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ソフトボーイ

昨日のサッカーW杯南ア大会ですが、日本はオランダに負けちゃいましたね。
ボクは全然W杯に興味ない素振りを装ってはいるんですが、
サッカーに限らず、スポーツの国際試合の日本の結果はやっぱり気になっちゃいます。
そしてやっぱり日本が負けると悔しいんで、国際試合は見ないことにしてます。
五輪もW杯も、ボクが見た試合はあんまり勝率がよくない気がするし…。
実際に昨日も、家にいると気になってテレビで見ちゃうかもしれないんで、
あえて映画館に行って映画を鑑賞してました。(劇場はガラッガラです。)
帰宅後試合結果を知りましたが、試合見てなくてもやっぱり悔しいですね。
見てたら悶えるほど悔しかっただろうし、見なくて助かったかな。
日本代表の運命を決めるデンマーク戦はド深夜ですね…。
映画館開いてないし、寝てると思うけど、ちゃんと寝れるかな…?

というわけで、サッカーは世界一競技人口が多い超メジャースポーツですが、
今日はマイナーな男子ソフトボールを描いた映画の感想です。

ソフトボーイ

2010年6月19日公開。
佐賀県の高校での県内初の男子ソフトボール部を実話をモチーフにした青春物語。

高校最後の夏、フレンチのシェフを夢見るオニツカ(永山絢斗)は、自らの進路に思いをめぐらせていた。そんな折、幼なじみのノグチ(賀来賢人)が「県内初の男子ソフトボール部を創部すれば全国大会に出場できる」と言い出し、オニツカは部員集めに奔走するハメに。何とか集まった9人は、キャッチボールもまともにできない素人集団だった……。(シネマトゥデイより)



佐賀県の牛津高校に通うお調子者の高校生ノグチ(賀来賢人)は、
佐賀県に男子ソフトボール部がひとつもないことに気付き、
「創部すれば即全国大会に出られる」と考え、
幼馴染のオニツカ(永山絢斗)を無理やり誘って部員を集めはじめる。
牛津高校は家庭科の職業訓練を重視した学校なので男子は極端に少ないが、
ソフトボール経験のないメンバーばかり、とりあえず9人集めることに成功し、
全国大会に挑むのだが…、という話。

不純な動機でスポーツに打ち込むが、次第にホンキになっていくという物語で、
なんとなく『おっぱいバレー』的なスポ根モノかと思いましたが、
お調子者のノグチとそれに引っ張りまわされるオニツカの友情関係を描いた
青春学園コメディといった感じですね。
よく出来た作品のような気もするし、事実よく出来た作品なんだろうけど、
どうも釈然としない気持ちで劇場を出ることになりました。
それは「やってみんとわからん!」という、挑戦することの大切さがテーマなのに、
物語の顛末が「やってみてもダメなものはダメ」と痛感させられる内容だからです。

そう感じるのは単純に練習頑張ったのに試合にボロ負けしたからではなく、
もともとお荷物のメンバーは試合でも全く見せ場がないことや、
プロローグのチームメンバーの卒業後の進路で痛感しました。
いいとこ取りするのはいつもノグチのようなポジティブでアクティブな人だけで、
それに引っ張られる凡人は頑張っても自分の身の丈以上の結果は残せないって感じで、
結局持って生まれたもので全てが決まっちゃうんだなぁ…という印象を受けました。
確かに人生はそんなに甘くないし、現実的な展開とも言えるんだけど、
凡人のひとりとしては、その夢のない展開はちょっと受け入れたくないです。
特に本作は基本的にはスポ根の体裁を取っているということもあり、
努力→勝利(もしくはそれに準じる結果)によるカタルシスを期待してしまうので、
こんな現実的で夢のない結末だと、なんだか釈然としません。
試合には勝てなかったとしても、お荷物メンバーが試合で少しでも活躍したり、
ノグチ以外の進路ももっと夢のあるものだったりしたら、もっとスッキリするし、
「やってみんとわからん!」という合言葉も意味を成すと思うんだけど…。

とはいえ、それでもやっぱりよく出来た作品だと感じるのは、
ノグチとオニツカの関係をシッカリ軸に据えながらも、
2時間足らずの中で、他のチームメンバー7人から、顧問、女子マネ3人に至るまで、
ちゃんとキャラ立ちさせられているというのはスゴイんじゃないかと。
(厳密にはひとりイマイチ陰の薄いメンバーがいますが…。)
その脇役のキャラ立ちを成功させた要因は、
不良、キザ男、デブ、がり勉、助っ人外国人など、極端で古典的な設定なので、
いちいち説明しなくてもキャラの背景を推し量れるってのもあるけど、
団体競技のスポ根で陥りがちな、イケメンばかりを集めた配役をしないことで、
外見的にも個性を強調できてるんだと思います。

たださすがに2時間足らずでは友情だけでもいっぱいいっぱいなのに、
恋愛まで描くのは無理というか、不要なんじゃないかな、と感じました。
特にチーム存続の危機になったオニツカ退部の原因も、
夢と友情の苦悩として描けばいいものを、結局は痴情のもつれだし…。
恋愛感情の機微なんて2時間のスポ根で描けるわけないから、
女子マネ2人の進路(結婚)にしたって、あまりに唐突じゃない?
しかも凡人は凡人、ブ男はブスとカップリングしてしまうのは、
やっぱり夢がないです。

そういえば本作に女子ソフトのオリンピック金メダリスト上野由岐子さんが、
近所のママさんソフトのオバサン役で登場してました。
それで思い出したんだけど、彼女の昔のチームメイトだった高山樹里さんは、
夏と冬のオリンピックに出場するためにボブスレーに転向しましたよね。
日本ではマイナーで競技人口が少ないボブスレーを選ぶところが、
ノグチと被ると思いました。
こんなことをいうのは元も子もないけど、マイナースポーツをバカにしてるというか、
やっぱりあまり気持ちいい動機じゃないですね…。

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