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ティンカー・ベルと月の石

クリスマス・イブだけどボクには普通の平日です。
でもチキンとケーキは食べました。
明日も普通の平日だし、『アメトーーク』見てさっさと寝なきゃ。
でも今日と明日はクリスマスらしい映画の感想を。

今年一番の訃報といえばマイケル・ジャクソン。
マイケルは世界中のシンガーやダンサーの憧れの存在でしたが、
そのマイケルが一番憧れていたものといえば"ピーター・パン"です。
自宅にネバーランドを建てたり、彼は自らをピーター・パンと称したりしました。
ボクもちょっとピーター・パン症候群の気があるのか、
いい歳なのにこども映画観てキャッキャ言ってるんですが、
さすがに歳はとるし、死ぬときは死にます。(マイケルは自然死ではなかったけど。)
今日はネバーランドを舞台にした、ピーター・パンのスピンオフ映画の感想です。

ティンカー・ベルと月の石
Tinker Bell and the Lost Treasure

2009年12月23日日本公開。
ディズニー『ピーター・パン』に登場する妖精ティンカー・ベルのスピンオフ企画、
"ティンカー・ベル4部作"の第二弾。

人間の世界に四季を届ける使命を果たすため、秋の準備に取りかかるティンカー・ベルら妖精たち。ある日、ティンカー・ベルに重大な仕事が言い渡される。その大切な任務、妖精たちの宝物“月の石”を納める“聖なる杖”を作るために、ティンカー・ベルは旅立つことになり…。(シネマトゥデイより)



本作は妖精ティンカー・ベルが、生まれてからピーター・パンに出会うまでの物語を
4部構成で描くシリーズの第2弾です。
第1弾だった前作は全米ではDVDリリースでしたが、
その出来のあまりの良さに、日本では劇場公開されました。
前作『ティンカー・ベル』はこども向けながら道徳的で風刺的な内容で、
若者たちが派手で儲かる仕事に憧れる昨今、裏方やもの作りの大切さを訴えるような、
若者の職業観を問うような物語で、金融によって世界経済が支配されている現状に、
一石を投じる、大人も見るべき作品でした。
本作も道徳的な内容ですが、前作よりは幾分わかりやすいテーマ。
自分の非を認める謙虚さや、相手の失敗を許容する心の大事さを描いたもので、
平たく言えば、友情こそがどんな財宝にも代えがたい宝物だという物語です。

まぁベタな友情モノと捉えてしまえばそれまでだけど、物語としても面白いです。
ティンカー・ベルはピクシー・ホロウの大切な宝物"月の石"を壊してしまい、
それを修復するためになんでも願いが叶うという"魔法の鏡"を探しに、
ネバーランドの北へひとり旅立つが…、という話ですが、
この月の石を壊したことの解決方法がなかなか意表を突くもので、
まさかあんなことになるとは最後まで予想が付きませんでした。
ティンクは、ものづくりの妖精らしい方法で、失敗を大きな成功に変えます。
魔法の力に頼らなくても、創意工夫で魔法以上の結果を出す、
何事も工夫することの大切さ、ものづくりの真髄ですね。

前作で派手な仕事に憧れていたけど、裏方の仕事のやり甲斐に目覚めたティンク。
本作ではものづくりに没頭するあまり、親友との関係に摩擦が生じます。
前作よりかなり短気で怒りっぽい性格になってるけど、
それが『ピーター・パン』のティンクの性格に近くなった感じを受けます。
その親友は前作ではチョイ役だった妖精の男の子・テレンス。
ティンクとテレンスの関係が軸になってて、ロマンスでも始まりそうなものだけど、
安易にそんな展開にしないところが好感が持てました。
テレンスはティンクが好きっぽいけど、ティンクからすればテレンスは親友。
ちょっとテレンスが気の毒な気もしたけど、ティンクが好きになるのは
ピーター・パン以外に考えられないし、その設定は絶対に守らないとね。

そんな感じで少しずつピーター・パンの影が見え隠れし始めましたが、
前作でウェンディが登場したようなサプライズは今回はありません。
変わりにネバーランドの海賊の存在が示唆されたり、
ティンクの新衣装がピーター・パンの衣装ぽくなったりと、
ちょっとしたファンサービスはふんだんに盛り込まれてます。
(新衣装で肌の露出が少なくなったのはアレですけど…。)
それに『不思議の国のアリス』のオマージュのようなシーンとか、
ディズニー映画らしいサービスもちょこちょこありました。
あぁそう思えば、あのティンクの乗り物って『カールじいさんの空飛ぶ家』の
オマージュだったのかもしれないなぁ。

CGIアニメとしては、本国ではDVDリリース用ということもあり、
粘土細工のような質感のCGで、ピクサー映画などに比べるとやはり劣ります。
でもそれがかえってオモチャ的で、メルヘンチックなんで、
ディズニーの古典ファンタジーには向いてるかも。
それに劣るとはいえ、日本の力作CGIアニメよりも高い技術レベルですしね。
DVDリリース前提なんでデジタル3D版がないけど、実は3D向きだと思うなぁ。

前作を映画館で観たときは、客席ガラガラで、4部作なのに大丈夫か、
次回作から日本でもDVDスルーになるんじゃないか、なんて心配しましたが、
前作の評判は上々だったし、DVDリリース時に多少火がついたのか、
本作はなかなか大盛況でした。
この調子ならシリーズ安泰かな?

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