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アバター

明後日はキリストの誕生日だけど、今日も誰かの誕生日で祝日。
祝日で冬休みでレディースデイで大作の公開日で、映画館はごった返してました。

ボクはデジタル3Dの映画を観てたら、なんか視界がボヤける気がしてました。
他の人に訊いたら別にそんなこともないようで、もしかしたら白内障とか
ボク自身の目に何か問題があるかもしれないと思ってビビッてたんですが、
どうやら原因は映画を観る姿勢にあったようです。
ボクは肘掛にもたれる感じで、ちょっと斜めに傾いた姿勢で観ていたんですが、
ボヤけないためにはちゃんと両目を画面と平行にしとかないとダメみたいです。
まぁデジタル3Dのシステムを理解してれば当然のことだったんですが…。
(もちろん技術的に拙い『戦慄迷宮3D』みたいなやつは誰が観てもボヤけます。)

で、今年最後のデジタル3D映画として『アバター』を観に行ったんですが、
今日こそはボヤけないようにとビシッと真っ直ぐ座って鑑賞しました。
たしかにいつもより綺麗に観えます。
でもあんあ重い3Dメガネを付けて、162分の超大作を姿勢を崩さずに観るのは辛い。
鑑賞後、体はパキパキで肩が凝って大変です。
デジタル3Dは100分超えるとキツイですねー。

あと、本作でデジタル3Dの字幕スーパー版を初めて観たんですが、
字幕がカキヤの手書きじゃなく、普通のゴシック体だったんで読みにくかったです。
う~ん。手書きは3D化しにくいのかな?
本作はセリフはそんなに重要じゃないんで、必死に読まないでも大丈夫だけど…。
字幕は常時かなり浮き上がってますが、時折それ以上に浮き上がるシーンがあると、
遠近感が狂ったような、ちょっと変な感じになりますね。

アバター

2009年12月23日日本公開。
『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督、12年ぶりの最新作。

下半身不随になり、車いす生活を送るジェイク(サム・ワーシントン)は、衛星パンドラにやって来る。彼は人間とナヴィ族のハイブリッドであるアバターに変化を遂げ、不自由な体で単身惑星の奥深くに分け入って行く。慣れない土地で野犬に似たクリーチャーに襲われていた彼は、ナヴィ族の王女(ゾーイ・サルダナ)に助けられる。(シネマトゥデイより)

やっぱりひとつ大ヒット作を制作しちゃうと、次が難しいですよね。
周りからの次回作への期待も高まるし、下手なものは作れません。
『おくりびと』の滝田洋二郎監督にしても、次回作がまさかの『釣りキチ三平』で、
一発でアカデミー賞監督のレッテルが剥がれた気がしましたし。
『エイリアン2』や『ターミネーター2』を撮った大監督ジェームズ・キャメロンでも
映画史上最高の成績を残した大ヒット作『タイタニック』を撮ってしまったことで、
世界一の巨匠となって、おいそれとはメガホンを取れなくなったんじゃないかな?
そんなこんなで早12年経ってしまいましたが、今年ついに新作が発表されました。

世界一の巨匠が構想14年、制作4年を費やした12年ぶりの新作ということで、
もちろん楽しみにはしていましたが、正直不安もありました。
今年夏ごろの予告編世界同時解禁映像を観た時は、SFなのは予想してたけど、
まさかCGIアニメとは思ってなかったんで衝撃を受けました。
(実際は実写とCGIが半々くらいです。)
しかも主役は青いトカゲのような人間で、バタ臭くてグロい…。
あれを見ただけで映画を観る気を失った人も多かったみたいです。
"これ大丈夫か?"と思ったけど、ボクはCGIもSFも好きなんで期待は膨らみました。
でもその後執拗に繰り返される予告編で、CGIの超美麗な映像も見慣れちゃって、
いざ上映される時期になると、かなり期待度も薄れていた感じ。
夏ごろはダントツで楽しみな年末映画だったけど、いつしか『のだめカンタービレ』や
『カールじいさんの空飛ぶ家』の方が楽しみになってたし、
本作はただの『スターウォーズ』の亜流くらいの期待度にまで下がってました。

ですが、いざ鑑賞してみたら、やっぱり面白かったです。
クリーチャーデザインとか背景の美麗さとかの衝撃は予告編に劣りますが、
それでも予告編では観ることが出来なかったデジタル3D処理された
奥行きのある映像は新鮮味もありました。
軸になるストーリーとしては単純明快で、それほど目新しさもなかったけど、
舞台となる衛星パンドラの世界観が、構想に14年もかけただけあって、
ワクワクするようなアイディア満載で、よく出来てます。
特に気に入ったアイディアはナヴィ族(パンドラ星人)が使う"フィーラー"。
これはナヴィ族の頭から伸びるプラグケーブルで、インターフェースみたいなもの。
これをパンドラの野生動物から生えているプラグにドッキングさせると、
その動物を乗り物として操ることが出来ます。(実際にはそんな簡単じゃないけど。)
植物にプラグインすれば、パンドラ中の情報網にアクセスできます。
新石器時代程度の原始生活をしているナヴィ族の生活が、
まるでIT社会のようで、そのギャップが面白いです。

