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クローバーフィールド HAKAISHA

今日は映画の感想。

クローバーフィールド HAKAISHA
Cloverfield.jpg

2008年4月5日日本公開。
ニューヨークのマンハッタンが"未知の何者か"から襲撃を受ける。
その現場にいた民間人のハンディカムに映っていた映像。

まず撮影手法ですがブレアウィッチプロジェクトのような、
素人がハンディカムで撮影した風な演出がされています。
まぁ実際には素人らしからぬ巧みなカメラワーク、映像美なんですが、
そうゆうテイで撮影してあるので、撮影者が動けば否応無しに画面は振れ、
走ったりしようもんなら残像だらけで何が何やらわからなくなります。
車酔いとかしやすい人は気分が悪くなる虞があります。
そうゆうボクも3Dゲームするだけで酔ってしまうほど酔い性なんで、
はじめの穏やかな日常のシーンの手振れで「最後までもたないかも…」と心配になりました。
なのでスクリーンを眺める感じで焦点をあわせないようにしながら見ていたのですが、
"未知の何者か"の襲撃が始まると、そんなことも忘れて画面を凝視。
ストーリーにグイグイ引きこまれていきました。
ハンディカム的な手法も慣れてしまえば臨場感を最大限に引き出す素晴らしい演出でした。

ストーリーといっても実際にはあってないようなもので、
ドキュメンタリーというか、記録映像みたいなものなので、
そこに期待していると拍子抜けすると思います。
ネタバレ厳禁の映画のような印象を受けるけど、見ても何もわからないというか、
結局、確信である"未知の何者か"の正体が明らかにならないまま終わるんですよね。
でもまぁ「未知のまま終わること」を知ってるのと知らないのとではかなり違うかな。

その"未知の何者か"はその全容こそはっきりとは映ってませんが、簡単にいうと巨大怪獣です。
ところどころその怪獣がカメラに"見切れる"のですが、
ビル陰など巧みなカメラワークで全容がわかりにくくなってます。
シーン毎で全く違う姿なんじゃないかと思えるほどで、手足が何本かさえわかりません。
そこがまた想像力を掻き立てられて引き込まれんですが、
「どこ撮ってんだ、バカ!」と叫びたくなるほどイライラ、ヤキモキするカメラワークです。
まぁそこが狙いであり、面白いところなんですけどね。

怪獣とは書いたものの、ゴジラ・ガメラなどの怪獣とは違うかな。
はじめはUS版GODZILLAに近い形状だと思ったけど、所謂エイリアンぽくも見えるし。
劇中でも"未知の何者か"を指す言葉で怪獣的な表現はほぼ使われてなくて、最後まで"何か"。
意図的にそこに線引きしてるんだろうから怪獣ではないんだと思います。
正体は観客の想像に任せてるのかもしれないけど、
実は答えはちゃんとあって、そこに繋がるヒントらしきものは結構あった気がする。
ボクはかなりミスリードさせられましたけど。

ラストあたりではその姿もけっこう露になるんだけど、
そこから受ける印象はウサギみたいな顔で頭デッカチ、人型ガリガリ体型、
手が異常に長くて這うように進む、中途半端な長さ・太さの尻尾が一本。
これを見たときに直感的に感じたのはキリスト教の悪魔バフォメット。
"未知の何者か"の正体は悪魔かも?なんかそれってアメリカっぽくない?
ストーリーから考えると宇宙からの侵略者説が有力かも。
実はロブの恋人ベスも宇宙人で"未知の何者か"となんらかの関係性がある。
…なんて、いろいろ想像できて楽しいです。
なんにしても日本の怪獣映画の影響を受けてるのは間違いないし、
オマージュや対抗意識みたいなものもあると思います。

ラストは何も解決しないままハンディカムをまわす人が死んで、
物語は尻切れトンボで終わったけど、あの後マンハッタンはどうなったんでしょうね?
ハンディカムがセントラルパークから無事回収されているところをみると、
米軍のマンハッタンごと破壊する攻撃は行われなかったと推測できるので、
その直前の最後の直接攻撃で"未知の何者か"の撃退に成功したのかも。
日本だと怪獣が軍隊に負けるなんてありえない展開だけど、
GODZILLAも米軍に殺されてるしなぁ。

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