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書道ガールズ!!

ボクは特技らしい特技はないんですが、唯一、字だけは綺麗だと言われます。
いや、いわゆる達筆といった感じではなくて、全くクセがなく人間味のない字で、
高校時代のノート提出では教師からワープロで書いたと因縁をつけられたくらいです。
でも大学の時に、テスト期間中にノートを盗まれてからは、
簡体字をアレンジした自分しか読めない字を書くようになりました。
もちろん論文とか履歴書とかはちゃんと書きますけど、
近頃はパソコン使う機会も増えて、ちょっと下手にはなったかな?

今でも字には多少のコダワリがあるんですが、書道の魅力だけは全然わかりません。
汚いとしか感じないカスレとかニジミをありがたがるってのも理解できませんし、
特になんて書いてあるかわからないようなアート書道とかライブ書道とか、
遊書とかいわれる芸術作品はどこがいいのか…。
字は読めてナンボ、楷書体こそ最強だと思うんですが…。
まぁ絵画も抽象画より写実画の方がすごいと思ってしまうんで、
芸術的なセンスの問題ですね。
映画も芸術作品より娯楽作品の方が好きですしね。

ということで、今日は究極のライブ書道、書道パフォーマンスの映画の感想です。
ライブ書道の良さは理解しきれなかったけど、娯楽映画なんで楽しめました。

書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-

2010年5月15日公開。
実在のイベント"書道パフォーマンス甲子園"の実話を映画化した青春ドラマ。

紙の生産高日本一を誇る愛媛県四国中央市では、不況が原因で町の商店街は閑散としていた。四国中央高校の書道部部長・里子(成海璃子)は、ある日音楽に合わせ大きな半紙に文字を書く臨時顧問・池澤(金子ノブアキ)の姿を目にする。その様子に衝撃を受けた里子たちは、町を活気付けようと「書道パフォーマンス甲子園」を開催することを思いつく。(シネマトゥデイより)



「書道パフォーマンス甲子園」というのは、ワイドショーの特集とか、
バラエティ番組の企画で数度見たことがあって、名前だけは知ってました。
でもまさか今年でまだ3年目という新しい大会だったとは思いませんでした。
本作はその大会の、第一回大会の開催にまつわるエピソードみたいな内容だけど、
このエピソードを率直にすごいと思わせるためには、
まだちょっと歴史も知名度も浅すぎるんじゃないかな?
まぁこの映画自体が知名度を上げるプロモーションなのかもしれないけど。
とはいえ、学生が町おこしのためにこんな大会を立ち上げ、
テレビ放送や映画化されるまでの注目を集めたってのは、
やっぱりすごいというか、尊敬すべきバイタリティです。

愛媛県四国中央市は紙製品の出荷額が全国一。
そんな日本一の名産を持つ都市でありながら、
商店街はシャッター通りと化し、町は閑散としています。
そんな中、地元の女子高生達が、故郷の町を何とか盛り上げようと、
名産の紙を使った書道パフォーマンスの全国大会を開催するというお話です。
その町からはどこからでも紙工場の大きな煙突が見えていて、
ヒロインの里子(成海璃子)はその紙工場の煙突を見て、
紙で町を盛り上げようと思いついたわけです。

でもそのキッカケは、里子の彼氏(市川知宏)の祖父が営む手漉き和紙の町工場が
安価な紙のせいで手漉き和紙が売れず破綻したことだったわけで、
その安価な紙を供給して手漉き和紙の町工場を潰した張本人こそ、
大きな煙突の紙工場だったはず。
だからその煙突を象徴として、町を盛り上げようと考えた里子の行動は、
完全に矛盾しているように思うんですよ。
そもそも紙の町として栄えたこの町を、閑散とさせてしまったのは、
このオートメーション化された大きな工場なんじゃないのかな?

あとこれも個人的な印象ですが、
何畳にもなる大きな紙を何枚も重ねた半紙を使う書道なんて、
半端ない紙の無駄遣いだと思うんだけど…。
それを大会本番だけじゃなくて練習でも使うんだから、その量は計り知れません。
これはエコ精神に逆行する、時代錯誤な競技だと感じてしまいます。
まぁ紙を生産する側からすれば大量に消費してほしいだろうから、
町おこしとしては申し分ないでしょうが、
仮にも日本一の紙の町なんだから、紙の大切さってのもアピールしてほしかったかな。

そんなわけでどうにも釈然としない部分も多い作品でしたが、
青春映画としてはなかなかよかったです。
女子高生たちがメインキャストだし、もっとアイドル映画ぽいかなと思ったら、
あまり可愛さを強調しない、控えめでリアリティのある演出でした。
特に主演の成海璃子なんて、普段は美少女だけど、里子の役柄が超自己中なんで、
かなりイライラさせられるし、ちょっと嫌いになりかけるくらいでした。
下手に恋愛も挟んでこないし、友情を描いた文系のスポ根映画って感じですね。

肝心の書道パフォーマンスについては良し悪しがわかりませんが、
里子たちの高校の書道パフォーマンスのBGMに使われた
アンジェラ・アキの「手紙~拝啓 十五の君へ~」はいい曲ですね。
この名曲が効果的に使われていることだけでも、
この作品の評価を大きく底上げしていると思います。

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