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マチェーテ

ボクはアラサーですが、若く見られることが多いです。
大学生に間違われることはしょっちゅうなのですが、
昨日18禁の映画を観に行った時に、身分証明を求められました。
今までも18禁の映画は観に行くことはあったけど、
いつもはすんなり入れたのでちょっとビックリです。
さすがに高校生以下には見えないと思うんだけど…。

でも若く見られるのは悪い気はしません。
特にボクは内面も年齢に見合ったものではないので、
まだしばらくは若輩者として扱われている方が何かと好都合です。
いい大人が観に行くには憚られるような映画でも、平気で行けるしね。
レッツ・アンチ・エイジング!

ということで、今日はその18禁映画の感想です。
18禁映画といっても、成人(ピンク)映画じゃないですよ。

マチェーテ
Machete.jpg

2010年11月6日日本公開。
ロバート・ロドリゲス監督によるB級アクション映画。

すご腕のメキシコ連邦捜査官マチェーテ(ダニー・トレホ)は、正義感の強さがあだとなり、麻薬王トーレス(スティーヴン・セガール)に妻子を惨殺されてしまう。3年後、テキサスに現れたマチェーテは極右の上院議員マクラフリン(ロバート・デ・ニーロ)の暗殺を依頼されるが、わなにはまったことから暗殺犯として追われる身となり……。(シネマトゥデイより)



本作は2007年公開の2本立てB級映画『グラインドハウス』の中で流された
フェイクの予告編を基に、長編映画として制作された作品です。
『グラインドハウス』はロバート・ロドリゲスの『プラネット・テラー』と、
クエンティン・タランティーノの『デス・プルーフ』の長編2本と、
実際には公開する予定のないフェイクの予告編4本からなる映画で、
30~40年代の2本立て興行をするB級映画の雰囲気を、再現してみようという企画でした。
日本ではその形式での公開は限定的で、後に長編2本が単独で公開されました。
(単独公開時はフェイク予告編は流れたのかな?)
ボクは長編2本はそれぞれDVDで鑑賞しましたが、予告編は収録されてなかった気がします。
だからそのフェイクの予告編の1本を長編化した本作の元ネタの予告編は観てないし、
その存在すら知りませんでした。
というか、フェイクだからジョークになるのに、
ホントに本編を制作して公開するなんて、ある意味ボケ殺しですよね。
…いや、それも含めて大ボケかな?

本作はB級映画の定番、エクスプロイテーション映画を再現(?)しようとした作品です。
エクスプロイテーション映画とは、観客から搾取する映画という意味で、
俗っぽく下品で粗雑な映画ということになるんですが、
娯楽映画なんて多かれ少なかれそういうものだし、だからこそ面白いんですよね。
本作はエクスプロイテーション映画のスタイルをトレースした作品ではあるものの、
映像には全くチープさがなく、バイオレンス・シーンは超A級です。
内容はB級映画のいいとこ取りで、映像は超A級。
さらに役者の超豪華とくれば、もう面白くないはずはないです。

エクスプロイテーション映画は、何の問題意識もなく観客のウケ狙いだけで
社会問題を取り入れる俗っぽい手法をを好んで使われますが、
本作もメキシコからの不法移民問題が取り入れられているけど、
監督やメインキャストがヒスパニック系アメリカ人だけに、
全く問題意識を持たないで制作されているわけでもなさそうです。
ただ、アメリカの不法移民問題なんて日本人にはちょっと馴染みがないですよね。
わかりにくいといえばわかりにくい気もするんですが、
基本的にはエクスプロイテーション映画ですから、あまり深く考えなくてもいいかな。
とにかくアメリカに不法入国し虐げられているメキシコ人が、
移民を差別し食い物にしているアメリカ人(白人)をぶち殺しまくるという、
痛快バイオレンスが見どころな娯楽作品ですからね。
もちろんエログロも満載です。

主演は監督の従兄弟であり、強力な個性を持つヒスパニック系俳優ダニー・トレホ。
その個性を武器にいろんな作品に出てるけど、いかんせんインパクトが強すぎるのか、
主演は本作が初めてなんじゃないかな?
すげぇ悪人面だし、放っておけば一生主演とは無縁そうな俳優だけど、
ジョークで撮られたフェイクの予告編で、ネタのつもりで主演に抜擢されたことで、
計らずも本作で主演を張ることになったという感じでしょうか。
…いや、フェイクの予告編に彼が主演したことで、観客に強烈なインパクトを残し、
大きな反響を得たから長編化することができたのかもしれないですね。

そんなダニー・トレホの持って生まれたインパクトもスゴイけど、
そんな彼が主演を張っても、決して食われてしまわない脇役たちがまたスゴイです。
まずトレホ演じるマチェーテの妻子を殺したメキシコの麻薬王にスティーブン・セガール。
久々の悪役としての登場ですが、彼の胡散臭い風体にはやはり悪役が似合います。
ラストのマチェーテとの対決では、日本刀を使ったセガール・アクションが炸裂です。
最期の死に様も圧倒的貫禄を見せてくれます。
そしてメキシコからの移民を虐げる悪い政治家役で、
なんと演技派の超大御所俳優ロバート・デ・ニーロが登場しています。
ジョーク企画とはいえ、こんなエクスプロイテーション映画に出演するなんて意外です。
役柄も一応悪のボスだけどちょっと情けない男で、死に方も無様で、さらに意外でした。

しかしそんな個性的な男性陣に負けず劣らず、女優たちが強く印象に残っています。
まず単純に、監督の女優のチョイスが超ボク好みです。
特にヒロインの2人の女優、ジェシカ・アルバとミシェル・ロドリゲスがエロカッコイイ。
どちらもヒスパニック系の女優ですが、ヒスパニック系女優は美形が多いです。
ハリウッドでチヤホヤされるブロンドの女優よりも、日本人の趣向に合いますよね。
クライマックスで、眼帯に黒ビキニで銃をぶっ放すミッシェル・ロドリゲスの勇士には、
おもわず見惚れてしまいます。
ジェシカ・アルバはヌードシーンもありますが、残念ながらあれは本人ではないらしく、
フェイクの予告編の映像を流用したものだそうです。
フェイクのつもりだったとはいえ本編制作が実現してしまったので、
律儀にも予告編映像は本編でも全て使ってるんだそうです。

ボクも観る前はどんな映画だかわからなくて、イチかバチかで観に行ったんですが、
かなり面白いバイオレンス・アクション映画だったと思います。
エログロが平気な人は絶対楽しめるはずです。
そして、今はジョークのつもりであろうラストの続編予告が、
またしても実現してしまうのを楽しみにしてます。

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