ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

僕の彼女はサイボーグ

今日も映画の感想です。

僕の彼女はサイボーグ

2008年5月31日公開。
韓流映画『僕の彼女を紹介します』の郭在容監督の撮った日本映画。


物語の発端は2008年11月22日。21歳の『僕』ことさえない大学生、北村ジロー(小出恵介)は自分の誕生日をひとりぼっちで祝っていた。ジローは1年前の2007年11月22日、20歳の誕生日に出会った美少女との思い出が忘れられず、1年後の同じ日に彼女と食事したレストランでまた食事をしていた。そんなジローの前にあの美少女にそっくりな『彼女』(綾瀬はるか)が現れる。『彼女』は悲惨な運命をたどっている未来のジローが現在の自分を守るために送った「サイボーグ」だというのだ。最高にキュートな『彼女』は、やることなすことすべてが大胆でラフ。『彼女』はジローが未来の人生で感じていた後悔を解消し、ピンチを幾度となく救ってくれるが、本来は感情を持たない『彼女』にはジローの思いはうまく伝わらず、次第にジローは苛立ちはじめる。そしてついにジローは『彼女』に一方的に別れを告げてしまう。だが未来の自分が示唆したとおり、ジローの運命にはさらなる激動が待っていたのだ…(Wikipediaより)

う~ん…なんていうか、ボクが基本的に韓流作品を蔑んでいることを別にしても、
これを面白いと評する人はいないんじゃないかと思います。
内容は韓流ラブコメの王道"弱い男と強い女の恋"だけど、ほぼ『ターミネーター2』。
未来の自分が過去の自分を守るために人型ロボットを送り込む設定もそうだけど、
彼女(綾瀬はるか)がタイムスリップしてくるシーンの効果とか、
ラストで彼女が挟まれて動けなくなった部分を引きちぎって助けに来るシーンとか。
未来から来た者と恋に落ちるってところは1作目の『ターミネーター』かな?
ロボが女ってことで『ターミネーター3』の要素も?
『ドラえもん』て見方もあるけど、やっぱり『ターミネーター』でしょう。

まず思ったのが、韓国人の監督が日本舞台に日本映画を撮ったわけだけど、
日本のことを知らなすぎるんじゃないかと思う。
ジロー(小出恵介)は日本のオタク大学生みたいに描きたいんだろうけど、
エヴァンゲリオンの女性キャラのフィギュアを買っているところ以外は普通に好青年。
なのであんなシーンさへなければもっと感情移入して見れたかも。
いや、あんな『美味しんぼ』初期の主人公の家みたいな、
ビルの屋上の掘建て小屋にひとりで住んでる大学生なんていないか…。
誕生日にわざわざひとりで高そうなレストランにパスタ喰いに行くのも異様だし…。
セリフが妙に韓流っぽいのもキモチワルイですねー。

特におかしいのが、ジローがタイムスリップして自分の少年時代の故郷に戻るところがあるのですが、
20歳そこそこの大学生である彼の少年時代が、あんな昭和30年代のような暮らしなわけがない。
そもそもあんな展開は全く必要のないものだし、『ALWAYS』みたいなノスタルジックな演出をして、
「日本人てこんなのが好きなんでしょ?」みたいにいわれているような気がしました。

他にも、時代錯誤なセット、店内でマシンガンを乱射する男、
立ってられる程度の地震で瓦礫と化す東京などなど、
日本人が作ったならありえない設定が目に付きます。
もう東京が脆くも瓦解していくとこなんて、なんか日本に対して悪意でもあるのかと。
制作陣はほぼ日本人なのに、誰かひとりくらい監督に意見しろよ。

救いようのない間違いは、彼女が全くサイボーグじゃないこと。
サイボーグは改造人間でロボコップみたいなものを指す言葉。
彼女は完全にロボットなので、性格にはアンドロイドというべき。
いい大人がバカ面並べて、誰一人そんな簡単な間違いにも気が付かなかったのかと。

そんな綾瀬はるか演じる彼女ですが、青少年の願望の権化のような存在で、
素直にかわいいと思えました。
むしろ、彼女のかわいさだけでこの映画はもっているといえます。
そんな彼女がロボットらしい破天荒な行動をとるところがこのラブコメ映画の
コメディなところなんですが、どうもその行動が倫理的に疑問に思うものが多く、
全然笑えないどころかドン引きです。観客の誰一人笑ってませんでした。

タイムトラベルを扱った物語なので、最後に「よく出来てるでしょ?」といわんばかりの
タイムパラドックス型ネタばらしがあるですが、どう好意的に解釈しても整合性がない。
どんな素人でも辻褄を合わせられそうな話なのに、わざわざ不愉快かつ無用な後日談を幾重にも重ねて、
自ら支離滅裂にしているんだから始末に終えないです。

んじゃなんでそんなクソ映画を見に行ったのかってことですが、
「地元がロケ地だったから」、それだけです。
結局そのロケ地になってしまったことは地元にとって不名誉なことになりましたが。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/33-92dbb250
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad