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ナルニア国物語/第2章

今日は映画の感想です。

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

2008年5月21日日本公開。
児童文学『ナルニア国ものがたり』の実写映画版第二弾。


"伝説の四人の王"ペベンシー兄妹が元の世界に戻ってから1300年が経過したナルニアは、テルマール人(人間)に侵略され、ナルニアの民(空想上の動物や喋る動物など)は森の奥に追いやられた。テルマールの王位継承争いの末、殺されかけたカスピアン王子は森に逃げ込み、「必要なとき以外吹いてはいけない」と言い伝えられている不思議な笛を吹いてしまう。その角笛に導かれて、再びナルニアに戻ったペベンシー兄妹はナルニア国復権のためにカスピアン王子や生き残ったナルニアの民と協力しテルマール軍と戦う。…みたいな話。

前作は子供たちが剣と魔法の世界で悪い魔女を倒すといった完全お子様向け映画でしたが、
今作はその舞台は踏まえつつも、謀略渦巻く戦争という趣が強くやや大人向けになった印象。
夜襲や軍略での戦いは下手に魔法を使ってないのでトンデモ感がなく爽快です。
前作から引き続き出演しているペベンシー兄妹が見た目的にも成長著しいので
さらに子供向けな印象を払拭しています。

今作の主役であるカスピアン王子は、さすがに人選に時間をかけただけあってイケメン。
だけど助けられたり足ひっぱたりばかりで、あんまり活躍するシーンはありませんね。
それに見た目は立派な青年なのに、劇中ではやたら子供扱いされてて妙な感じです。
そんないいとこなしのイケメンダメ王子ですが、彼は次回作にも出演が決まってるので
そっちでの活躍に期待したいところです。

で、前作に引き続き今作の真の主役であるペベンシー四兄妹ですが、
前作ではナルニアの情勢にふりまわされているだけの子供といった感じでしたが、
今作では主導的に行動している感じで、個々のキャラが際立っています。
長男ピーターは特に活躍するシーンが多く、主役の中の主役といった感じ。
次男エドマンドも前作ではいいとこなしだったけど、
今作は要所要所で重要な役を担うスーパーサブ。
カスピアン王子に比べて地味だといわれるこの兄弟だけど、充分イケメンですよね?
癒し系お姉さん長女スーザンはカスピアン王子とのロマンスも見どころだけど、
ナルニア軍で紅一点、弓を手に前線で戦う姿がかっこいい!
次女ルーシィは失礼ながら前作見たときに「あんまりかわいくないな…」と思ったけど、
ちょっと成長して美人とはいえないまでも愛嬌が出てきましたね。
戦闘シーンが多い今作ではそんな目覚しい活躍はないけど、
最重要キャラなのは間違いないです。

前作に比べ脇役のナルニアの民たちも大活躍。
特にねずみ騎士のリーピチープはマスコット的存在で人気者間違いなし!
ただナルニア軍のモブキャラクターは作りこみが甘く、
ミノタウロス等半獣系動物はキグルミまるわかりです。
動きも野暮ったく、時折テレビの3流SFドラマを見ている気分になります。

ストーリーは多勢に無勢な戦況を軍略で覆していく爽快なものだけど、
設定として納得いかないところも多いです。
例えば、たかだか20年程度国を治めたペベンシー兄妹が伝説として持て囃されるのかとか、
魔法の民であるナルニア人が普通の人間であるテルマール人になぜ侵略されるのかとか、
ナルニアの国土の9割以上森林なんじゃないかとか…。
そんな中でもあまりに納得いかないというか、怒りすら感じるのはライオン・アスラン。
ナルニアの救いの主であり、全知全能で絶対的な力を持っているくせに、
テルマール人支配下のナルニアを1300年もほったらかしたあげく、
最後の最後にいいとこをもっていくという鬼畜外道な日和見主義者っぷり。
で、次女ルーシィに今までナルニアを救わなかった理由を聞かれると、
「誰も自分を探しに来なかったから」という自意識過剰すぎる返答。
それでもナルニアの民から崇拝され続けてるんだからマジでムカツク野郎です。

前作で「ナルニア国物語の映画化は失敗だったな。完結できるのか?」と思ったけど、
なんとか持ち直したんじゃないかなと思います。
これで次の章は楽しみに待つ事ができます。
原作は7章もあるらしいけど、映画は3部作になるんだとか?

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