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ゴールデンスランバー

去年公開にもかかわらず、未だに週末興収1位を爆進中の『アバター』ですが、
もう国内興収80億円を突破しちゃったみたいです。
去年の年間興収1位だった『ROOKIES –卒業-でも80数億円だったんで、
もうすでに今年一番のヒットということになるのは間違いなさそう?
なんか今年公開のほかの映画は、張り合いがなくなりますねー。
あー、でも前年で20億くらい稼いだらしいから、
今年の年間興収からはその分差し引かれるのかな?
それでも対抗できるのは『ハリーポッター』か『踊る大走査線3』くらいかなぁ。

今日感想を書く映画も『アバター』に負けず劣らず面白かったんだけど、
最終興収は20億円に届くかどうかってとこかな?
ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

2010年1月30日公開。
伊坂幸太郎の同名ベストセラー小説を映像化したサスペンス映画。

凱旋(がいせん)パレード中に首相が暗殺された仙台、宅配ドライバーの青柳(堺雅人)は、久々に再会した旧友の謎の言葉を聞いた直後、警官から突然銃を向けられる。訳もわからず逃げ出した彼は、身に覚えのない証拠と見えない力によって無実の首相暗殺犯に仕立てられていく。絶体絶命の中、青柳は大学時代の仲間たちに助けられながら逃亡を続けるが……。(シネマトゥデイより)



かなり面白かった『ジェネラルルージュの凱旋』の監督・中村義洋と、
主要キャストの堺雅人、竹内結子のトリオが再結集したことでも話題の本作。
期待はしてたし、きっと面白いことも予想してたけど、予想以上に面白かったです。
コメディ以外ではかなり久々に面白いと思える邦画でした。
それこそ『ジェネラル・ルージュの凱旋』以来かも?

巨大な陰謀に巻き込まれ、殺人事件の嫌疑をかけられた冤罪の男が、
検察の追跡から逃げながら、真相に迫っていくという、
ままあるタイプの逃亡劇サスペンスですが、最近のサスペンスには珍しく、
展開の読めないうまい脚本(原作)だと思いました。

以前アイドルを助けたことで、マスコミから英雄に祀り上げられた青柳(堺雅人)。
その人気に目をつけた彼は、謎の陰謀により、首相暗殺の犯人に仕立てられてしまい、
問答無用で警察から発砲され、わけもわからず逃亡することになってしまいます。
冤罪を訴えたいが、陰謀の手先である警察は助けてくれない。
マスコミも手のひらを返したように、英雄の転落を面白おかしく報道。
親友たちや同僚は逃亡中の彼に親切に接してくれるけど、ちょっと様子がおかしい。
その反面、通り魔殺人の指名手配犯の青年や、堅気じゃない怪しいオッサンは
逃亡中の主人公になぜか優しく接してくれる。
正義であるはずの警察に命を狙われ、凶悪な悪党に助けられるという状況で、
序盤は誰が味方で誰が敵か、全然わからない状態で、
観客は登場人物全員に疑心を持ちながら観ることになり、ドキドキです。
でも劇中の青柳は、疑心よりも信頼することを大切にしているので、
そのお人よしさが、危なっかしくて更にドキドキさせられます。

そんな疑心だらけの序盤から一転、終盤は主人公が愚直に人を信頼してきたことが
どんどん結実していく様子はなんとも映画的で盛り上がります。
まぁちょっと出来すぎだし、美談すぎるんで、ちょっとリアリティに欠けるけど、
伏線の回収が巧妙で、これぞ映画の醍醐味って感じ。
2時間以上の長い作品だけど、最後まで先の読めない展開でワクワクドキドキできて、
それはすごくよかったんですけど、あのラストはちょっと残念かな…。
ラストもまさかの展開ではあったんだけど、勧善懲悪ではないラスト…。
完全解決とはいえないラストで、なんか敗北感を感じたというか…。
ラスト直前までの気持ちの盛り上がりがすごかっただけに、
あんな妥協みたいな落しどころで終わったのはモヤモヤするなぁ。
たとえ予想通りでも、文句の付けようのないハッピーエンドの方が、
スッキリした気持ちで劇場出れたかも…。
まぁそれも巨悪が絡むサスペンスでは常套手段だったりするんだけど…。

でも実際、あの落し所はリアルなのかもしれませんねぇ。
自分がこの主人公の立場だったとして、元の生活を取り戻せるような解決方法、
全く思いつきませんもん。あれでも意外と最善の決着だったのかも…?
個人が警察やらマスコミみたいな大権力を相手にするのは無理ですもんね。
今政治とカネの問題で吊るし上げられてるどこぞの幹事長だって、
かなり黒っぽいのは間違いないけど、まだ嫌疑の段階なのに、
検察とマスコミが結託して、ほぼ黒と決め付けちゃってるし…。
マスコミの世論操作による冤罪事件も頻発してるし、検察の国策捜査もありそう。
そうゆう意味ではけっこうタイムリーな映画だったかも。

キャストもよかったです。
主要キャストは堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆と個人的に好きな俳優で嬉しかったし、
脇も大森南朋 、貫地谷しほり、香川照之など主演級が揃ってて豪華。
ちょっとしか出なかったり、すぐ死んじゃったりする人もいて贅沢でした。
超嫌いな俳優も出演してたけど、ちゃんと憎たらしい役で適材適所です。
特によかったのは、伊坂幸太郎作品常連の若手個性派俳優、濱田岳。
彼が演じた通り魔・キルオはインパクト強くて、本作のマスコット的存在というか、
彼がこの役をしたことで、本作の魅力が何割り増しかされてると思います。
あと学生時代のヒロインを演じた竹内結子のショートカットでかわいすぎる!

ん~、1月公開の映画の中では一番面白かったなぁ。(そんなに数観てないけど…。)

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