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ドラえもん 2010

この夏期待のCGIアニメ『トイ・ストーリー3』の予告編にトトロが映ってました。
ピクサーのCCOとジブリの宮崎駿監督は親交があるそうで、友情出演だそうです。
ジブリもピクサーも好きなんで、嬉しいサプライズですが、
ジブリとピクサーにはいいライバルであってほしいという思いもあって、
ちょっと複雑な気持ちもあります。
まぁ海外ではジブリ作品の配給はディズニーがやってるらしいから、
双方ともライバル意識なんて全くないんでしょうが…。

GW目前にしてアニメ映画もたくさん公開されますが、注目は明後日です。
『名探偵コナン』と『クレヨンしんちゃん』の公開日です。
ボクとしては毎年『クレヨンしんちゃん』を楽しみにしてるのですが、
今年の注目は8年連続で初登場1位だった『名探偵コナン』が、
その記録を伸ばせるのかどうかです。
今年のライバルは『クレヨンしんちゃん』だけじゃなく、
大ヒット間違いなしの『のだめカンタービレ』に、
海外からの超大物『アリス・イン・ワンダーランド』が同日公開です。
ボクの予想では1位アリス、2位コナン、3位のだめ、かな…?
期待のしんちゃんは『シャッターアイランド』に次いで5位ってところでしょうか。
同じ東宝なんだから、せめてコナンと同日公開するの止めたらいいのに…。
日テレとテレ朝で意地の張り合いしてんのかな?

ということで、今日は春休み映画だったアニメ映画の感想です。
たいしたライバルもおらず、5週連続1位だったようです。

ドラえもん のび太の人魚大海戦

2010年3月6日公開。
国民的アニメ『ドラえもん』、映画30周年作品。

"架空水"という道具を使って、町を海にして遊んでいたドラえもんたち。そこに、5000年前にアクア星から地球にやって来た人魚族の王女・ソフィアが現れる。人魚スーツを着て海底冒険に繰り出したドラえもんたちだったが、しずかちゃんが何者かにさらわれてしまう。そして、伝説の"人魚の剣"をめぐる人魚族と怪魚族の戦いが始まり……。(シネマトゥデイより)



本作は『ドラえもん』映画シリーズの30本目の作品で30周年記念作品です。
アニメでそんなに続いてるのはスゴイですね。
思えばボクが初めて観た映画も『ドラえもん のび太の日本誕生』でした。
その時がちょうど10作目だったと思うので、それから20年も経ってるんですね。
自分の子供と観に行ってもおかしくない歳になっちゃいました…。

ここ数年、旧作のリメイクが多かった本シリーズですが、
本作はメモリアルイヤーってのもあってか、オリジナルストーリーです。
原作者が亡くなった後のオリジナルストーリーは出来が悪い気がしてたし、
リメイクでも追加したオリジナルストーリーは蛇足だったりしたんで、
オリジナルの本作もあまり期待はしてませんでしたが、
見事にその期待を裏切らない出来でした。
いや、映画としては面白くはないけど、それなりの出来だったかな?
何が気に入らないかといえば、完全オリジナルを謳っておきながら、
実は中途半端なリメイクだったことです。

舞台や設定は『のび太の海底鬼岩城』がベースになってるのは明らかだし、
それはある程度予想していましたが、そこに、突如現れた謎の女の子、
敵は地球征服に来た宇宙人、お座敷釣堀など『のび太と鉄人兵団』の要素を加えて、
なんとも中途半端な感じに仕上げています。
そうしたことで本作が駄作になるのはかまわないけど、
その初期の人気作品2つをリメイク不可能にしたのは憤りを感じます。
特に『のび太の海底鬼岩城』なんて、最後はかなり泣ける超名作です。
変に気負ってオリジナルまがいにしなくても、そのままリメイクすればよかったのに。

中途半端にリメイクされたのにもガッカリだけど、
完全オリジナル要素はさらにどうしようもないです。
『のび太の人魚大海戦』って、人魚が登場する物語かと思いきや、
人魚じゃなくて尾ひれが着脱可能な海底人だし…。
何の説明もなく、ブサイクな半魚人も混ざってるけど…。
シリーズ初期の作品はちゃんと考証がされていて、観ているだけでも勉強になったり、
妙なリアリティがあったりしたものだけど、最近の作品はそのあたりがいいかげん。
人魚の考証もちゃんとすれば、実は宇宙人なんて投げやりな設定じゃなくて、
もっともっともらしい設定になったはずです。
こども向けだと思ってナメて作ってるとしか思えません。

それどころか、『ドラえもん』自体の理解も足りてないと思います。
本作のメインとなる秘密道具"架空水"は、他人の迷惑にもなる道具で、
ドラえもんらしくないアイテムだと思うし、
ジョーカー的存在であるドラミちゃん(千秋)もほいほい登場させすぎ。
(ドラミちゃんはW杯ぐらいの頻度がちょうどいいです。)
最悪はジャイアンが自分の歌声を凶器として認識しているような描写があったこと。
たしか『のび太の魔界大冒険』でも、人魚を歌で撃退したことがあったけど、
あくまでもジャイアンは自分が殺人的音痴だとは思ってないはずで、
それは暗黙の了解だったはず。
意識的に使っているのであれば、もうただのこどもではなく異能力者ですよ。
ついでに画風がGペンで描いたような妙にやわらかい感じになってて変。
劇場版だからって奇をてらったことをやりたかったんでしょうが、
通常の絵柄と違いすぎてキモいです。(特に鋭角の多いスネ夫が…。)
次第に慣れはするけど、時間がかかりました。

あと個人的に、ケンコバを声優に起用するのはやめてほしかった。
味のある声だし、演技も特に悪いわけじゃないけど、
CMなんかに起用されるようになって、彼の芸風はどんどん温くなってるし、
こどもアニメなんかに起用されたら、更に守りに入っちゃいそうです。

好きなドラえもんの映画は?という質問に、『のび太の恐竜』『のび太の日本誕生』
『のび太のドラビアンナイト』『のび太の魔界大冒険』など、
初期の作品をあげる人が多いそうですが、今のこどもたちが大人になった20~30年後に
『のび太の人魚大海戦』なんて応える人は皆無だと思います。
過去の栄光でまだキラーシリーズであり続けているうちに、
今のナメた映画作りをやめて、早めにテコ入れした方がいいと思います。
そうしないと40周年を迎えるのは厳しいんじゃないかな?

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