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REDLINE

今月からアニマックスでマッドハウス版『アイアンマン』放送されてますよね。
以降、マッドハウス版『ウルヴァリン』『X-MEN』と続くそうで、
マーベルファンとしては是非見たいんだけど、そんなにテレビアニメ見ないし、
それだけのためにアニマックスに加入するのは厳しいものがあります。
どこで放映されるのかも知らないけど、
本家マーベル×ディズニー版のアニメ『アベンジャーズ』も見たいなぁ…。
もっと日本でもアメコミの人気あったら、地上波でも見れたのかな?
そういえば、9月まで地上波で放送されてた『ヒーローマン』とかいうアニメって、
マーベル作品の原作者スタン・リーが原作だったんですってね。
あぁ、知ってれば見てたのに…。

ということで、今日はマッドハウスの最新映画の感想です。
マーベルじゃないけど、一部アメコミのオマージュが含まれた作品でした。

REDLINE

2010年10月9日公開。
『鮫肌男と桃尻女』の石井克人が原作・脚本を手掛け、
マッドハウスが映像化した体感型アニメーション映画。

見た目はリーゼントでクールに決めるがシャイな純情男のJPは、4輪ドライブのスペシャリスト。少年時代に一目ぼれしたソノシーの影響でレースを始め、宇宙最速の座を賭けた5年に1度の祭典、REDLINEを制することを夢見ていた。天才メカニックで親友のフリズビーたちの応援を受け、JPは、戦車さながらの武装改造を施す個性豊かなライバルたちに立ち向かう。(シネマトゥデイより)



日本人離れしたポップなヴィジュアルや、豪華声優に目が行きがちですが、
CG全盛のこの時代に手描きにこだわり、作画枚数10万枚、
製作期間7年を費やして制作されたということが、本作の一番の見どころです。
たしかに日本人離れしたキャラデザインやメカニックデザインですが、
かといって他国がこんなヴィジュアルのアニメを作ってるなんてこともないし、
実は日本でも、テレビアニメではあまりお目にかかれないだけで、
海外市場を視野に入れたアニメ作品ではよくあるタイプのヴィジュアルですよね。
(本作も来年全米公開されます。)
ただそれでも本作のヴィジュアルに斬新さを感じるのは、
やっぱり手描きによる風合いが、今では珍しくなったからだと思います。
しかも本来なら一番CGを使いたくなるカーレースものですから。
マシンの作画は想像以上にめんどくさい作業だろうなと思います。

物語の遠い未来で車が宙に浮きだしたころが舞台。
宇宙最速を決める5年に一度の大会"REDLINE"を目指すスピード狂たちの話です。
その様子は、さながら『スター・ウォーズ』のポッドレースといった感じですが、
前衛的で未来的な形状の車が続々参戦する中で、
クラシックなアメリカンテイストの黄色いマッスルカーが一台。
その"トランザム"こそが主人公JP(声・木村拓哉)の愛車です。
ボクはカーアクション映画をよく観ますが、あくまで車を見るのが好きなんで、
あまりぶっとんだデザインの車らしくない車は好きじゃないです。
なのでこのトランザムはなかなかかっこいいと感じました。
また、前衛的なデザインの、車というよりも戦闘機のような巨大でイカツイ車たちを、
クラシックなデザインの車がぶっちぎるのは痛快です。
REDLINEは何でもアリのレースですが、トランザムは他の車と違い攻撃手段を持ってません。
それゆえJPは「すごく優しい男」の異名を付けられますが、
武器を積んでないのも普通の車らしくて好きです。
ただ見た目は普通のクラシックカーだけど、その中身は全然普通じゃなく、
クライマックスでの変貌っぷりにはちょっとガッカリしました。
あんなの車じゃないです…。

とはいえライバルたちの車も、全然車と呼べるような代物ではないけど、
バリエーション豊かで面白いです。
ホバリングで走る車、移動要塞のようなイカツイ車、王蟲のようなデザインの車、
バットマンとロビンをモチーフにしたキャラが乗った旧バットモービルのような車、
中には変形して人型ロボットになる車に、ドライバーと同化しちゃってる車まで…。
ライバルの車がデタラメであればあるほど、JPのクラシックカーの正統性が際立ちます。
ドライバーたちもヒトクセもフタクセもある個性派揃いですが、
全員単なるスピード狂で、特に使命や運命など、スポーツものにありがちな、
深い背景を背負っているわけではないところが潔くていいです。
主人公JPも、憧れの女の子が出場してるから出場を決めただけという軽いノリです。
だからこそ、レースシーンが無駄なドラマでテンポを乱すことなく、
爽快感、疾走感を発揮できるんだと思います。

ただ序盤のREDLINEの予選であるYELLOWLINEのレースシーンの出来がよすぎて、
そこでピークが来てしまっているような印象を受けます。
肝心のREDLINEはレースというより戦闘といった感じだし、
途中で巨大モンスターまで登場し、さながら怪獣映画状態…。
(しかもその怪獣映画部分の決着は中途半端なままで放置されるし…。)
ゴール前なんて車なんて関係なく、ファンタジー作品のようでした。
ただ別に尻つぼみだったと思ったわけではなくて、
それだけ序盤のレースシーンがよかったってことです。
映像も斬新さを感じれるのもせいぜい上映開始30分くらいですしね。

主人公JPの声を務めたキムタクは、かなりハマリ役で、違和感がなかったどころか、
キムタクだったお蔭でJPの魅力がアップしている印象すら受けます。
ヒロインのソノシーの声を務めた蒼井優もかなりかわいくマッチしてました。
アニメファンの中にはまだまだタレントや俳優が声優をすることに否定的な人が多いし、
特にキムタクは「キムタクだから駄目だ」みたいなことも言われるけど、
キムタクや他の俳優も声の仕事を経験する機会が増えて、
着実にうまくなってきていると思います。
ただJPのメカニック・フリスピーに声を当てた浅野忠信は、
特に下手ではないけど、やっぱり浮いてて違和感があったかなぁ…?
こんな人がいるからアニメファンにツッコまれる隙を作ってしまうんですが、
声優に向かない俳優の特徴は、声の仕事でも普段と同じテンションで挑むところです。
そんな俳優は普段から役柄に合わせるのではなく、
役柄を自分に近づけて、等身大で演じるタイプが多いです。

あと、本作は音楽がとてもよかったです。
あの体にズンズン響くビートは、是非映画館の大音響で体感してほしいです。

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