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怪盗グルーの月泥棒

大ヒットCGIアニメ映画『シュレック』シリーズは日本で12月公開予定の第4弾
『シュレック・フォーエバー』で最終回を迎えるわけですが、
第1作目の時はさすがに違和感を感じたダウンタウン浜田のシュレック役の吹き替えも、
いつのまにか違和感が消え、今では「シュレックといえばこの声!」という気さえします。
フィオナ役の藤原紀香の同様です。
シリーズを重ねても同じキャストで貫いたのがよかったんだと思います。
『トイ・ストーリー』シリーズの唐沢寿明や所ジョージ、
『マダガスカル』シリーズの玉木宏や柳沢慎吾やおぎやはぎ、
『アイス・エイジ』シリーズの爆笑問題太田光や竹中直人なんかもそうですね。

なので、キャストもオファーを受けた時は単発の仕事だと思っているだろうけど、
シリーズ化された場合でもちゃんと最後までやりきるという意思を持って、
オファーを受けてほしいです。
オファーする側も、安易にキャスト変更させるべきではないです。
『アイス・エイジ2』の久本雅美やオセロ中島知子、優香みたいな、
タレントの知名度を利用した単発起用は感心しません。

ということで、今日は『アイス・エイジ』のプロデューサーが制作した最新作の感想です。
笑福亭鶴瓶師匠が主役グルーの吹き替えを担当しています。
例のごとく、はじめは違和感がありましたが、
観終わる頃にはこれ以上のキャスティングはないと思えるほどになってました。
大ヒットしたため、おそらく続編が制作されますが、キャストは続投してほしいです。

怪盗グルーの月泥棒 3D

2010年10月29日日本公開。
あのユニバーサル・スタジオが贈る、全米No.1アトラクション3D。

史上最大級の泥棒を企てている嫌味な怪盗グルー。バナナでできた仲間のミニオンたちと共に、秘密基地のある家に住んでいた。月泥棒を企てるグルーたちだったが、ライバルの泥棒に大事な秘密兵器を盗まれてしまう。そこでライバルの家に出入りする孤児の3姉妹を利用しようとしたグルーだったが、なぜか3姉妹と共同生活を送ることとなり……。(シネマトゥデイより)



ボクは(ワーナー作品を除いて)CGIアニメーションにハズレなしと思っているんですが、
本作もその期待を裏切らないどころか軽く超えてくる名作です。
今年はピクサーの『トイ・ストーリー3』やドリームワークスの『ヒックとドラゴン』など
CGIアニメの超当たり年だと思うんですが、本作もその2作に比肩するほどの出来。
しかもそれがユニバーサル映画として初のCGIアニメだっていうんだからすごいです。
(ワーナーは論外としても)20世紀フォックスやソニーのCGIアニメはすでに凌駕してます。
といっても、制作してるのは『アイス・エイジ』シリーズのスタッフで、
製作総指揮のクリス・メレダンドリももともと20世紀フォックスの社員で、
『アイス・エイジ』シリーズや『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ』で、
20世紀フォックスのCGIアニメを支えてきた実績のある人です。
日本では彼は手塚×浦沢漫画『プルートゥ』の実写版を制作することでも有名ですね。
今後もユニバーサルで年1~2本ペースで作品制作を行うそうで、
CGIアニメ好きとしてはピクサーとドリームワークスの2強を震撼させる程の
新勢力が誕生したことは喜ばしいことです。

ピクサー作品や『ヒックとドラゴン』は何よりもストーリーを重視していますが、
本作はストーリーはファミリー向けコメディの王道的なもの。
偏屈な大人が、幼く純真なこどもたちと生活することになるドタバタ・コメディで、
こどもたちとの交流の中で情に目覚め、人生の大切なものに気付くというもの。
なので安定感はあるものの、『トイ・ストーリー3』や『ヒックとドラゴン』のように、
何よりストーリーが素晴らしいという作品ではないです。
本作の魅力は何といってもキャラクターです。

やはりパッと目に飛び込んでくるのは、本作のマスコット的キャラクターで、
やっぱりバナナから作られたモンスター軍団、ミニオンですよね。
100匹ちかくいるんですが、微妙に個体差があって、
後半ではなんとなく見分けられるようになってくるはずです。
それくらい個性的でよくできたキャラクターなんですが、
実はこのチビたちは、主人公の怪盗グルーの手下キャラが必要ということで、
後から付け足されたキャラクターらしいです。
いわば単なる脇役でしかないわけですが、それでもこれだけ魅力的なんだから、
本来のメインキャラたちが魅力的じゃないわけがないです。

主人公の怪盗グルーやライバルのオタク怪盗ベクターももちろんいいキャラしてますが、
本作の功労者は何といってもマーゴ、イディス、アグネスの幼い三姉妹です。
グルー含め、他のキャラはカートゥーン的なアメリカらしいデザインなんですが、
この三姉妹はむしろ日本人の感性に近い万人受けするデザインで、
バタ臭いのが苦手でドリームワークス作品を毛嫌いするような人でも、
きっと愛着が持てると思います。
しっかり者の長女マーゴや、やんちゃな次女イディスもそれぞれ魅力的ですが、
特に末っ子のアグネスは表情豊かで動きに愛嬌があってかわいらしく、
性格もホントにピュアで、すごく愛おしく思えるキャラクターに仕上がってます。
見た目のインパクトではミニオンの圧勝ですが、
最終的に印象に残るのはこの三姉妹ですね。
グルーの変な飼い犬カイルも、他の作品に登場すればインパクトのあるキャラだろうけど、
他の魅力あふれるキャラたちに囲まれていて、めっきり影が薄いです。
これだけ魅力的なキャラばかりだと、逆に勿体ない気すらします。

本作がピクサー作品や『ヒックとドラゴン』に勝っているのはキャラ力だけではないです。
本作はありそうで意外と少ない、デジタル3Dをフル活用したCGIアニメになってます。
CGIアニメはデジタル3D化するのは簡単ですが、だからこそ逆に内容で勝負するというか、
デジタル3Dはあくまで付随的なもので、2Dで観ても楽しめるようになってます。
(過去に3Dを強調した作品はソニーの『くもりときどきミートボール』くらいかな?)
しかし本作はデジタル3Dで鑑賞することを前提に制作されていて、
奥行きのある3Dで観て、はじめて楽しめるシーンが随所に入っています。
ジェットコースターを疑似体験できるシーンなんかはまさにそれですね。
他にも意外とすごいと思ったのが、エンディングでミニオンたちが
こちら(客席)に手を伸ばしてくるシーン。
客席のチビッコたちがミニオンと握手しようと、画面の方に手を伸ばしているのを見て、
本来3D映画が目指していた、映画館をアトラクション化するという目的を、
具現化したものなんじゃないかなと感じました。
アグネスやミニオンの可愛さはDVDやブルーレイでも堪能できると思うけど、
アトラクション的演出は劇場でなければ味わえないので、ぜひ劇場で観てください。

あー、もう一回観たい!

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