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マリア様がみてる

ボクが映画が好きで毎週のように映画館に行ってることは職場の人も知っているので、
よく「先週何観たの?」とか「今週何観るの?」とか聞かれます。
で、正直に答えると怪訝な顔をされることが往々にしてあります。
まずアニメ映画はダメですね。
ジブリやピクサー以外は「大人のくせにそんなの観るの?」って思われます。
アニメ映画じゃなくても『ハリー・ポッター』みたいな超有名なものでも、
「いい大人の観るものじゃない」という偏見を持たれることがあります。
ラブコメや恋愛映画もダメですね。
『ナイト&デイ』や『エクリプス』級の大作でも「男のくせに?」的な扱いです。
(まぁデートという名目にしとけば問題ないんですが…。)
一番多いのは「そんな映画知らない」って反応です。
信じられないことに『ソウ』や『インセプション』さえ知らない人がゴロゴロいます。

とりあえず映画の話題振っとけばボクが食いつくと思ってるんだろうけど、
だいたいウンザリすることが多いので、もう正直に答えることはほとんどなくて、
むしろボクが相手の趣向に合わせて答える映画を選択している状態です。
とはいえ、中には誰にも話せない映画ってのもありますよね。
そういう作品はココでしか語れないので、矮小だけどブログやっててよかったです。

ということで、今日は偏見が怖くて誰にも話せない映画の感想です。
アニメとかマンガとか、サブカルに詳しい(オタクの)友達でもいたらいいんだけど…。

マリア様がみてる

2010年11月6日公開。
累計発行部数540万部の大人気ライトノベルを実写映画化した学園コメディ。

長い歴史と伝統を誇る名門女子私学、リリアン女学園に通う祐巳(未来穂香)は、あることがきっかけであこがれの上級生・小笠原祥子(波瑠)と出会い、“妹”になる申し出を受ける。淑女としてのたしなみを直接学べる“姉妹の契り”を交わすことは下級生にとってステータスで、あこがれの祥子に指名された祐巳は浮き足立ってしまう。(シネマトゥデイより)



本作のタイトルは何故か知っていたものの、原作もアニメなど関連作も知らず、
一体どういう話なのかも全く知らなかったのですが、
劇場に貼ってあるポスター(上の画像と同様のもの)が放つ、
ピンク色のオーラに引き寄せられ、ついつい観てしまいました。
でも内容は期待していたほどピンクでもなく、至って健全な学園ドラマ。
何を期待してたんだって話ですが、それでもそれなりに面白かったので、
残念な気持ちにはなりませんでした。
後からわかったんですが、てっきり萌えアニメか萌え漫画が原作なのかと思ったら、
少女向けライトノベルが原作の作品だったんですね。
どうりで女性客が多かったわけです。(とはいえ、半数は男の客でしたが…。)

健全な学園ドラマでしたが普通の学園ではないです。
舞台はお嬢様学校で、しかもミッションスクール。
外から見ると異様に感じるほどの独特の規律が当たり前のように守られ、
ここの卒業生は社会に出て浮かないのか心配になるくらいに変な学校です。
一番の特徴は、スール(姉妹)制度と呼ばれるシステムで、
上級生と下級生が儀式により姉妹の契りを結び、姉が妹を指導するというもの。
先輩と姉妹同然になるなんて、かなりぶっ飛んだ制度だなと思ったんですが、
女子高だとそれに近い制度が全くないわけではないみたいですね。
ボクは男子高だったんで、先輩なんて目の上のタンコブでしかなかったし、
後輩もかわいがってやろうなんて全く思わなかったし、
男子高にそんな制度があったらキモチワルイです。
でも思い返してみると、小学校の時にそれに近い制度がありました。
強制的に上級生が1人の下級生を1年間面倒みるという規則でしたが、
ボクの受け持ちがどういうわけか実の弟に当たってしまい、全然意味なかったです。

…と、そんな思い出話は置いといて、
男子高出身のボクからすると、女子高ってだけでも異世界なのに、
さらにお嬢様学校でミッションスクールですからね。
生徒はハイソなクリスチャンばっかりで、喋り方から何からファンタジーの世界ですよ。
その学園の生徒会に当たる組織を山百合会と呼び、そこの役員を薔薇様と呼びます。
その中心人物と思しき人が"ロサ・キネンシス"。
外人の名前じゃないですよ。敬称というか、役職名みたいなもんです。
その人とスール関係の妹にあたる人は"ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン"と呼ばれ、
さらにその妹は"ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン・プティ・スール"…。
そんな舌噛みそうな呼称が公然と飛び交うエキセントリックな世界観です。
しかもこのシステムだと、どうやら生徒会は世襲されるみたいですね。
それも普通じゃないですね。

ただこのファンタジックでエキセントリックな世界観のおかげで、
リアリティが薄くなったことにより、いろんな粗をごまかすことに成功してると思います。
まず女子高が舞台ということで、1人を除きほぼ全ての登場人物が若い女の子で、
ほとんどがデビューしたばかりの十代の女優だと思うんですが、
(ボクが知ってる女優は1人もいなかったし…。)
やっぱりまだ演技が下手なんですよね。
主演の子でさえセリフが完全に棒読みなんですが、聞き慣れない独特のお嬢様言葉なため、
何が正解かわからず、あまり下手に感じません。
学園の制度や世界観にしたって、はじめはさすがに変な感じでしたが、
ファンタジーだと思えば自然と慣れてきて、受け入れることができます。
ファンタジー作品はその世界観を受け入れられるかどうかによって、
観客の評価が左右されますが、その点本作は自然に受け入れられるうまい演出でした。
まぁ本作はファンタジーじゃなくて、学園コメディなんですけど…。

本作は"ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン"の祥子(波瑠)と、
彼女の妹候補になる祐巳(未来穂香)のW主演です。
基本的に全キャスト美少女ばかりですが、この祐巳はかなりかわいかったです。
祥子と1学年違いには見えないどころか、高校生はおろか中学生にも見えない女の子で、
ちっちゃくて、演技がコミカルで、いつもビックリしたような顔をしてるのが印象的。
やたら目力がスゴくて、吸い込まれそうな感じです。
でも萌えるという感覚とはちょっと違って、小動物的なかわいさといった感じです。
この子なら性格冷たそうな祥子でも思わず情が移りそうなのが理解できるし、
原作の祐巳を知ってるわけじゃないけど、ピッタリなキャスティングじゃないかな?
祐巳だけじゃなく、他の子も各々ハマリ役だったと思います。
碓井将大演じる柏木優は唯一の男性キャストで、
モテモテのおいしい役かと思いきや、酷い役でした。
でもこう女の子ばかりだと、男が一人いるだけでも映画として妙な安心感を感じますね。

映画観てちょっと興味を持ったけど、いきなりライトノベルは敷居が高いので、
ネットカフェでコミカライズされたやつを読んでみようかな?

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