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オーシャンズ

もう少し映画の記事ばかり続きそうですが、
2月は観たい映画も少ないので音楽の記事も書けそうかな?

オーシャンズ

2010年1月22日日本公開。
フランスのネイチャー・ドキュメンタリー。

北極海から南極海、サンゴ礁に彩られる美しい海に、冷たい氷で覆われた海など、世界各地の海にいる生物たち。猛スピードで泳ぎ、ジャンプするイルカ、ゆっくりと海の底へと沈んでいくマンタ。光のない大気圧1,100倍の海底であっても、そこで生きる命は存在している。(シネマトゥデイより)



イグアナが気持ちよさそうに泳ぐシーンから始まって、
アジなどの幻想的な魚群、ヘンテコな海の生物に、さまざまな海獣達。
かわいいイルカの群れに、雄大なクジラの潮吹き…。
美しくも力強い海洋の映像で、なかなか面白いネイチャー・ドキュメンタリー…、
と思いきや、あれ?なんか話が変な方向に…?

漁師の網に引っかかり身動きとれず力尽きるカメや海獣たち…。
血まみれの水面からカギ爪で無造作に引き上げられる魚たち…。
ヒレを全部切り落とされてダルマ状態で投棄されるサメ…。
捕鯨用のブットイ銛を撃ち込まれるクジラ…。

本作はネイチャー・ドキュメンタリーの皮を被ったプロパガンダ映画です。
バカが迂闊に観ると、政治的メッセージを刷り込まれ、洗脳されます。
誰から? もちろん環境テロリストどもからです。
簡単にいえば環境保護に託(かこつ)けた漁業反対のメッセージですが、
件のシーンで残酷に見える漁をしているのは、どうみてもアジア人。
いや船や装備の雰囲気からして日本人を想定しているのはほぼ間違いないです。
本作は特に日本を狙い撃ちにした捕鯨反対のメッセージが込められています。
異様な演出にまさかとは思ったけど、やっぱり出てきました。
エンドロールにWWFなどと並んで、"シー・シェパード"の文字が。

海なんてもっと多様な生物の宝庫のはずなのに、シャチにイルカにクジラに…。
件のシーン以外でもやたらクジラ目のシーンばかりだとは思ってたんですよ。
そんなネイチャー・ドキュメンタリーを気取ったシーンで、
クジラを雄大で幻想的に描いておいて、神秘的な生き物であるように印象付け、
それを伏線とし、件の虐殺シーンで、如何に捕鯨が残酷な行為であるか、
日本人漁師が残忍であるかを強調し、観客に刷り込む…。

その虐殺シーンがホントに現場を撮影したドキュメンタリーなら、
真実としてある意味仕方がないかもしれないけど、
このシーンはドキュメンタリーではなく、人為的に作られたものです。
ヤラセだったり、特撮だったりするわけです。
単なるネイチャー・ドキュメンタリーならば、絶対に入れてはいけないシーンです。
なぜそんな偽りのシーンを作為的に挿入するのか…。
もちろん本作がプロパガンダ映画だからに他なりません。

ボクはシー・シェパードは嫌いだけど、クジラが食べたいわけでもなくて、
ただ捕鯨を環境テロリストや諸外国からどうこう言われたくはないってだけで、
日本の文化として、日本国内で議論すればいいことと思ってます。
プロパガンダ映画にも別に嫌悪感を持っているわけでもなくて、
マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー・シリーズとか、
『不都合な真実』とか、ちゃんとそのつもりで上映されているなら問題ないです。
しかし本作は、あくまでネイチャー映画として上映されているのが気に入らない。
そしてそのターゲットはおそらくチビッコたち。
こども一律500円のキャンペーンもそうだし、
狂言回しとしてこどもを使う、こども番組的な演出もそのためです。
判断力の弱いチビッコに、あんな(作り物の)トラウマ映像を見せて、
潜在意識に刷り込もうという魂胆でしょう。

同じ作戦の映画としてCGIアニメの『ハッピーフィート』がありましたね。
あれもかわいいこども向けアニメを装って、反漁業を訴えるプロパガンダ映画でした。
幸いにもキャラが不気味で日本では全く流行りませんでしたが。
本作を観てあの時の不愉快感が蘇りました。

こんな洗脳映画のナビゲーターの仕事を請けた宮沢りえにも幻滅です。
こんな映画を作ったフランスや共催企業もちょっと嫌いになったけど、
何より序盤のネイチャーパート観て、いい映画だと思ってしまった自分が悔しい…。
ボクが払った鑑賞料のいくらかも環境テロリスト側に回るのかなぁ…。はぁ…。

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