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のだめカンタービレ 最終楽章 前編

去年の邦画実写映画上位3作はテレビドラマの劇場版でした。
(『花より男子ファイナル』『容疑者Xの献身』『相棒 -劇場版-』です。)
今年の興行収益1位の映画『ROOKIES -卒業-』も、もちろんテレビドラマの劇場版。
他にも今年は『鑑識・米沢守の事件簿』『ハゲタカ』『ごくせん THE MOVIE』他、
小粒ドラマながら、たくさん上映されました。
来年も『交渉人』『ライアーゲーム』『TRICK』『踊る大捜査線』『SP』などなど、
大型劇場版が控えています。(サスペンスものが多いですね。)
今、日本映画界は邦高洋低なんていわれて調子こいてるけど、
実際はテレビドラマの劇場版に負んぶに抱っこの状態です。
でもテレビドラマの視聴率が軒並み低迷している昨今、いつかソフトは尽きます。
そうなると、最近は洋画離れが激しいのに、いずれは邦画も客入らなくなって、
映画は廃れるんじゃないかな?

あ、そういえばある意味テレビドラマの劇場版の『仮面ライダーディケイド』は
レギュラー放送の続きを劇場版でやるとして、視聴者を劇場版に誘導したことで、
視聴者から非難されて、BPOからも怒られてましたね。
でも"結末は映画で"みたいな作品ってそれ以外にも結構あるような…。
『ROOKIES -卒業-』だって完全に該当すると思うんだけどなぁ?
今日感想を書く映画もBPOから怒られてもおかしくない気がするけど?
やっぱりチビッコをカモるようなやり方がダメだったんだろうなぁ。

のだめカンタービレ 最終楽章 前編

2009年12月19日公開。
同名人気少女漫画を実写化したテレビドラマの劇場版2部作、前編。

プラティニ国際音楽コンクールでの優勝後、千秋(玉木宏)はルー・マルレ・オーケストラの常任指揮者に。早速オケの偵察に行く千秋だったが、まったくやる気の感じられない団員たちの態度を目の当たりにし、がく然としてしまう。一方、のだめ(上野樹里)はコンセルヴァトワール(音楽学校)の進級試験を控え、練習に励む毎日を送っていたが…。(シネマトゥデイより)

本作はテレビドラマの劇場版ですが、そんなドラマやってたのも知りませんでした。
でもお付き合いで観に行くことになって、多少は内容知っといた方がいいってことで、
テレビドラマのDVDをレンタルして見ようかなと思いましたが、
ドラマ1クール全部見るのはさすがにシンドそうだったんで、
誘ってくれた人から原作漫画を借りて読破することにしました。
そしたらこの原作漫画がめちゃめちゃ面白いじゃないですか!
その時は単行本最終巻(23巻)が発売前だったんで、22巻までを一気に読破。
少女漫画なんて女子の色欲の塊だと思ってバカにしてたけど、
最近読んだ漫画の中じゃ一番面白かったです。

すっかり『のだめカンタービレ』の虜になってしまって、
結局テレビドラマ版も見ることにしたんですが、それがまたいい!
原作の世界観を限りなくリアルに再現したCGや特撮に感動。
主演ふたり玉木宏と上野樹里のキャスティングもハマッてたし、
瑛太や小出恵介など脇を固める主演級俳優たちの豪華さにビックリです。
本作を観る前には、ボクの方が誘ってくれた人以上に楽しみにしてたかも。
(アニメ版までは手が伸ばせませんでした。面白そうだけど…。)

本作はラブコメというよりはハイテンション・コメディ。
クラシック音楽を題材にしたコンクールもので、一種のサクセス・ストーリーです。
なのであんまりラブコメが得意じゃない人(主に男)でも充分観れます。
業界ドラマみたいな色合いが強く、クラシック音楽の知識なんかなくても大丈夫で、
むしろ下手にあると劇中曲の粗が気になったりするんじゃないかな?
でも作品自体の予習は必須なタイプの劇場版なんで、一見さんお断り感はあります。
一本の映画としてもそれなりに成立はしてたと思うけど、
予習なしだと作品本来の楽しさの2割も味わえないと思います。
それどころか序盤の異様なハイテンションに全く馴染めないかも…?
主役の"のだめ"(上野樹里)にしても、ただの痛い女にしか見えないだろうし…。
同じく上野樹里主演のハイテンション・コメディ『キラー・ヴァージンロード』では、
のだめを引きずったようなキャラ演じてたけど、そんな感じにしか見えませんでした。

『のだめカンタービレ 最終楽章』は2部構成の劇場版で本作はその前編。
後編終わるまでまだ良し悪しは判断できませんが、本作は楽しかったです。
『のだめカンタービレ』の魅力ってのはやっぱりコメディ部分だと思うんですが、
レギュラー放送の終盤からスペシャルドラマにかけては、
作品のムードメイカーののだめが落ち込んでいることが多くなって、
その不安定さにヤキモキして引き込まれる反面、重苦しい雰囲気で
コメディ色が控えめになって、ボクとしては面白みに欠けてきたと思ってたんですが、
スペシャルドラマのラストで一応の大団円を迎えて、その後日談となる
本作ではのだめのハイテンションが完全復活。
ストーリー展開も再びゼロからのスタートって感じで、
初期の頃のドタバタコメディ感が復活しました。
よくいえば原点回帰、悪くいえば焼き直しですが、なにしろ劇場版ですから
本作の魅力のひとつCG、特撮技術はテレビドラマ版の比じゃないほどパワーアップ。
ハイテンション・コメディにも拍車がかかってて、ボクとしては歓迎でした。

でも気が早い話だけど、上映終了後の後編の予告を観た感じでは、
また不安定になってきて、テレビドラマ後半みたいなシリアス展開になりそう。
やっぱり結局は恋愛ものだし、メロドラマになってくるのかなぁ?
コメディ好きとしては不安ですが、前編ではあまり出番のなかった
ドラマ時代の初期メンバーが後編ではかなり物語に絡んできそうなのには期待。
瑛太 、水川あさみ、 小出恵介…。今をトキメく主演級俳優たち。
ちょい役にしとくには勿体無いです。
そういえば本作は、ロケ地も視覚効果もパワーアップしてるけど、
新キャストは全然パワーアップしてませんね。有名俳優では谷原章介くらい?
あとは芸人、なだぎ武にチャド…。(なだぎ武は映画俳優としても主演級ですけど。)
まぁ海外ロケという制約の中ではかなり力の入ったキャスティングですが。

それにしても上野樹里ってちょっと得がたいタイプの女優ですよね。
ほどよく美人なのに絶妙なバランスで不細工にも見える、
そのコロコロ変わる感じに嫌味のないキュートさがあります。
親近感があって女性受けも抜群、和製エイミー・アダムスって感じですよねー。
『キラー・ヴァージンロード』の時はずっと不細工だったんで、
どうしちゃったんだろ?と思ったもんですが、やっぱあれは作品が悪かったんだな。
玉木宏はCM向きの商業的イケメンであんまり好きじゃなかったけど、
本作でちゃんと表情に豊かさがあるのがわかって、ちょっと見直しました。

『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』は2009年4月17日公開予定です。
それまではあえて最終巻も読まないようにして、楽しみに待ちます。

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