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ザ・マジックアワー

今日は映画の感想。

ザ・マジックアワー

2008年6月7日公開。
三谷幸喜監督作品第4作目。

ボクは三谷幸喜が脚本を書いた作品が好きで、映画もテレビドラマもほぼ見てきました。
でもコメディとして笑えるかといったら、意外とそうでもないことが多い。
どちらかというと実力派の役者を起用と興味深いストーリーで魅せる作品が多いです。
最近フジに限らずいろんな番組で三谷幸喜自らこの映画の宣伝をしまくっていますが、
「過去最高におもしろい」と自画自賛しているので、かなり期待して見に行きました。
まぁ毎回そんなことを言っているような気もしますが…。

港町・守加護(すかご)でギャング・「天塩商会」のボス(西田敏行)の愛人のマリ(深津絵里)に手を出した備後登(妻夫木聡)は、自分の命を見逃してもらうため伝説の殺し屋「デラ富樫」を連れてくることになる。探しても一向にデラ富樫を見つけられない備後は苦肉の策として、売れない俳優・村田大樹(佐藤浩市)を映画の撮影と騙してデラ富樫に仕立てて乗り切ろうと画策する。相手が本物のギャングとは知らずデラ富樫を熱演する村田、村田と「天塩商会」に嘘がばれないよう四苦八苦する備後、村田をデラ富樫と信じる「天塩商会」の面々。それぞれの思いやすれ違いが行き交う中、次々と予期せぬ展開が待ち受ける。(Wikipediaより)

ストーリーはさしずめ、逆『トゥルーマンショー』といった感じでしょうか。
映画としてはありそうでなかったようなストーリーですが、
お笑い芸人のコントなんかでは稀に見かける勘違いネタの豪華版といった印象。
(アンジャッシュなんかがよくやるパターンですよね。)
ホントにリアリティは皆無で、2時間以上あるコントみたいな映画です。
セットのリアリティの無さがその印象を強めています。
展開もけっこう読めてしまうが、それでも引き込まれてしまうのは
不条理なのに無理なく纏まっている脚本と、役者の魅力の勝利ですね。

その役者の配役ですが、これはちょっと疑問かも。
ボクは予てから「三谷幸喜って配役が下手だな」と思っていたのですが、
今作も一部の配役でそう思いました。
今作はある意味で、ミスキャストのギャップで笑わそうという意図があるし、
主演級大物俳優をちょい役に使ったりすることを売りのひとつにしています。
それは確かに驚くし、すごく豪華さを感じていいのですが、
本当の主演級俳優の人選は失敗していると感じました。

佐藤浩市はまぁいいです。
あの超二枚目俳優の彼が売れない俳優というのは少し無理がありますが、
そんな彼が三枚目キャラを演じるという滑稽さがこの映画最大の見どころ。
特にギャングのボスとの初対面シーンはありえないくらいの館内大爆笑で驚きました。
でも残念ながら彼の出演シーン以外全く笑うところはないです…。
そういう意味ではこの配役はこれ以上ないほど完璧な人選でした。
ただ、佐藤浩市を知らない人(たとえば外人)がこれを見てもおもしろくないんじゃないか?
と思うくらい佐藤浩市ありきの役柄です。

妻夫木聡はちょっとイマイチでした。
ボスや村田(佐藤浩市)を騙し、話を展開させる狂言回しとして重要な役で、
頭の回転が速く狡猾だけど実は情に厚いって役柄だと思うけど、
イマイチ役が掴めてないのか終始フワフワした印象。
いつもの妻夫木くんの好青年ぶりしか出ておらず、シーンによっては説得力が弱い。
三谷幸喜らしからぬ、人気だけで配役しちゃった感じです。

深津絵里は最悪。
ボスや備後(妻夫木聡)を惑わし話をややこしくする重要な悪女役だけど、
そこに最低限必要な魅力がなく、これまた説得力がない。
三谷幸喜の書く女性はパターンが少ないも問題だけど、
あれではただのわがまま姐さんって感じでウザくてウザくて仕方がなかったです。
演技もひとりだけ演劇臭くて異様に浮いてるし。
まぁボクがもともと深津絵里に魅力を感じないってのも大きいですが…。

他のキャストはまぁ妥当ですが、本物のデラ富樫だけはちょっとガッカリ。
重要なネタバレ箇所なので書くわけにはいきませんが、
あれだけ豪華キャストを揃えているから、どんな大物が出てくるかと思いきや
まさかあの人だったとは…。
ストーリー的に必然性もないし、もうちょっとサービスしてほしかったな…。
本人には失礼な話ですが…。

誰が見ても安心して楽しめる映画だと思いましたが、過去最高ってことはないです。

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