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ゼロの焦点

なんか誰かの生誕○周年みたいな記念作品を最近よく観るなと思ったら、
今年は松本清張と太宰治の生誕100周年に当たる年だったみたいですね。
ついでに手塚治虫の生誕80周年作品もけっこうありました。
でも生誕○周年・没後○周年記念作品って、制作動機がメモリアルってだけだから、
正直イマイチ面白くないことが多くないですか?
まぁ全部観たわけじゃないから、もちろん気合入った力作もあるでしょうが。
今日は松本清張生誕100周年作品の感想です。

ゼロの焦点

2009年11月14日公開。
生誕100周年を迎える松本清張の傑作ミステリー小説を映画化。

結婚式から7日後、仕事の引き継ぎのため金沢に向かった鵜原憲一(西島秀俊)は帰ってこなかった。夫の消息を追い金沢へと旅立った妻の禎子(広末涼子)は、憲一のかつての得意先で、社長夫人の室田佐知子(中谷美紀)と受付嬢の田沼久子(木村多江)に出会う。一方、憲一の失踪(しっそう)と時を同じくして連続殺人事件が起きるが、事件の被害者はすべて憲一にかかわりのある人物だった…。(シネマトゥデイより)

ボクは小説に興味がなく、松本清張が生きてるか死んでるかも知らなかったんですが、
テレ朝でビートたけし主演『点と線』の再放送を見てちょっとだけ興味が…。
少し調べてみると今年は生誕100周年だそうで、各局がスペシャルドラマを制作。
テレ朝『疑惑』『夜光の階段』フジ『駅路』TBS『中央流沙』『火と汐』など。
ちょっとした松本清張ブームですね。
テレビドラマはあまり好きじゃないんで、どれも見(て)ませんが、
映画である本作なら観てもいいかなって感じで観てきました。

内容の感想の前に、ちょっと苦言から。
広末涼子、中谷美紀、木村多江、"アカデミー賞に輝く3人の女優が共演"という
フレコミですが、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞した他2人はいいとして、
主演の広末はアカデミー賞最優秀主演女優賞受賞してないでしょ?
米アカデミー賞外国語最優秀作品賞『おくりびと』に出演していた女優ってだけで、
アカデミー賞女優とはいえなくない?
『おくりびと』が日本アカデミー賞の主要部門を総なめにした時でも、
広末の主演女優賞だけは取れなかったんですよね。
その時それを阻んだのが『ぐるりのこと。』の木村多江でした。
まぁ今年度の最優秀主演女優賞は本命不在って感じだし、
もしかしたら本作で取れちゃうかもしれないけど。(功績も考慮して。)

さて内容ですが、松本清張の代表作というだけあって、悪くはないです。
中谷美紀の演技は鬼気迫るものがあったし、木村多江の薄幸感もよかった。
広末涼子のアニメ声には困ったもんだけど、演技は頑張ってたと思うし。
ただ何度も映像化された今までの作品は観たことないし、原作も読んでないけど、
すぐ犯人の想像がついてしまうのはミステリーとしてはどうですかね?
(想像つくというか、選択肢がない。)
公開前に犯人当てクイズ・キャンペーンしてたみたいなんですが、
原作と真相違ったりするのかな?(もしそうなら脚本のせいですね。)
それにところどころ、よくわからない展開がありますよね。
後半、ひとつの事実からいきなり真相に迫りすぎで、なんか端折ってるみたいだし。
一番意味不明なのは、ラストあたりで○○が自首する件(くだり)。
自首しなかったら□□の自殺で被疑者死亡で事件解決だったに…。
とにかく人が死にすぎ、救いようのない話で、何か後味の悪い感じに…。

戦後の世相や風俗も絡めた内容で、話としてはつまらなくはないけど、
やっぱりわざわざ劇場公開するほどの内容ではないかな?
他の清張作品みたいにテレビの2時間サスペンスで充分な感じ。
まぁそれならボクは見てなかったわけですが…。

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