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相棒-劇場版Ⅱ-

超大作『トロン:レガシー』ですが、あれだけディズニーやら映画館が宣伝してるのに、
初登場が4位、次週が5位と、興行成績のトップ3にも入らないことに驚いています。
前作が日本ではマイナーすぎたんですかね?
それにしても日本ではテレビ番組の劇場版が強いです。
先週末も『相棒』の劇場版がダントツ1位を飾りましたが、
まぁ人気あるドラマだし視聴率もいいから、その結果は納得できますが、
2位がまさかの夕方のアニメ『イナズマイレブン』ですよ。
さらにその前の週は朝に放送してる『仮面ライダー オーズ』が初登場1位ですよ。
どちらもレギュラー放送はたぶん視聴率2桁もいけてないんじゃないかなぁ?
とりあえずテレビ番組の劇場版なら何でもヒットするんじゃないかって感じです。
仮面ライダーと同じ特撮ヒーローものでも、テレビでレギュラー放送してない
『ウルトラマンゼロ』の映画は初登場10位でしたからね…。

ということで、今日は先週末1位だったテレビドラマの劇場版の感想です。

相棒-劇場版Ⅱ- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜
相棒II

2010年12月23日公開。
10周年を迎えた人気刑事ドラマ「相棒」シリーズの劇場版第2弾。

田丸警視総監(品川徹)、長谷川副総監(國村隼)をはじめとした警察幹部12名が、警視庁本部内で人質に取られる事件が発生する。偶然にも犯人と遭遇した神戸尊(及川光博)とその連絡を受けた杉下右京(水谷豊)の特命係の二人は独自に情報収集を進め、籠城(ろうじょう)犯が元警視庁刑事の八重樫(小澤征悦)だという事実を突き止める。(シネマトゥデイより)



なんか思ってたのと違う…。 でも面白かった。

『相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン』は、
初めての劇場版ということもあってか、レギュラーメンバー総出演で、
ファンサービスがテンコ盛りのお祭り映画だったので、
ファンを中心に東映系では異例の大ヒットを記録しましたよね。
翌年スピンオフとして『鑑識・米沢の事件簿』が公開になりましたが、
どうもマンネリ化してしまっていたのか、内容も成績もお寒い感じに終わってしまい、
それでケチがついたのか、『相棒』のレギュラー放送も、斜陽してきたように思います。
そのテコ入れに行われたのが、まさかの主演交代劇ですよね。
杉下右京(水谷豊)の相棒だった亀山薫(寺脇康文)が降板し、
新たに相棒として神戸尊(及川光博)が登場するという一大方向転換です。
さすがに(ボクを含め)ファンからはかなり抵抗があったようですが、
そのショック療法が功を奏し、現在放送中の第9シリーズは過去最高の平均視聴率に。
マンネリ化してたとはいえ大人気シリーズだったドラマに、
こんな大胆な変更をできる、制作サイドの攻めの姿勢には感服するし、
それが『相棒』の魅力でもあるんだなと感じました。
そして、その攻めの姿勢は本作でも貫かれています。

もうファンの人はみんな観たと思うので、書いちゃってもいいと思うけど、
本作でシリーズのキーマンである小野田官房長(岸部一徳)が死亡するんですよね。
劇場版方式の作品でそんなことって前代未聞じゃないですか?
普通継続中のドラマやアニメの劇場版ってのは、外伝的な位置づけでつくられるものです。
劇場版でシリーズの根本を揺るがすような展開は全く予想外です。
官房長はレギュラー放送に毎回出るわけじゃないけど、
杉下右京や特命係とは因縁浅からぬ存在で、物語上かなり重要な役割です。
いやぁ、ショッキングな展開でした。

でも、劇場版でこんな大胆なことをするなんてとても興味深いことですが、
基本的には劇場版がレギュラー放送に影響を与えるようなことはタブーですよね。
全員が劇場版を観る人ばかりじゃないし、レギュラー放送しか見てないファンに失礼です。
というか、すでにテレビ放映されることを念頭に置いて制作されているようで、
映画ファンに対しても失礼だと思います。
まぁ実際に1年も待たずに地上波初放映されると思いますけど…。
それまで本作を観ない人は、「最近小野田官房長出ないなぁ?」と思うんですかね。
しかし、杉下右京との因縁とかすべて語られないまま殺しちゃって、
今後のシリーズ運営は大丈夫なんですかね?
こんなタイミングだと、岸部一徳を降板させるために殉職させたような気がします。
相棒の交代劇にしても、こんなに何でもアリなら、
今後の展開次第では杉下右京が死んでもおかしくない気すらします。
さらに気の抜けないシリーズになりましたね。

その衝撃的な展開は本作の終盤なんですが、それまでのストーリーはイマイチ。
まず期待してた展開と全然違ったというのがあります。
「警視庁占拠!特命係の一番長い夜」なんてサブタイトルだから、
警視庁がテロリストに占拠されて、杉下右京が得意の推理とネゴシエイションで、
事件を解決する一夜の出来事を壮大に描いた作品だと思うじゃないですか。
ところが一夜どころか何夜にもまたがる物語で、占拠事件も序盤で解決しちゃいます。
しかもそれは杉下右京の力によるものではありません。
杉下たち特命係は、興味本位でその占拠事件の犯人の動機を調べるうちに、
警視庁幹部たちの暗部を知ってしまう…、というのが本作のメインで、
こんなサブタイトルは"看板に偽りあり"です。

『相棒』に限らず、刑事ドラマってのは、政治家や警察官僚などの陰謀絡みの事件だと、
大抵有耶無耶で終わっちゃうんですよね。
そんな国家権力の横暴みたいな展開は、リアルなんですがスッキリしません。
本作はまだ頑張っている方ですが、やっぱり有耶無耶で終わってしまっているのも、
ちょっとモヤモヤして鑑賞後感にシコリを残しています。
あと、物語上の重要人物に露骨に有名俳優使いすぎていて、犯人丸わかりです。

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