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NINE

最近は複数の主演級女優集めて"豪華女優たち夢の共演"みたいな映画が多いですね。
邦画では『ゼロの焦点』とか『人間失格』とか『FLOWERS -フラワーズ-』とか。
なんでかな?単体で客呼べる女優が減ったからかな?
まぁ観る分にはお得感があって嬉しいですけどね。
でも実際は大概の場合、半ばオムニバス形式・群像劇形式になってて、
共演といえるほど絡んでもないんですよね。
男の主演級俳優の共演の場合は、ガッツリ絡んでることが多い気がするけど、
女優さんってのはプライドとかライバル心とか強すぎて難しいんですかね。

今日はハリウッドの豪華女優陣による魅惑の共演作の感想です。

NINE

2010年3月19日日本公開。
『シカゴ』のロブ・マーシャル監督がメガホンを取り、
同名ブロードウェイ・ミュージカルを映画化。

1964年のイタリア。スランプ中の映画監督、グイド・コンティーニ(ダニエル・デイ=ルイス)にとって、妻のルイザ(マリオン・コティヤール)だけが心のよりどころだった。ところが、妻以外にも愛人カルラ(ペネロペ・クルス)や主演女優のクローディア(ニコール・キッドマン)など美しい女たちに囲まれているグイドは、愛とプレッシャーとのはざまで幻想の世界へと陥っていく。(シネマトゥデイより)



本作はミュージカル映画なので、もちろん歌と踊りも売りなんですが、
そんなことや、ストーリーの面白さなんてのは二の次です。
なんといってもオスカー俳優たちの無駄なくらい豪華な共演が一番の売り。
主人公グイド役にはダニエル・デイ=ルイス。
グイドの周りの女性たちをマリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、
ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレン、ジュディ・デンチが演じています。
次から次へと登場してくるこの新旧オスカー女優たち、
彼女たちの交錯する瞬間に、どれほどの価値を見出せるかで、
この作品の評価は大きく変わってくると思います。
この女優達を如何に魅力的に撮るかが第一義であるために、
本来一番重要であるグイドの苦悩や滑稽さを描ききれておらず、
ストーリーも特筆すべきものはないし、テーマもイマイチわかりにくいです。
原案となった古典的名作『8 1/2』なぞと比べることは以ての外です。

でもたぶんそれでいいんじゃないかな?
とりあえずこれだけの女優を集めたことを評価したいとこです。
特にグイドの映画の主演女優クラウディア役のニコール・キッドマンなんて、
(オイシイ役ではあるけど)チョイ役で、勿体無いくらい贅沢な使い方です。
グイドと、その妻ルイザ役マリオン・コティヤールと、
グイドの愛人カルラ役ペネロペ・クルスの三角関係が軸ではあるものの、
名だたる女優を並び立てるわけだから、どの女優に重点を置くでもなく、
バランス良く各々魅せ場を作っている感じで、言ってしまえばみんなチョイ役です。
(オスカー女優キャサリン・ゼタ=ジョーンズは、オファーを受けたものの、
チョイ役だったために断ったとか…。)
この贅沢さを楽しめれば、ストーリーなんて瑣末なことです。

しかし本作はミュージカル映画なので、オスカー獲れるほどの演技力があっても、
歌とダンスをこなせなければ残念なことになります。
オスカー女優のミュージカルといえば、『マンマ・ミーア!』を思い出しますが、
その主演だったハリウッド一の演技派女優メリル・ストリープを持ってしても、
歌とダンスは酷評されていたのも記憶に新しいです。
まぁ本作の女優たちはメリルよりかは様になっている感じ。
ただやっぱり、キャスティングにはタイトルホルダーを優先したためか、
グイドの仕事仲間リリー役ジュディ・デンチは歌はそんなに上手くないですね…。

その点、主要女性キャストの中でもオスカーを獲ってない2人の女優、
グイドのファンの記者ステファニー役ケイト・ハドソンと、
グイド少年を性に目覚めさせた娼婦サラギーナ役ファーギーは、
オスカー女優たちよりもさらにチョイ役ではあるものの、
ミュージカルシーンは歌もダンスも、かなり見栄えのするものになってます。
ファーギーはむしろ歌やダンスが本業だから当然ですが、
ケイト・ハドソンのミュージカルシーンは本作の一番の盛り上がりポイントで、
彼女の歌う「Cinema Italiano」は本作のリード楽曲になるほどです。
ミュージカルに演技力はあんまり関係ないってことですね。
(ケイト・ハドソンもオスカー候補の経験はあるんですけどね。)

それにしてもペネロペ・クルスがセクシーすぎる!
彼女は先日の第82回アカデミー賞では、本作で助演女優賞にノミネートされましたが、
惜しくも受賞はなりませんでしたが、今、不倫相手演じさせたら世界一ですね。

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