ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

ジョナ・ヘックス

しばらく映画館には行かないことにしているので公開中の映画の感想は書けません。
だから音楽とかゲームとかの感想でも書こうかと思ってトライしてみたんですが、
慣れてないことはなかなかうまくいかず、10行ほどで筆が進まなくなります。
かといって何も書かないと露骨にアクセス数が減るので、
DVDの感想でも書いてお茶を濁すことにしました。

DVDといえば、去年末に公開された『キック・アス』がもうレンタル開始になるんですね。
日本ではTSUTAYAグループのカルチュア・パブリッシャーズが配給した作品だから、
レンタル開始するのも早いんだろうな、と思ったら、
『キック・アス』のDVD販売元は東宝なんだそうで、なんか妙な感じです。
それなら初めから東宝が配給してくれてたら、全国の大型シネコンでも観れたし、
この作品の素晴らしさをもっと広めることができたのに…、と思います。
まぁ『キック・アス』はあわや日本公開を見送られるところだった作品なので、
小規模ながらも公開してくれただけでもありがたかったですが…。

ということで、今日はあっさり日本公開が見送られてしまった映画の感想です。
『キック・アス』同様、アメコミが原作でしたが、明暗分かれましたね。

ジョナ・ヘックス

日本劇場未公開、2010年12月22日レンタル開始。
DCコミックが放つ、アンチ・ヒーロー・アクション。

伝説的コミックとグラフィックノベルのページから現れ出た男、その名もジョナ・ヘックス(ジョシュ・ブローリン)。頬に傷のある風来坊にして、死の淵から生還した最強のバウンティハンター。彼から逃げおおせる者は誰ひとり…何ひとつない。暴力に満ち、神話と伝説に彩られた過去を持つジョナ。彼の半分はこの世界に、半分は”異界”に生きている。そんな彼にとって唯一の人間的つながりが、心に傷を負う娼婦のレイラ(ミーガン・フォックス)だった。そしてついに、ジョナの過去が彼に追いつく。合衆国の軍隊に捕まった彼は、交換条件を持ちかけられる。身柄を釈放する代わりに、危険なテロリストのクエンティン・ターンブル(ジョン・マルコビッチ)を捜し出し、その陰謀を阻止せよと。だが今や傭兵を集め、この世を地獄に変えようとするターンブルはまた、彼を亡き者にしようと執拗につけ狙う、ジョナの宿敵でもあった。(公式サイトより)



ボクはアメコミヒーロー映画にかなり好意的ですが、本作はまぁ面白くないです。
ハリウッドは空前のアメコミヒーロー映画ブームですが、
そのブームに乗っかって安易に制作された作品だと思います。
二大アメコミ出版社のひとつDCコミックを擁するワーナーは、
DC作品の映画化権を一手に持っているわけだけど、
ぶっちゃけ、クリス・ノーランの新『バットマン』シリーズにばかり力を入れていて、
他にもいっぱいいいコンテンツを持っているのに全く活かせてないです。
『RED/レッド』なんかは映画化権放棄して他社から公開されてますし、
本作は新『バットマン』シリーズのインターバルを埋めるために
繋ぎで作られたという印象を受けます。

日本で劇場公開が見送られたのは、主人公ジョナ・ヘックスの顔が
半分ケロイド状態なので、大人の事情で配慮したのかと思っていたのですが、
この出来では単純に「公開する価値なし」という判断だったのでしょう。
ボクはアメコミ映画大好きだし、なるべく劇場で観たい派ですが、
本作に関しては日本の配給会社の判断を支持したいと思いました。

面白くないといっても、内容が酷いというわけではなくて、
ひとりのアウトローが家族を殺された復讐するという西部劇で、
ただ単にベタベタなストーリーで退屈です。
まぁアメコミヒーロー映画ってのは基本的にストーリーは単純なものです。
だから登場キャラの魅力が重要なジャンルなんですが、
本作はヒーローもヴィラン(敵役)もヒロインも全く魅力がありません。

ヒーローであるジョナ・ヘックス役には、『ミルク』や『ブッシュ』に出演し、
高い評価を得た屈指の演技派俳優ジョシュ・ブローリンだし、
ヴィランのターンブルは大物個性派俳優ジョン・マルコビッチだし、
ヒロインのライラはお騒がせセックスシンボルのミーガン・フォックスと、
キャスティングはなかなか頑張っていると思うんですが、
こんな豪華俳優陣で、なぜここまでキャラに魅力がないのか不思議です。
これは脚本が拙いせいもあるでしょうが、それ以上にこの原作コミックが
地味で魅力がないものなんじゃないかと思います。
DCコミックにはいっぱい映画化向きの作品があるのに、なぜこれをチョイスしたのか…。
地味で低予算で作れそうだからという理由で、安易に制作された気がします。

地味だと感じる要因の一つは、ジョナ・ヘックスの特殊能力です。
彼は死体と話せるという能力があるんですが、全くバトル向きの能力ではありません。
アメコミヒーロー映画ってのはなんだかんだでアクションシーンが見せ場だし、
そこでヒーローが常人離れした身体能力を発揮するとか、特殊な武器を使うとか、
そういうのが楽しいんだと思うんですけど、彼の武器は銃やナイフと超地味です。
凄腕の賞金稼ぎという設定ではあるんですが、普通の人間の悪者相手に苦戦するし、
ただ顔が怖いだけで、ぜんぜん強そうじゃないです。
でも冒頭の、馬に装着したガトリング砲を乱射するシーンなんかは、
西部劇ではまず見たことない画的に斬新な演出で面白かったので、
もっと乗馬状態で戦うシーンがあったら面白かったんじゃないかと思います。
馬だけじゃなく犬やカラスとも縁のあるキャラらしいので、
その辺りをもっと活かしてもよかったんじゃないかな?

DCコミック映画の大本命である『バットマン』最新作は来年公開予定です。
去年のDCコミック映画は本作だけでしたが、今年は『グリーンランタン』が公開されます。
『グリーンランタン』は日本でも公開されることが決まっているようなだし、
本作ほど悪くはないと期待しています。
クリス・ノーラン制作、ザック・スナイダー監督の新『スーパーマン』も、
数年のうちに公開されると思いますが、それも楽しみですね。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/418-0366712b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad