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フィリップ、きみを愛してる!

ボクは映画雑誌が好きでよく読んでます。
『キネマ旬報』や『映画秘宝』のようなコアな映画雑誌も読むけど、
『TOHOシネマズマガジン』や『シネコンウォーカー』のような
フリーマガジンの方が好きです。
プロモーション目的で作られているので、ネタバレも全くないし、
新作映画の魅力が端的に書かれていて、映画選びにすごく重宝します。
でも最近印刷数を減らしてるのか、ウカウカしてると配布終了なんてことも…。
昔はチラシの横に平積みしてあったのになぁ…。
なので『シネコンウォーカー』は購読するようになりました。
もはやフリーマガジンじゃないけど、その価値はある内容です。

さて、今日も映画の感想です。
今は春休み映画シーズンですが、もうそろそろGW映画も公開が始まるし、
観たい映画が山積みです!

フィリップ、きみを愛してる!

2010年3月13日日本公開。
IQ169の天才詐欺師の実話を基にしたドラマチックなラブコメディ。

愛する家族より自分らしく生きることを選んだ警官のスティーヴン(ジム・キャリー)。しかし、ボーイフレンドと派手な生活をするために詐欺師となり、あえなく刑務所行きに。そこで今度はフィリップ(ユアン・マクレガー)に一目ぼれし、自分は弁護士だとうそをつく。釈放後、晴れて幸せを手に入れた二人だったが、スティーヴンはさらなるうそと不正を重ねていき……。(シネマトゥデイより)



詐欺と脱獄を繰り返し、現在懲役167年を課され刑務所に収監中の天才詐欺師、
スティーヴン・ラッセルのの半生を描いたドキュメンタリー小説が原作の映画。
つまり本作は実話が基になてるんだけど、俄かには信じられないような内容です。
冒頭に"実話である"と明言されるんですが、あまりにも都合のいい展開で、
鑑賞中は"実話の体裁を取った作品だろう"と決め込んで観てたんですが、
帰宅後いろいろ調べてみると、どうやらホントに実話だったようで…。
スティーヴン本人の写真も存在するし、彼のボーイフレンドのフィリップは
本作にカメオ出演してるし、実話なのは間違いなさそうだけど、
未だに嘘臭いという思いは拭えません。
どうせ証明できないことを見越して、脚色されまくってるんじゃないのかな?

主人公スティーヴン(ジム・キャリー)は単なる天才詐欺師、
天才脱獄王ではありません。同性愛者です。
スティーヴンは自分の性癖を隠して生活していて、普通に妻子もいたけど、
交通事故で死にかけたことをキッカケに自由に生きることを決意、
ゲイであることをカミングアウトします。
しかし人と違う特別な生活をするためには、先立つものが必要で、
わざと店内で怪我をする賠償金詐欺を始めます。(IQ169のわりにチープな詐欺…。)
そんな生活長く続くはずもなくお縄に。刑務所にブチ込まれます。
そこでフィリップ(ユアン・マクレガー)と運命的な出会いを果たし、
釈放後、ふたりで同棲を始めるが、またしても生活を維持するために詐欺を始めます。

まぁここまでは、普通よりは波乱万丈だけど、突拍子もないほどではないですが、
ここからが俄かに信じがたい展開に…。
フィリップを養うための詐欺の規模が途轍もなく大きいし、
また刑務所に収監されたらフィリップに再び会うために脱獄を繰り返すんですが、
"そんなこと現実的に無理だろ?"って思うような方法です。
詐欺や脱獄方法が巧妙ならまだしも、あんなチープな手法で騙されるなんて、
詐欺の被害者たちも、刑務所の看守たちも現実味がないくらいヌケてる。
しかもけっこう最近の話だってんだから驚きです。
脱獄を繰り返したことで、ただの詐欺師が異例の終身刑をくらうわけだけど、
ここまでくると刑務所のズサンさによる人災な気もしますね。

ボクは同性愛は生理的に受け付けないんで、ゲイ映画は苦手なんですが、
ジム・キャリーは好きな俳優のひとりなんで、半ば覚悟して観に行きました。
でも本作はスティーヴンがゲイであることよりも、天才詐欺師であることに
重点を置かれて描かれていたんで、比較的ふつうに楽しめました。
脱獄や詐欺を繰り返す男の刹那的な生き方は、話としても興味深いし面白い。
特に最後のシリアス展開からの大ドンデン返しは意表を突かれました。
こんなゲイ映画丸出しのタイトルじゃなかったら、
もっと多くの人に観てもらえただろうに、なんか勿体無いですね。
とはいえやっぱり男同士でイチャイチャするシーンはドン引きしちゃったけど…。
そのゲイ役を、最近イロモノ俳優化してきたジム・キャリーならまだしも、
正統派だと思ってたユアン・マクレガーも演じてるんですもんね。
まぁユアンの方はキスくらいであまり過激な濡れ場はなかったけどね。

…、…、…やっぱりこの映画、フィクションじゃないの??

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