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GAMER

ウチのブログは今では映画感想ブログになってますが、
もともとはオンラインゲームのユーザー・イベント用に立ち上げたものです。
ちょっと前まで、そのくらいオンラインゲームにハマってる時期もありましたが、
最近はなかなか時間が作れなくて、出来なくなりました。
それに今のボクはあまり実生活が充実してないので、
いったんオンラインゲーム始めてしまうと、現実逃避してしまい、
バーチャル世界から抜け出せず、ネトゲ廃人化する惧れがあるんですよね。
映画もある意味バーチャルで、現実逃避のために観てる感は否めませんが、
いくらハマっても、2時間そこそこで現実に引き戻されるんで安心です。

ということで、今日はオンラインゲームが舞台の映画の感想です。

GAMER

2010年12月3日日本公開。
オンラインゲームを題材にしたサスペンス・アクション。

天才クリエイター、キャッスル(マイケル・C・ホール)が開発したオンライン・ゲーム“スレイヤー”では、生身の人間が遠隔操作され、激しい戦闘を繰り広げていた。無実の罪で投獄され、スレイヤーの戦士となったケーブル(ジェラルド・バトラー)は、30回勝ち抜けば釈放という条件にあと1回と迫り、世界中の注目を集めていたが……。(シネマトゥデイより)



本作は、『HALO』や『BATTLE FIELD』といったFPS(一人称視点シューティングゲーム)や、
『Second Life』のような仮想コミューン系のオンラインゲームで、
もしゲームの中のプレイヤーキャラが生身の人間だったら?、という内容のSFです。
日本でオンラインゲームといえば、RPG系が多く、FPSや仮想空間系のゲームは、
一部のコアな人たちしかやってないというイメージがありますが、
そのためか本作は全米公開後なかなか日本公開が決まりませんでした。
全米公開から1年以上経過し、「DVDスルーかな?」と思い始めた頃、急に日本公開が決定。
たぶんゲームの中の物語繋がりで、注目作『トロン:レガシー』に便乗したんでしょう。
なんにしても、楽しみにしてた作品なので公開されて良かったです。

2034年、世界は天才クリエーターのケン・キャッスル(マイケル・C・ホール)の作った
ネット上の仮想環境「ソサエティ」に夢中。
ただし「ソサエティ」は現実に設置された区域にあり、アバターたちは実は生身の人間。
彼らはナノマシンを脳に注入され、プレイヤーによってパソコンで遠隔操作される。
一躍時の人となったケン・キャッスルは、そのシステムを応用し、
新しいオンラインゲーム「スレイヤー」を開発。
「スレイヤー」はリアル系FPSで、ネット上で毎日激しい銃撃戦が繰り広げられているが、
もちろんこちらのプレイヤーキャラも生身の人間であり、銃撃されたら当然死にます。
そのためプレイヤーキャラは死刑囚から選ばれ、
本作の主人公ケーブル(ジェラルド・バトラー)もそんなプレイヤーキャラのひとりです。

死刑囚はプレイヤーキャラになる見返りに、戦闘で30回勝ち残れば釈放されます。
でも激しい銃撃戦の中で生き抜くのは困難で、だいたい10戦程度でゲームオーバー(死)。
そんな中、ケーブルはすでに27戦勝ち抜き、初の30回クリア目前です。
この模様は全世界にテレビ放映され、ケーブルやそのプレイヤーに注目が集まります。
しかし、このゲームの開発者であるケン・キャッスルには秘密があり、
その秘密を握っているケーブルを生かして釈放するわけにはいかず、
残りの戦闘で何とかゲームオーバーさせようと画策する、…という物語。

最近では『アバター』とか『サロゲート』とか、
アバター(自分の分身)を遠隔操作する作品が多いですが、
本作のように、アバターが生身の人間という設定は面白いです。
「スレイヤー」のように、他人を操って殺し合いをするという設定は特に珍しくないけど、
仮想空間「ソサエティ」の方は興味深いですね。
匿名性が高く、倫理観の欠落しがちなネット上なので、そこら中で公然猥褻しまくりです。
日本のオンラインゲームだと規制が厳しくて猥褻な行為は難しいけど、
それでも禁止ワードを掻い潜って下ネタ叫んでるアホとかいますよね。
まぁ「ソサエティ」は規制が全くない仮想空間とはいえ、
あそこまで卑猥なプレイヤーばかりなのはリアリティに欠けますが、
ジーッと突っ立てると思ったら急に走り出すキャラとか、延々と踊り続けるキャラ、
キャラは美女なのに、プレイヤーはキモオタネカマみたいな、
ネトゲあるあるも満載で、オンラインゲームやったことある人なら面白いと思います。

肝心の「スレイヤー」の方は、倫理的に問題ありすぎて更にリアリティに欠けますが、
オンラインのアクションゲームを快適にプレイする上での課題のひとつである、
タイムラグの問題が設定に取り入れられているのは面白かったです。
ボクのパソコンはスペックが低いために、よくラグには悩まされました。
たぶん『FFXIV』みたいな最新のネトゲだと、もうまともに動かせないでしょうね…。
本作中では"ピング"と呼ばれ、プレイヤーの命令をキャラの体に伝達する間のラグです。
アクションゲームでラグがあるとかなり厄介で、
特に本作みたいな一瞬の判断が命取りになるFPSにとっては致命的。
開発者ケン・キャッスルはケーブルを始末するために、
プレイヤーから操作されず、自分の意志で動ける男を使い、ケーブルを殺そうとします。
ラグを解消すべき立場の開発者が、ラグを逆手に取るところが面白いですね。

主人公ケーブルを操作しているプレイヤーは、17歳のサイモン(ローガン・ラーマン)。
ふつうの少年ですが、なぜ彼が前人未到の記録を打ち立てるほど強いのか疑問です。
コントローラーやキーボードを使ったゲームならいざ知らず、
体感ゲーム形式の「スレイヤー」だと、ある程度戦場の知識や経験がある方が強いはず。
ただゲームオタクなだけで強いというのは納得いきません。
その上ケーブルは、サイモンの操作を離れても無茶苦茶強いです。
サイモンの腕があってこその27連勝でないといけないのに、なんか微妙ですよね。
ストーリー的にも早くも中盤でケーブルはサイモンの遠隔操作から解放されてしまい、
その後はあまりオンラインゲームという設定が活かされない展開になります。
そうなるともう単なるアクション映画です。
最後の決着を前に、ケーブルは再びプレイヤーキャラになってしまいますが、
この辺の展開はゲームシステムのハッキング合戦みたいな感じになって、
設定が複雑になってくるし、結局決着を付けたのは、ケーブルの自由意思なのか、
サイモンの操作によるものなのか、それともケン・キャッスル自身だったのか、
ボクにはよくわかりませんでした…。

あとアクションシーンですが、場面が目まぐるしく変わりすぎて、
なんだか激しい戦闘だということはわかるんですが、動体視力が付いて行かず、
何が起こっているのか非常にわかりずらい上に、目がめちゃめちゃ疲れます。
本作の監督の過去の作品である『アドレナリン』シリーズでも似たような演出でしたが、
本作はせっかくFPSを題材にしてるんだから、
アクションシーンもゲーム画面のように一人称視点で描けば面白いのに…。

世界観は興味深いのに、ストーリーなど他が全然ダメな作品でした。

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