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恋愛戯曲

ボクはあまりテレビドラマを見ないタイプですが、今年はちょこちょこ見ています。
10月からの秋ドラマでは、引き続き見ている大河ドラマ『龍馬伝』の他に、
年末に劇場版の公開を控えた『相棒 season9』と、
好きなゲームの実写化『クロヒョウ 龍が如く新章』を見るつもりです。
あとハマちゃん主演の『検事・鬼島平八郎』も気になるかな。
今年の夏ドラマは、『もやしもん』と『日本人の知らない日本語』を見ました。
内容が面白かったのももちろんですが、深夜ドラマで時間が短いのもよかったです。
放送時間が短くて見易いっていうのは、ボクにとってドラマを選ぶ重要なポイントです。

日本人は映画を見に行く時には監督で作品を選んだりしますよね。
アメリカ人は意外と監督は気にしないらしく、俳優で選ぶ人が多いんだとか。
日本でもテレビドラマは監督で選んだりはしませんよね。
昔は脚本家で選ぶ人もいましたが、最近はあまり聞きませんね。
テレビドラマの平均視聴率がどんどん下がってきて、
間違いなくヒットさせる脚本家なんて、全くいなくなったし…。

ということで、今日はテレビドラマの脚本家の物語の感想です。

恋愛戯曲 ~私と恋におちてください。~

2010年9月25日公開。
人気劇作家・鴻上尚史の舞台劇を、鴻上自らメガホンを取って映画化したラブコメ。

あるテレビ局のスペシャルドラマの台本を執筆中の人気脚本家・谷山真由美(深田恭子)は、締め切りを過ぎても1行も書けないスランプに陥っていた。テレビ局は、あろうことかさえない制作プロデューサーの向井(椎名桔平)を彼女のもとに送り込む。「何でもするから脚本を書いて」と懇願する向井に、谷山は「わたしと恋に落ちて!」と迫るのだった……。(シネマトゥデイより)



タイトルからはド直球の恋愛映画みたいな印象を受けますが、
本作は恋愛ものというよりは、テレビ局のテレビドラマ制作の裏側を描いた
お仕事系コメディ映画といった感じです。
ドラマの脚本家センセイやプロデューサーはどんな仕事をしているのか、
いわゆるトレンディドラマがどのようにして作られているのかが、
面白おかしく描かれていて、テレビドラマと映画の違いはあれど、
メタ的な内容になっていて、なかなか興味深い作品です。
安っぽい恋愛ものだと思って避けられてるなら、ちょっと惜しいことだと思います。

筆が遅く、最近スランプ気味だが、人気脚本家の谷山真由美(深田恭子)。
彼女のオリジナル脚本ドラマの制作を大々的に発表した関東テレビだったが、
放送予定の1カ月前になっても脚本が上がってこない…。
この企画を主導してきた営業部や編成部が焦る中、
実際にドラマを作る制作部はすでにあきらめモードで、
窓際社員の向井(椎名桔平)を制作プロデューサーに抜擢し、
わがままな作家大先生の面倒を見させるとともに、
もしドラマがポシャッた場合には、彼に責任を取らせるつもりである。

撮影現場を統括する制作部は、無理なら無理で早く企画倒れになればいいと思っている。
番組プログラムを組み立てる編成部は、とにかく穴をあけることだけは避けたいので、
内容は二の次でも、早くドラマ制作に取りかかってほしいと思っている。
資金調達や利益を出さなければいけない営業部は、
とにかくスポンサーの意向通りの内容で、ドラマを制作してくれないと困ると思っている。
テレビ局内での各部署の思惑と、作家先生の間で板挟みになるプロデューサー…。
なんだか民放のトレンディドラマが面白くない理由がわかったような気がします。
制作部は俳優など現場、編成部はマスコミ、営業部はスポンサーのことしか考えてなくて、
テレビ局の誰も視聴者の方なんか向いちゃいないんですよね。
まぁ確かに、視聴者は料金払ってるわけじゃないんで、
テレビ局からすればお客さんではないんで、それも当然といえば当然です。
もちろんそれはドラマに限ったことじゃないです。
やっぱり何にしてもタダってのはよくないのかもしれません。

でも確かに、昔はおもしろいドラマも結構ありました。
それは脚本家の力によるところが大きかったと思います。
でも最近は漫画とか小説とかの原作ものドラマばかりで、
面白いオリジナル脚本書ける作家が育たない環境になって、
結局、本作の谷山先生のように、昔のヒット作の威光で、
未だに大先生と担がれている人が多いです。
特に90年代のトレンディドラマで一世を風靡してた人たち。
例えば北川悦吏子大先生の『素直になれなくて』の逸話は有名ですけど、
正直、時代遅れというか、時代錯誤が酷いですよ。
本作中にも「自分の落ち目に気付かない大御所ほど扱いにくいものはない」と、
編成部長(清水美沙)が嘆くシーンがありましたが、まさにその通りで、
そんな脚本家たちは日本では仕事しにくくなってきたようで、
未だに90年代の日本みたいな恋愛ドラマを作り続けている
ドラマ後進国・韓国に活路を見出しているようです。
それが日本人脚本家、韓国人監督による韓流ドラマ『テレシネマ』ですね。

本作はテレビ局のドラマ制作の呆れるような実態を描いた面白い作品なんですが、
内容が内容だけにテレビ局が制作に加わらず、宣伝が行き届かなかったためか、
悲惨な成績で終わってしまいそうです。
ボクが観た劇場でも、広いシアターにボクひとりでビックリしました。
恋愛映画の体裁を取っているので一見女性向けだと思われそうですが、
本作の深キョンはかなり可愛いので、男こそ観に行って癒されるといいです。
彼女は年々可愛くなっていきますよねー。

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