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オカンの嫁入り

なんか今週は祝日が多いなぁと思ったら、シルバーウィークの出来損ないなんですね。
あと一日、秋分の日がずれてたら5連休になったんですよね。
ボクはあまり祝日は関係ないんだけど、大型連休があると、
それに合わせて大作映画が公開されます。
今年はシルバーウィークがないので、秋の映画のラインナップがなんだか貧弱…。
今月はじめの『BECK』を観て以降は、最終週の『十三人の刺客』まで、
金払ってまで観たい作品がないと思っていたんですが、
映画中毒なんで何週間も劇場に行かないと、心の平穏が乱れてきます。

そこで、金払ってまで観たい映画がないのならば、タダで観ればいいってことで、
思い切ってTOHOシネマズのシネマイレージを行使し、1カ月フリーパスをゲットしました。
タダなら観たい映画は十本ほどあるので、これから1カ月は観まくります。
近所のTOHOシネマズで上映されているものは全部観る勢いです。

ということで、今日はスルーしてたけどタダなので観ることにした映画の感想です。

オカンの嫁入り

2010年9月4日公開。
第3回日本ラブストーリー大賞ニフティ/ココログ賞を受賞したブログ小説を映画化。

陽子(大竹しのぶ)と娘の月子(宮崎あおい)は、ずっと母一人子一人で仲良く支え合って暮らしてきた。ある晩、酔っ払った陽子が若い金髪の男・研二(桐谷健太)を連れて帰ってきて、彼との結婚を宣言する。あまりに突然の事態に戸惑う月子は、母に裏切られたという思いから陽子にも研二にも素直に心を開けず、家を飛び出してしまうが……。(シネマトゥデイより)



母一人子一人の陽子(大竹しのぶ)と月子(宮崎あおい)親子。
ある日の夜、母・陽子が若い金髪の男・研二(桐谷健太)を連れて帰ってきて、
「研二のプロポーズを受けた」と婚約を宣言、そのまま研二と生活することに…。
見ず知らずの男が、急に転がり込んできたことに動揺する娘・月子。
いつも娘のことを一番に考えてくれていた優しい母が、
なぜ急に娘の気持ちも考えないで、そんな身勝手なことを始めたのか、
それが本作の核心部分であり、一番興味をそそられるところではあるんだけど、
あろうことか、宣伝や予告で「難病もの」「余命僅かネタ」であることが、
告知されちゃってるんですよね。
観客ははじめ娘・月子に同情するが、徐々に母の真意が見えてきて、
身勝手な行動の謎が解けて感動に繋がっていく、という構成のはずなんですが、
多くの観客は、母が実は難病を患っていて、余命僅かであることが初めからわかってます。
なのではじめは月子に同情するはずが、母の行動を非難し不貞腐れる月子に対して、
「母親の気持ちも知らないで…」と、逆に身勝手なのは娘の方だと感じてしまいます。
難病ものは鉄板なんで、これでもちゃんと感動はできるけど、
本来作品が持っていた感動の度合からすると、かなり目減りしていると思われます。
非常に人物の描写も丁寧ないいドラマだけに、あの宣伝方法はもったいなかったです。
それにしても、本作はブログ小説が原作ですが、ケータイ小説もそうだけど、
ネット小説って、「難病もの」が大好きですよね。
ある意味ネット小説が原作ってだけでもネタバレみたいなもんです。

とはいえ、大ネタはネタバレで台無しになったものの、
予告で触れられてなかった月子のトラウマの話や、研二の経歴の話は、
いいアクセントになっていて、物語に深みを与えています。
特に研二と祖母の話は感動的です。
もちろん話自体もいいんだろうけど、その感動は、
研二を演じる桐谷健太の人柄のよさが伝わってくる演技によるところが大きいです。
(関西人なので関西弁も一番流暢だし。)
ボクが桐谷健太に注目しだしたのはつい最近だけど、この人いい俳優ですよね。
本作と同日公開だった『BECK』でもいいお芝居してたし、
去年同じ時期に公開されていた『ROOKIES』と『クローズZEROⅡ』では、
同じ俳優が演じているとは思えないカメレオン俳優っぷりも見せてたし、
しかもトーク番組に出ても、バシバシ笑いを取れる貴重な俳優です。
あまり主役には向かないと思うけど、今後の活躍にも期待しています。

ボクも宮崎あおいと桐谷健太の間の世代で、母親の年齢も大竹しのぶに近いです。
うちはまだ両親ともに健在だけど、つい先日、祖母を亡くして、
なんか人って急に死んじゃうんだなって思いました。
両親だって歳のせいで体の支障もどんどん出てきているみたいで、
本作のことも他人事とは思えない部分があります。
同世代の人は男女問わず共感するものがあるんじゃないかと思います。
「親孝行したい時に親はなし」なんていうけど、
なんだかそれをすごく実感させられた映画でした。

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