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シュレック フォーエバー

『トイ・ストーリー3』『ヒックとドラゴン』『怪盗グルーの月泥棒 3D』…。
今年はホントにCGIアニメーション映画が熱かったです。
上記の3作品は実写映画を含めても年間ベストになってもおかしくないレベルだし、
他にも『9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~』や『きかんしゃトーマス』も佳作でした。
まぁ当然『ガフールの伝説』や『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』のような、
ちょっと残念な作品もありましたが、全体的には超当たり年でした。

中でも『トイ・ストーリー3』のヒットは記録的でしたね。
4億ドルを超える興行収入を叩き出し、全米映画史上9位の歴史的ヒットです。
実写映画も含めたランキングでアニメが9位ってすごくないですか?
ところが上には上がいるんですよね。
過去にこんな超ヒット作でも超えられない記録を叩き出したアニメ映画がありました。
それが2004年の『シュレック2』です。
(本国以外ではあまり人気がないため、全世界興収では負けてますが…。)

ということで、今日は史上最強アニメシリーズの最新作の感想です。

シュレック フォーエバー

2010年12月18日日本公開。
ドリームワークスの看板人気アニメ・シリーズ第4弾にして最終章(?)。

子宝にも恵まれ幸せでのどかな毎日を過ごすシュレック一家だったが、シュレックは怪物として過ごしていた自由な日々を懐かしんでいた。そんな時、「遠い遠い国」の王座を長い間狙っていたペテン師の魔法使いランプルスティルスキンのワナにはまり、ある契約書にサインしたシュレックは、異次元の世界に飛ばされてしまい……。(シネマトゥデイより)



とりあえずシリーズ最終章ということになってますが、
多少落ち目とはいえ、超ドル箱作品をこんなに簡単に見切りつけるかな?
ドリームワークスからは来年はスピンオフ『Puss in Boots』が公開されるらしいし、
『ヒックとドラゴン』や『カンフーパンダ』のシリーズ化が控えてるから、
スケジュール的に一時お休みってことになりそうだけど、
またすぐに再開すんじゃないかな?

というのも、本作は最終章とするには何か中途半端なストーリーで、
もしホントに完結させるなら前作の時点で終わらせた方がいいような内容だったからです。
だって、まさかのパラレルワールド展開ですよ。
こんなの一種の夢オチみたいなもんで、シリーズ大団円って感じじゃないです。
まぁ前作までの3部作のオマケと思えば、こんなもんかもしれないけど…。

ストーリーとしては十分面白いけど、なんだか今までのシリーズとは違う印象。
毒が薄いというか、普通のファンタジーアニメになったような感じです。
その原因は何かと考えてみると、パロディ要素が控えめになったためだと思います。
もともとディズニーアニメを揶揄するような童話やおとぎ話のパロディや、
『スパイダーマン』など大ヒットした映画のパロディが満載の、
大人も楽しめるちょっとシニカルなこども向けアニメだったんですよね。
そのパロディ部分を薄めてしまったために、対象年齢がやたら下がった感じがします。
童話からの新キャラも、今回はハーメルンの笛吹き男だけじゃないかな?
なんでそうなったかは明確で、本作は今までの『シュレック』シリーズの、
セルフパロディになっているからでしょう。
だから新キャラもほとんどいないんですね。
本作の悪者であるランプルスティルスキンも一見新キャラのようですが、
実は前作『シュレック3』に端役で登場してます。
チャーミング王子が率いる悪者軍団のひとりだったのですが、
結局彼だけ改心しなかったわけですね。
(元はグリム童話に出てくるドワーフらしいです。)

ランプルスティルスキンの魔法の契約により、自分のことを誰も知らない
パラレルワールドに飛ばされてしまったシュレック。
元の世界に戻るためには、妻であるフィオナとキスする必要があるが、
当然彼女もシュレックのことを知らず、無下にあしらわれます。
シュレックはもう一度フィオナに好きになってもらう必要があるわけですが、
契約期間がたったの1日で、それを超えるとシュレック自身が消滅するというルール。
話がかなり駆け足になるのは仕方ないことです。
ですが、その短い時間をフィオナとの関係にばかり費やしてしまっているため、
相棒のドンキーや長靴を履いた猫との友情が疎かになっているように感じます。
ゆえにこの2匹の扱いがどうも小さく、なんだか残念。
『シュレック』シリーズって、基本的にシュレックとドンキーのW主演で、
そこに2作目から猫が加わって、トリオでの冒険映画って感じだったじゃないですか。
しかし本作はシュレックとフィオナの恋愛映画という感じで、ちょっと違和感が…。
ドンキーや猫でさえそんな扱いだから、シリーズの名物脇役である
ピノキオやクッキーマンたちなんて、いてもいなくてもいいような扱いです。
最終作にするなら、もっとレギュラーキャラを丁寧に描いてほしかったかな…。

今年は他のCGIアニメがすごかっただけに、見劣りは否めませんが、
まぁ次作『Puss in Boots』がどんな形の作品になるのかはわからないけど、
『シュレック』サーガはまだまだ続くと思われるので、
本作を最終作と思わずに、シュレック自身のスピンオフ的な外伝として観れば、
この程度の出来でも及第点かなと思えました。

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