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パブリック・エネミーズ

本日公開のアニメ映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』に先着鑑賞特典として、
原作コミックの"0巻"が付くそうで、その特典目当てのファンが座席予約に殺到して、
都市圏の映画館では当日券がなかったそうですね。(既に明日の分もないとか…。)
ボクは今日は『パブリック・エネミーズ』を観に映画館に行ったんですが、
『ONE PIECE』の影響で、芋の子を洗うように人がいて、ちょっと凄かったです。
当日券求めてやってきたけど席取れなくてグズってるチビッコとか、
その横で先売り券大量にゲトってダフ屋行為してるオッサンとか…。
そんなのを見ると、こんなプレミア商法って道徳的にどうなんだ?って思います。
子供向けアニメ映画なんだから、なんとかチビッコに優先的に特典をあげれるような、
休日に家族で映画を観れるようなシステムにしてあげるべきじゃないかなぁ。
ファンが必死になるのもわかるけど…。

ダフ屋行為批判のついでに、TOHOシネマズへの文句もひとつ。
来月9日から再来月までの間、番号末尾が1か4の年賀ハガキを持参すると
鑑賞料金が1000円になるサービスが始まるそうですが、
ボクは今、喪中なんで年賀状断っちゃってるんですけど…。
なんで来年に限ってそんなサービス始めるかなぁ…。
ただの僻みですけど、こんな郵便局に便乗するノミ行為まがいのサービス反対!
てことで今日はノミ行為も出てくるクライム・ムービーの感想です。

パブリック・エネミーズ

2009年12月12日日本公開。
実在した伝説の指名手配犯ジョン・デリンジャーを描いたラブストーリー。

1933年、大恐慌時代のアメリカで、ジョン(ジョニー・デップ)は紳士的な態度と鮮やかな手腕の銀行強盗として注目を集めていた。ある日、彼はクラブのクローク係として働く美しいビリー(マリオン・コティヤール)に目を奪われる。二人はダンスを楽しみ、共に食事を堪能するが、いつの間にかビリーは彼の前から姿を消す。(シネマトゥデイより)

音楽グループの名前とか一般名詞で"パブリックエネミー"って言葉はたまに聴くけど、
その元ネタ(?)だったジョン・デリンジャーについては全く知りませんでした。
FBIの設立のキッカケになった連続銀行強盗犯なんですね。
パブリックエネミー(=社会の敵)とは名ばかりで、
本国では義賊として石川五右衛門的人気のある人物みたいですね。
劇中ではそんなに義賊らしい振る舞いはしてないけど、
『キャピタリズム』で描かれているように、サブプライムローンに端を発する
住宅バブル崩壊で、銀行から家を差し押さえられる庶民が溢れたり、
『スペル』のジプシー婆さんみたいに、信用低下で金融機関に貸し渋りされたり、
銀行だけ公的資金注入されて救済されたりで、庶民の銀行に対する怒りが高まる中、
銀行強盗ってのはなんか義賊視、英雄視したくなりますよね。
まさに時代が求めた映画って感じでしょうか。

でもスカッとするわけでもなく、なんとも地味な映画です。
それはたぶん、史実に忠実に作りすぎてて、ただの再現映像みたいに感じるからかな?
ジョン・デリンジャーは実在した人物で、普通の人にしてみれば格段に
ドラマティックな人生なのは間違いないけど、映画にするほどではないレベル。
刑務所からの脱獄もあまり意外性も無い地味な方法だったし、
ラストも派手なドンパチがあるでもなく、あまりにあっけない最期…。
"事実は小説より奇なり"なんてことをいうけど、リアルな人生なんてこんなもんです。
彼の人物像がかなりハッキリしすぎてて、脚色を加える余地もあまりない感じです。

そんな地味な生涯を送ったジョン・デリンジャーを演じるのは、
ヒッピー風海賊、変態工場長、殺人理髪師、イカれた帽子屋から、ヒースの代役まで、
何でもこなすカメレオン俳優、ジョニー・デップです。
さすがはジョニー、デリンジャーの地味さまで完全コピーしちゃってます。
(何気に顔も似せてるとか…。)
作品が地味なだけに役者の華やかさでウリたいところですが、
ジョニーの完璧さが逆に仇になっちゃってますね。
特にボクと同様にジョニーの活躍に期待して観に行っちゃうと、
最近派手で風変わりな役が多いだけに、肩透かしを食らった気分になります。
ヒロイン役は『エディット・ピアフ』のマリオン・コティヤール。
ライバルのFBI役は新生『バットマン』のクリスチャン・ベイル。
ふたりとも技巧派俳優だけど、やっぱり地味かな…。

必要以上に地味と感じるのはボクにも原因があって、下調べが不十分で、
本作をクライム・アクション映画だと思って観に行ったからかも。
伝説の義賊・デリンジャーが、アメリカ大恐慌時代の資本主義の豚どもから、
汚い金をスタイリッシュに強奪し庶民を助けるアンチ・ヒーローもの、みたいな…。
(デリンジャーについて無知すぎるだろ、という意見はご尤もです。)
だけど実際は、ラブストーリーなんですよね…。
どおりでカップル連れが多かったわけです。
アクション期待してラブストーリーされたら、そりゃ地味に感じますよね。

とりあえずFBIの成り立ちやら、デリンジャーについて勉強になったし、
苦手なアメリカ史について少しは造詣が深まったかも。
それは今後ハリウッド映画観る上で役に立つ知識かもしれないので、
かなり眠たかったけど、最後まで観て損はなかったです。

先日来日したジョニー・デップ、次なる映画は来月公開の
親友ヒース・レジャーの遺作である『Dr.パルナサスの鏡』です。
更に春には名コンビ、ティム・バートンとの『アリス・イン・ワンダーランド』が。
どちらもファンタジーなのでいつもの派手なジョニーが観れるかも?
ジョニー・デップ祭じゃー!

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