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矢島美容室 THE MOVIE

ちょっと前までは夜遅くまで遊んでたんで家にいる時間が少なかったんですが、
このごろ資格試験の勉強したりしてるんで、けっこう早い時間に帰宅してます。
今までは忙しくてテレビを見たくても見れないって感じだったけど、
最近は家にいる時間が長いんで、テレビを見ることも増えたんですが、
いざ見ようと思うと全く面白そうな番組ってありませんね。
特にプライムタイムは酷いもんで、結局録画した深夜番組を観ることになります。
視聴データを見てみると、ボクはテレ朝をよく見ているようで、
逆にフジテレビはほとんど見てないみたいです。
フジテレビって一番視聴率がいいらしいんだけど、ほんとかなぁ?

ということで、フジテレビの番組から生まれた映画の感想です。

矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~

2010年4月29日公開。
バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』から生まれた
音楽ユニット"矢島美容室"の物語を映画化した作品。

父が営むネバダ州の矢島美容室で、平凡ながらも幸せに暮らしていた矢島家の母マーガレット(木梨憲武)、長女ナオミ(DJ OZMA)、次女ストロベリー(石橋貴明)。しかし、父の突然の家出により、家庭の事情が徐々に変わり始める。そんな中、オスカー女優を目指すナオミは、その足掛かりとしてミス・ネバダコンテスト優勝を目指すが……。(シネマトゥデイより)

フジテレビのバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』は、
「食わず嫌い王」でいいゲストが来たときにたまに見る程度ですが、
そんなに"矢島美容室"の企画を推してるような感じもしないし、
とんねるずもそんなに力を入れてる音楽ユニットという印象もありませんでしたので、
これが映画化されると聞いたときにはちょっと意外でした。
だって、音楽ユニット"矢島美容室"は、はじめは確かにCDも売れたけど、
シングル出すたびに売上は下がってきてるし、今はそんなに人気ないよね。
このタイミングで映画化しても、絶対に勝算なんてないじゃないですか。
DJ OZUMAももはや過去の人だし、とんねるずの求心力だけが頼みです。
それにしたって昔ほどあるわけじゃないでしょうが。
でもそんなものを映画化するんだから、出来に自信があるのかもしれない。
もしかしたら超感動してしまうような素晴らしいストーリーなんじゃないか?
なんて逆に期待が高まって観に行きました。

で、観てみたんですが、やっぱりなんで映画化されたかよくわからない作品です。
軽いノリで映画化の企画が進行してしまったが、冷静に考えるとスベってる…、
でも芸能界の超大物とんねるずの手前、引くに引けなくなってしまった、みたいな?
ちょっと大掛かりなコントを大スクリーンやっているという感じですね。
あんまり映画館で観る価値があるとは思えないけど、
テレビ番組の予算ではこの規模のコントは無理だから映画に持ち込んだのかな?
(とんねるずのイメージかもしれないけど、なんだかバブル時代を彷彿とさせます。)
まぁ映画館でお笑いライブを中継する時代ですから、
映画でコントなんてするなというつもりはありません。
でもせめて面白いコントにしてほしかったです。

木梨憲武演じる母マーガレットと、石橋貴明演じる次女ストロベリーは
お笑いタレントだし、コメディとして観客を笑わせようとしてました。
でもDJ OZMA演じる長女ナオミだけやけにマジなんで違和感があります。
DJ OZMAはとりあえずミュージシャンだし、ナオミはひとり面白キャラじゃないから、
ユニット内でも常々ちょっと浮いてるとは思ってたんだけど、
本作の演技を観て、やっぱりナオミだけスタンスが違うと痛感しました。
とんねるずはコントキャラとしてマーガレットやストロベリーを演じてるけど、
DJ OZMAにとってナオミは、綾小路翔(氣志團)同様、別人格のひとつです。
なので本人役でナオミを演じているような感じになってます。
まぁDJ OZMA自身、根幹となる人格がないため、もともとややこしい人なんですが、
ナオミ時は女になりきってて、ちょっとキモチワルイかも…。
マーガレットやストロベリーは笑いを狙った笑えるブスですが、
ナオミは女としてはやっぱりブスだけど、綺麗に見せようと必死で痛々しい感じです。
演技もナオミだけやたら真剣にやってる感じ。
でも残念ながらあんまり上手くはないですよね…。
もっとコント的にやった方が違和感ないと思うんだけど、根が真面目すぎるのかな?

ストーリーは"矢島美容室"が日本でデビューするまでの前日譚で、
ネバダ州を舞台にした、アメリカン学園ミュージカルのパロディだと思います。
主要キャストは日本のタレントですが、ダンサーやモブキャラのほとんどを
外国人やハーフの人を使うという懲りようで、
日本で撮影したわりにはなかなかインターナショナルな雰囲気でよかったです。
松田聖子、水谷豊、大杉漣、宮沢りえ、本木雅弘など大物もサプライズ出演していて、
とんねるずの人望の深さを窺わせます。
山本裕典や黒木メイサが悪役としてキャスティングされてるのも意外ですが、
これがまたなかなかハマってるんですよね。
って感じで、キャスティングに関してはかなりよかったと思いますが、
問題は脚本のグダグダさです。

主にナオミのオーディション話と、ストロベリーのソフトボール話のふたつ。
これが全く接点もなく別個に進行するため、2本の脚本を無理やり合わせたような
中途半端なオムニバス形式になっています。
はじめは平行して進行するけどナオミのオーディションは中盤で終わり、
急激にストロベリーの話に移行して、ソフトボールの試合で大団円を迎えるんですが、
ナオミが中心だと全然面白くないし、石橋貴明で最後を飾りたいのはわかるけど、
本作のテーマ的にはオーディションをクライマックスにした方がいいはず。
それかもう、ソフトボールの話一本にしちゃった方が収まりがいいです。
ナオミのオーディション話は盛り上がらないし、痛々しさしかなかったけど、
ソフトボール話は笑いあり涙ありで盛り上がったし、ベタながらいい感じでした。
ミュージカルとしても試合のシーンで使われた「はまぐりボンバー」のアレンジ曲と、
試合終了後に使われた"矢島美容室"の代表曲「ニホンノミカタ」で盛り上がったしね。

エンドロールの後にフジテレビのお偉いさんが
「バラエティ番組を映画化してみてもいいんじゃないかと考えて制作した。」
みたいなことを仰ってました。
テレビでは儲からなくなったのか、テレビ局が映画を出稼ぎに使ってますが、
あんまりいい加減な作品ばかり作ってると、邦画のレベルが下がって、
映画業界もテレビ業界と同様劣化してしまいます。
邦画も今ではテレビ局製作なしでは考えられない時代だし、
ボクはテレビアニメやテレビドラマの劇場版も好きですが、
安易な企画は通さないでほしいもんです。

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