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アサルトガールズ

先日の『釣りバカ日誌20』の記事で"今年の映画の感想は最後"と書きましたが、
急遽友達に誘われてもう一本観てしまいました。
今日でホントに今年最後です。

アサルトガールズ

2009年12月19日公開。
押井守監督が約8年ぶりに手掛けた実写長編SF映画。

熱核戦争後の荒廃した砂漠の戦場に集まった3人の美しき女ハンターたち。ゲームマスターが空中から監視する中、ターゲットである巨大モンスターのスナクジラの群れを相手に、それぞれの戦闘スタイルでバトルを繰り広げていた。ある日、伝説の超大物マダラスナクジラを仕留めるべく、彼女たちはパーティーを組むが…。(シネマトゥデイより)

友達に誘われるまで存在すら気にしなかった作品でした。
もともと押井守監督のアニメ作品はマニアックで難解でちょっと苦手。
だから誘われた時、"押井守?う~ん…"と渋ったんですが、
キャストを聞いてビックリ。
登場人物はほぼ4人のメインキャストだけ作品なんですが、
その中のひとりが、昔大好きだった女優・佐伯日菜子じゃないですか!
久々に彼女を見れるだけでも劇場へGOな気分ですが、
更に他のメインキャストには大注目の正統派若手女優・黒木メイサに、
アカデミー賞候補にもなった国際派女優・菊地凛子まで!
もうひとりは全く見たことないオッサン(藤木義勝)ですが、
女優陣はこれ以上ないってくらいのハイセンスなキャスティングです。
これは俄然観たくなってきた!って感じで劇場に行きました。

で、鑑賞したんですが…。
たしかに佐伯日菜子は昔と変わらず眉目麗しいし、黒木メイサも綺麗だし、
菊地凛子も可愛らしく魅力的に撮られています。
まぁそれを期待して観に行ったんだから、そこは満足しなきゃいけないんですが、
どうも押井守丸出しの世界観や、何ともいえないストーリーが…。
舞台は大人気オンラインゲーム上の"アヴァロン"という仮想空間。
ステージのボスモンスター狩ることで、次のランクに上がれる、
『モンスターハンター』ぽいMORPGですかね。
そこでもちょっとした出来事を描いたと言った感じの作品で、
そもそもストーリーと呼べるほどのものでもないです。

あるところにネトゲ廃人が4人いました。
4人はそれぞれソロでプレイしてたんですが、ボスモンスターが倒せません。
ネトゲ廃人同士、ライバル意識が強かった4人だけど、
仕方ないのでパーティを組んでボスモンスターに挑むことに。
あっさりボスモンスターを倒したのはよかったけど、報酬を巡って仲間割れ。
めでたしめでたし…、みたいな。

ホントにこれだけの話。その他には何もありません。
ドラえもんの1話分より内容が薄いものを、グゥーーーーーーーーーーンと伸ばして、
10分で描けるストーリーをなんとか70分にしています。
普通引き伸ばしするなら、サブエピソードとかを入れて間を繋ぐもんですが、
本作はそんなことはしません。
ただ荒野(仮想世界)をぶらつく4人を延々と撮り続けるだけです。
まるで4人のイメージビデオかの如く。

いや、4人のイメージビデオだけならまだいいけど、虫とか犬とか風景とか、
本筋と全然関係ないもののイメージビデオまで使って必死に間を埋めてます。
(この犬や虫は役者としてエンドロールにクレジットされてます。)
まぁ4人中3人は魅力的な女優なので、映ってるだけでも間が保たないでもないけど、
下手に戦闘シーン入れたらCGとかお金も手間かかるから手を抜いた、
…みたいな印象をうけました。
そういえば押井守が『アバター』観て「あれには10年かけても追いつけない。」と
コメントしたって記事を読みましたが、本作はジェームズ・キャメロン監督の
18年前の作品にすら追いついてませんよ、と。
まぁ自身の作品『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』よりも数段劣るし、
やっぱりアニメーションの監督なんだろうな。

でも何度もいいますが女優3人はホントに魅力的です。
黒木メイサの地球防衛軍みたいな格好のコスプレもいいし、
佐伯日菜子のタイトな深紅の戦闘服もクールでセクシー。
中でも黒魔術師っぽい格好の菊地凛子が魔法使うために小躍りする姿は激カワです。
でも彼女たちともうひとりの男はネトゲ上のプレイヤーキャラクター。
裏には実際に彼女たちを操作しているネトゲ廃人がいるという設定です。
劇中で佐伯日菜子はオフでは二児の母だという会話がされてますが、
それもホントかどうか怪しいモンで、ボクは作品の冒頭で意識的に見せられた
4人のキモオタ(NEET)が彼女たちのオフでの姿だと思います。
(というか、そうゆう風に刷り込まれるように作られてるんだと思いますが。)
つまりオッサンキャラはまぁいいとして、美女3人はネカマにしか見えない…。
ボクもネトゲでサブキャラに女性キャラ作ったことあるし、ネカマは否定しないけど、
本作は極上の女優が演じてるだけに、あのキモオタがフェードバックしてきて
キモチワルイです。

あと、これは『サマーウォーズ』など仮想世界系作品全般にいえることなんですが、
そのオンラインゲーム(仮想世界)に全然魅力を感じません。
膨大な人数が参加していることを前提にしてて、英語を基本言語にしたり、
冒頭で報酬を現実通貨に換金できるからとか必死に人気があることを説明してるけど、
ゲームとして全然面白そうじゃなく、説得力が全くないです。
"こんなものが人気ゲームなわけがない"と思ってしまうんですよね。
(エンカウントが困難だったり、GMがお節介で自由度が低いとか最悪です。)
この手の作品はまず魅力的なゲームシステムを全力で作らないとダメです。
劇中劇を作り込むような作業で、全体から見ると無駄な作業になる部分も多いけど、
映画という仮想物語の中の、更に仮想の世界を舞台にするんだから、
並みの努力では観客の興味を惹くことは出来ませんよ。
こんなクソゲー、ボクなら3日ももちません。

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