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アイルトン・セナ ~音速の彼方へ

もうすぐ自動車の免許がゴールドになりそうです。
車にはわりと乗ってるんですが、超安全運転なので減点されません。
なにしろ運転が下手だったので、人の倍は教習所に通ってましたから。
ただ上手い人に限って危ない運転や迷惑な運転しますよね。
特にタクシーは性質が悪いのが多いです。
免許取りたての頃にタクシーから追突されたのですが、
ボクがガキと見るや否や、逆に恫喝されました。
ただボクは見た目より気が強いので、速攻警察沙汰にして、
タクシー会社から修理代と慰謝料をせしめてやりました。
それ以来、タクシーは大嫌いで一度も乗ってません。

ということで、今日は運転が世界一上手い人のドキュメンタリーです。

アイルトン・セナ ~音速の彼方へ
Senna.jpg

2010年10月8日世界最速公開。
1994年に他界したF1ドライバー、アイルトン・セナの実像に迫るドキュメンタリー。

1960年、サンパウロに生まれたアイルトン・セナは1984年にF1デビューを果たす。ロータス、マクラーレン、ウィリアムズと名門チームを渡り歩いた彼は、3度もワールドチャンピオンの座に輝きF1界を席巻。その華々しい活躍の陰で、アラン・プロストとの確執などさまざまな葛藤(かっとう)の日々が、彼自身やレース関係者、家族の証言から明かされていく。(シネマトゥデイより)



本作はアイルトン・セナのF1人生の始まりから、
1995年5月1日のレース中の事故死までを追ったドキュメンタリーです。
ボクはモータースポーツに詳しくないんで、セナのことはあまり知らないというか、
その筋では神クラスの偉大なF1ドライバーなんだろうという印象くらいでした。
しかし本作を観て、セナは思ったほど完璧でもないし、意外と人間的で、
なかなか共感を覚えられる人物だと思いました。

ボクは競馬をたまにするんですが、騎手で馬券を買ったりしません。
それは騎手の腕よりも馬の能力が勝敗を分けるカギだと思ってるからで、
それはF1や他のモータースポーツでも同じだと思ってます。
だから自動車には興味があるのに、ドライバーには興味がないのかもしれません。
だけど本作の序盤で、セナが弱小チーム・トールマンからF1に初参戦し、
強豪チーム・マクラーレンのアラン・プロストに事実上勝ったことで、
ドライバーの腕も重要なんだなと再認識しました。
ボクは『頭文字D』が好きなんですが、ドライビングテクニックで
劣ったマシンの性能を補うって展開はカタルシスを感じますね。

その後セナはマクラーレンに移籍し、プロストとチームメイトに。
しかし1988年の日本GPでセナに逆転優勝され、
ついでにセナに初のワールドチャンピオンまで取られ、
彼の存在が面白くないプロストは、翌年の日本GPでわざとセナのマシンに体当たり、
目論み通りリタイアさせることができたと思った矢先、
セナはコースに復帰し、そのまま1位でゴールを通過してしまいます。
だけど上層部の政治的判断で、セナは反則とみなされ優勝取り消し、
結局プロストがワールドチャンピオンに輝きます。
この時からふたりはサーキトの中でも外でもいがみ合い、
ライバル関係なんて爽やかなものじゃない状態に…。
更に翌年の日本GPはセナがプロストに体当たりして、
リタイアさせ、セナがワールドチャンピオンに…。
このセナとプロストの対立を軸に構成されているんですが、
もちろんセナのドキュメンタリーなので、プロストは憎まれ役です。
面構えも意地悪そうなのもあるけど、かなり憎ったらしく見えますが、
わざわざ本作のインタビューも受けてるし、セナのことも悪く言ってないので、
ホントは結構いい人っぽいですね。

更に翌年の日本GPも勝利し、2年連続ワールドチャンピオンにも輝いたセナは、
まさにキャリアの絶頂といった感じだったのですが、
強豪チーム・ウィリアムズがコーナーを楽々曲がれる電子制御システムを開発、
自チームのマシンに搭載し、圧倒的な性能の差を見せます。
さすがの天才ドライバー・セナもそのハイテクシステムには手も足も出ず、
自らもウィリアムズに移籍したいと願うようになります。
…やっぱり、結局最後は性能の差が勝敗を分けるんですね。
もともとF1なんて、自動車会社の技術比べみたいなもんですからね。

しかしウィリアムズに先に移籍していた因縁の相手プロストに妨害され、移籍できず…。
最高のドライビングテクニックを見せるも、プロストに苦杯をなめさせられ続けます。
ですがプロストがF1から引退することになり、晴れてウィリアムズ移籍が叶います。
ところがどっこい、上層部の政治的判断により、そのハイテクシステムの使用は禁止に。
出る杭は打たれるって感じで、まるで競泳のレイザーレーサーの時みたいですね。

せっかく移籍したのに、お目当てのシステムを搭載したマシンには乗れず、
新しいマシンに乗ってみるも、いまいち自分に合わない…。
不調な中、もがきながら頑張るが、そんな折、自身初の大クラッシュを経験、
奇跡的に無事だったが、その後ドライバー仲間のレース中の大事故や事故死を
目の当たりにして、F1ドライバーを続けるべきか悩むセナ…。
そんな不安定な気持ちのまま、運命の1995年5月1日を迎えてしまいます。
プロストは同門時代に「セナは自分が死なないと思っている」と話していましたが、
たしかに、いくらダーティな運転をしても全く怪我すらしなかった彼が、
死を身近に感じた途端に事故死しちゃうんですからね。
事故の原因が何だったのかは知らないけど、心の持ち様ってのは大事かもしれません。

本作は日本で世界最速公開されているようですが、
どうやら明後日に行われる日本GPに合わせたみたいです。
たしかに本作中には都合4度も日本GPの映像が使われいて、
1/3くらいは日本のシーンじゃないかと思うほどです。
というか、わざと日本向けに制作されているような気さえするほどで、
フジテレビのスポーツキャスターだった岡田美里がセナにキスされるシーンや、
フジテレビのスポーツジャーナリスト川井一仁がセナにインタビューするシーン、
極めつけはセナが事故死した直後にフジテレビの三宅アナウンサーや解説者が、
号泣しながらセナの死を伝えている中継シーンまで使用されています。
どうやら日本でF1中継を握っているフジテレビが一枚噛んでるようですね…。
なんか露骨すぎて、映画を使った番宣みたいで不愉快でした。
まぁ悔しいことに、ちょっと明後日のF1中継見てみたくなったけど…。
世界公開時にはそれらのシーンはカットされるか差し替えられるのかな?

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