてラリったことで、
なんとなく「みんなハッピー」みたいな感じで話がまとまっちゃてるし…。
ボクは大麻や薬物に手を出すカス野郎が大っっっ嫌いなんで、
こんな薬物を賛美する映画には反吐が出ます。

予告編観た感じでは、さびれた村の村おこしに、ひとりの若者が立ち上がり、
伝説的フェスを誘致してしまうと奮闘するような、ワクワクする作品に思えたけど、
よく見たら本作のポスター(上の画像)って曼荼羅みたいですよね。
曼荼羅って言えばカウンター・カルチャーの象徴みたいなものだし、
本作を観る前にそのことに気が付くべきでした。

まぁ薬物のことは置いておくとしても、
主人公エリオットはゲイだし、母親は尋常じゃない守銭奴なんで、全く好感を感じず、
この主人公一家の活躍でフェスが成功しても、全然気分が盛り上がりません。
彼らだけでなく、フェスに会場を貸した牧場主など、
このフェスに賛同するやつらは利己的なやつばかりでイライラします。
フェスを見に来る50万のヒッピーどもも倫理的に問題あるやつが多いし、
なんか伝説と言われる「ウッドストック・フェスティバル」が
こんな腐ったイベントだったと知って、ちょっとショックでした。

本作はボクにとって不愉快極まりない映画ではあったものの、
退屈で死にそうだった『白いリボン』よりはまだマシだったかな…?

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