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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

『THE MARVEL ENCYCLOPEDIA』という本を買いました。
マーベル・コミックのキャラクター大辞典です。
限定3000冊で発売時点ですでにプレミアが付いてたんですが、
探し回って、なんとか定価(4935円)でゲットすることができました。

そういえば、マーベル系アメコミのコメディ映画『キック・アス』の日本公開が
未だに決まってないみたいで、下手するとDVDスルーになりそうです。
仮にも全米No.1になったほどの面白い映画らしいし、是非劇場で観たいんだけど、
配給会社はアメリカのコメディ映画は日本人ウケが悪いと思ってるようで、
全米No,1といえどもコメディ洋画が日本で公開される率は低いです。
『キック・アス』の他にも、近年では『デート・ナイト』『カップルズ・リトリート』
『ファニー・ピープル』『モール・コップ』などが日本未公開になりました。
全米No.1に限らなければ、まだまだ面白そうなのに公開されなかったものは多いです。
せめて大スターでも出てれば、権威主義的な日本の配給会社も食いつくんですが…。

ということで、今日は危うく劇場公開見送りになりそうだったところ、
ゴールデングローブ賞を受賞したことで一転、公開決定したコメディ映画の感想です。
内容よりも看板…、ホントに権威主義だなぁ。

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
The Hangover

2010年7月3日日本公開。
アメリカの歴代コメディ映画史上最高額を稼ぎ出した大ヒットコメディ映画。

2日後に挙式を控えたダグ(ジャスティン・バーサ)は、バチェラーパーティーと呼ばれる結婚前夜祭をラスベガスで過ごすことにする。彼は親友のフィル(ブラッドリー・クーパー)やステュ(エド・ヘルムズ)らと共に一路ラスべガスへ。だが、翌日ホテルで目を覚ますとひどい二日酔いで、花婿になるはずのダグの姿はどこにもなく……。(シネマトゥデイより)



今年…、いや過去4年で一番笑った映画かもしれません。
もちろん内容が面白かったからなんだけど、他のお客さんもかなり笑ってたので、
劇場自体がすごく笑いやすい雰囲気になってたからかも。
日本人って大人しいというか行儀いいというか、
コメディ映画を観てもあまり笑わないじゃないですか。
そんな難しいお客さんでも笑わせてしまう、面白いコメディ映画です。
(たまたまそんなお客さんばかりの回だったのかもだけど…。)
よく"笑いは文化(国境)を越えられない"みたいなことが言われるし、
実際にボクもアメリカのコメディでは文化の壁を感じることもあるんだけど、
本作は普遍的にみんなが笑えるものになっている気がします。
もちろん文化的に意味のわからないネタもいくつかあるんだけど、
映画全体のお笑いネタの量が膨大なので、結果として笑いっぱなしです。

ただ、やはり下ネタが多すぎる気がするかな…。
アメリカのコメディは下ネタを多用しがちですが、本作もそうです。
アメリカでは下ネタは大爆笑かもしれないけど、お笑い先進国の日本では
下ネタは客弄りや楽屋オチと並んで下衆い笑いの取り方です。
日本人でも下ネタ好きはいるでしょうが、劇場では体裁を気にして笑えないですよね。
あれだけ笑ってたお客さんも、一気にトーンダウンしてしまいます。
まぁ本作は独身パーティでハメを外した男たちの話なので、
絶対に欠かせない下ネタもいくつかあるんですが、
無駄な露出など、削っても差し支えないようなものもかなりあるし、
もう少し抑えてくれたら日本人のウケも更によくなるだろうし、
デートやファミリーでも気兼ねなく観れる作品になったと思います。

なにしろ本作は、そんな笑いはある程度差し引いたとしても充分に面白い、
素晴らしいストーリーなんですよね。
基本はおバカな男たちの無茶苦茶な行動を楽しむコメディなんですが、
ミステリーの要素もあり、全く先の読めない展開にワクワクさせられます。
更に不覚にも男たちの友情にジーンとさせられるようなところもあり、
ただ面白いコメディではなく、娯楽映画の見本ともいうべき素晴らしい脚本です。
これはゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門受賞は当然ですが、
ドラマ部門受賞でもおかしくなかったんじゃないかってほどです。
せっかく予測不能な展開の作品なので、細かいストーリーの感想も書きたいけど我慢。

笑える、よく練られた脚本以外にももうひとつ素晴らしいのは、
挿入歌・劇中歌の選曲です。
有名なものからオリジナルのものまでありますが、シーンを盛り上げるのにピッタリ。
特に序盤、事件発生前となる作業的になりがちな導入部分での選曲が素晴らしく、
上映開始からアッという間に気分が盛り上がって、
高いモチベーションでストーリーに入っていけます。
こんな曲の使い方はアメリカのコメディはホントに上手いですね。
ここは日本映画も見習った方がいいです。

低予算だし、お世辞にも人気俳優が登場するとはいえないノンスター映画ですが、
それでもちゃんと面白いものは面白いと評価されるアメリカはいいですね。
これが権威あるゴールデングローブ賞に輝いたのもそうだけど、
なによりも興行的にも大成功するという、一般の客の懐の深さに感心します。
日本ではいくら面白くてもスター不在だと見向きもされません。
最近の邦画では『大洗にも星はふるなり』なんてかなり面白いと思ったんだけど、
劇団俳優中心だったためか興行的には全然でした。

洋画の配給にしてもそうで、こんな面白い本作がDVDスルーになりかけて、
キャメロン・ディアス主演ということだけのクソ面白くない映画がロードショー…。
(『ナイト&デイ』のことではないです。それが面白いかは知らないけど。)
キャストや監督だけで輸入しないで、ちゃんと観て吟味してるのか?
ここからスターが誕生することだってあるんだから!
現に本作に出演した俳優たちも今では引っ張りダコで、
今までロマコメでハンサム役ばかりしてた主演のブラッドレイ・クーパーも、
アクション・コメディ『特攻野郎Aチーム』など、活躍の幅を広げています。
だから今はスターは不在だけど、ちゃんと『キック・アス』も公開してよ!

今日はちょっと大袈裟に褒めてみましたが、ホントに面白い作品でした。

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