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ラスト・ソルジャー

こんなこと覚えてる人なんていないと思うけど、まず言い訳から。

先月の『TSUNAMI -ツナミ-』の感想の記事で、
尖閣諸島問題における中国の横暴さに憤りを感じ、
ささやかな抵抗として中国映画の不買運動を宣言したのですが、
せっかく今日は映画が1000円で観られるTOHOシネマズ・デイが、
週末と重なったラッキーな日程なのに、他に何も観たい作品がなかったので、
ついつい中国映画を観てしまいました…。
尖閣諸島問題以前から観たかった作品ではあったので、我慢しきれず…。
今は中国に対してと同じくらい、北方領土問題におけるロシアの強引さにも憤ってますが、
正直『チェブラーシカ』も観に行きたいと思っています。
(厳密には今度の『チェブラーシカ』は邦画になるんですけど。)
まぁ今回に関しては、今週の公開作品がショボイのが悪いということで…。

ということで、今日は中国映画の感想です。

ラスト・ソルジャー


2010年11月13日日本公開。
ジャッキー・チェンが原案、主演、製作、武術指導を務めたアクションムービー。

戦国時代の中国、厳しい戦いを生き延びてきた梁の兵士(ジャッキー・チェン)は、敵国・衝の負傷した若き将軍(ワン・リーホン)を捕らえる。報酬目当てに捕虜として連れ帰り、故郷で平和に暮らそうともくろむ兵士だったが、その道中をさまざまな障害が阻む。さらに将軍を暗殺しようとする衝の捜索隊まで現れ、兵士は将軍を命懸けで守る羽目に……。(シネマトゥデイより)



今年日本で公開されるジャッキー・チェンの映画はこれで3本目です。
ちょっとしたジャッキーの当たり年ですね。
本作は中国映画ですが、本作以外の2本はハリウッド映画でした。
ハリウッド進出30周年記念作『ダブル・ミッション』は、出来も興行成績も残念な結果で、
「もうジャッキーもおしまいかな?」なんて思ってしまいましたが、
続いて公開されたウィル・スミス制作のリメイク版『ベスト・キッド』が大ヒット。
全米ではカンフー映画歴代2位の好成績を叩き出し、面目躍如しました。
ただ日本人としてはオリジナル版からの変更点がちょっと引っかかるのか
全米の熱狂からすると日本での成績はやや冷ややかでしたが、
中国人にとっても気に入らない内容だったみたいです。
まぁ中国人はもともとジャッキーのハリウッド映画には否定的みたいだし。
そんな中、本作は中国でジャッキーの出演作歴代最高の大ヒットを記録したそうです。

物語の舞台は秦が統一する直前の戦国時代の中国。
有力国だった戦国七雄の他にも小さい国が存亡を賭けて戦をする群雄割拠の時代。
そんな中、衛という国が梁という国に急襲を掛けるが、なぜか逆に梁の待ち伏せに合う。
激しい戦いの末、両軍は全滅していまう。
死んだふりをして戦を逃れた梁の脱走兵(ジャッキー・チェン)は、
戦場で見つけた負傷した衛の将軍(ワン・リーホン)を縛り上げ、
捕虜として梁に持ち帰り、褒美をもらおうと考えるが、
なぜかその将軍は衛の王族から命を狙われており、
脱走兵と将軍は2人で衛の追っ手から逃げることに…。

片や衛の気高く勇猛な将軍、片や梁の元農民の腰抜け脱走兵。
国も身分も年齢も全く違う二人が、時に協力し、時に欺きあいながら逃走を続け、
次第に2人の間に絆が生まれてくるという、ジャッキーがハリウッド映画でよくやる、
デコボココンビの友情ものアドベンチャーですね。
かなり脚本が練り込まれてあって、伏線がきれいに張り巡らされてあって、
ラストに向けてどんどん盛り上がっていく、ハリウッド的な娯楽作品だと思います。
この辺はジャッキーのハリウッドでのキャリアがいい形で出てるんじゃないかな?

印象は中国の好きな歴史もの武侠映画って感じですが、
ジャッキー演じる梁の脱走兵は特に武術に長けているわけではなく、
戦でも誰も殺さず、死んだふりなど小賢しい作戦で生き残るダメ兵士です。
そこが他の武狭映画と違い、コミカルでおもしろいです。
もちろん主演はジャッキーなので、カンフーぽいこともしますが、
強いというよりも、器用で素早しっこいといった感じのアクションです。
しかし彼は心から平和や祖国や家族を愛する優しい男で、
そんな彼の奮闘にちょっと熱くなります。
衛の将軍も、その兵士は自分を捕虜にして敵に引き渡そうとする憎き相手ですが、
平穏を願う兵士に感化され、次第に気持ちに変化が…。
そんな2人の友情や義の心に感動を覚えます。
なかなか笑えるし、最後は感動できるし、ちゃんとアクションもあるし、
今年の3本のジャッキー映画の中では一番面白かったんじゃないかな?

余談ですが、『レッドクリフ』とかでもそうだけど、中国の武狭作品見てると、
中国人ってホントは仁義に厚い民族なんじゃないかと思うんですが、
現代の傲慢なカス野郎ばかりな中国人とのギャップが凄まじいですよね。
もともと儒教の国だし、歴史書なんかでも、聡明で仁義に厚い人物ばかりなのに、
そんな偉大な人たちの遺伝子は紀元前に全部滅びちゃったんですかね?
そして後にはアホとカスばかりが残ったと…。
よく、もし三国時代に蜀が中国統一してたら、今の中国はかなりマシな国だったはず、
なんてことが言われますが、それもあながち間違ってない気がします。
本作は三国時代よりも古い戦国時代ですが、衛の将軍が劇中のような人物だったとして、
もし秦ではなく衛が統一してれば、中国は素晴らしい国になったでしょうね。
まぁそこは日本の歴史でも同じで、義に厚い国や人物はなかなか生き残れませんね。

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