22世紀に天然資源が枯渇した地球では、地球外の星に資源を求め、
それを持ち帰って商売する非政府営利企業が誕生。
その企業が目をつけたのが地球によく似た生態系を持つ衛星パンドラ。
パンドラではキロあたり4千万ドルの鉱石"アンオブタニウム"が発掘できます。
しかしパンドラには原住民ナヴィ族がいて、余所者の地球人を快く思っていません。
でも彼らを退かさないと鉱石は手に入りません。
さらに空気中には毒が混じり、地上には獰猛な動物が跋扈する苛酷な環境。
そこでフィールドワークやナヴィ族と交流させる目的で作られたのが"アバター"です。
アバターは遺伝子操作でナヴィそっくりに作られた体で、遠隔操作で動かします。
その操縦士として選ばれたのが主人公ジェイク(サム・ワーシントン)。
アバターはナヴィ族から"ドリーム・ウォーカー"と呼ばれ、
自分達とは似て非なるものとして警戒される存在。
(アバターは、ナヴィと身体能力は一緒ですが、指の数、目の大きさが違います。)
ジェイクはアバターでのフィールドワーク中にナヴィ族に捕らえられ、
紆余曲折あって地球側のスパイとして、ナヴィ族と暮らすことになったジェイク。
しかしナヴィ族の娘に恋をして…、というストーリー。

世界観がしっかりしてるんで粗筋書き出すと書ききれなくなるんですが、
簡単に言えば、敵の野蛮民族にスパイとして潜入したが、
彼らと生活するうちに情が湧き、敵である彼らを守るために立ち上がる男の話。
大まかには『ラストサムライ』的な話です。
ラストは重装備の地球人の攻撃に、ナヴィ族は弓矢など原始的な武器で応戦。
地の利や部族の団結力で勝利するという王道のアクション映画です。
単純明快でベタなんですけど、こんな鉄板の展開は男なら熱くなりますよね。
『タイタニック』が好きだったご婦人方はどう思うかわからないけど、
『スターシップ・トゥルーパーズ3』のマローダーみたいなパワードスーツの登場や、
『モンスターハンター』チックなクリーチャーが大活躍したりと、
少年の好きそうなものも満載で、男心がくすぐられること間違いなしです。
敵将となる大佐(スティーヴン・ラング)も屈強な軍人で敵ながらアッパレ。

観るべきところが多い映画なんで、全部書いてはられないんだけど、
最後にCGIアニメファンとして、視覚効果に対する感想を。
地球人の基地の中はほぼセットだろうけど、
森の中とかパンドラの場面はほぼ全てCGで出来ているそうです。
自然の描写とかCGとわかってても本物にしか見えない出来で凄かったです。
ナヴィ族やアバターですが、これは普通のCGIアニメではなくて、
モーション・キャプチャーのように動きだけじゃなくて、
表情まで取り込めるパフォーマンス・キャプチャーによるもの。
『Disney's クリスマス・キャロル』で使われてたのと同じような技術ですが、
本作はアレと同じ技術とは思えないくらい完成度が高いです。
まだ現段階では人間の肌の質感をCGIで表現するのは難しいみたいですが、
本作は人間じゃなくて、猫顔の青いトカゲ宇宙人ですから全然問題ないです。
サム・ワーシントンのアバターはそうでもないけど、
シガニー・ウィーバーのアバターの表情は彼女そのもの。
普通なら異形の体に人間の顔が嵌ってたら気持ち悪いけど、すごく自然でした。
ナヴィ族も初めはちょっとグロいと思ってたけど、個々に個性があって、
なかなか愛嬌あるように見えてくるから不思議です。
地球人がナヴィの娘に恋しても、そんなに違和感なく思えてきたし。

ジェームズ・キャメロン監督は『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムを見て、
ナヴィの映像化が可能だと確信して、本作の制作に踏み切ったそうですが、
本作(の予告?)を見て嫉妬したジョージ・ルーカス監督も『スターウォーズ』の
新3部作(EP7~EP9)構想を打ち立てた、なんて噂も囁かれています。
パフォーマンス・キャプチャーにはまだまだ可能性を感じますね。
あまり普及しすぎると、普通の役者は必要なくなっちゃうかもしれませんが…。

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