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華鬼 三部作

昨日の『カールじいさんの空飛ぶ家』の感想の中で、
今年の全米興行成績ランキングの話に触れましたが、
ついでに日本のランキングも既に出てるので少し紹介します。

1位 『ROOKIES –卒業-』 約85億円
2位 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 約80億円
3位 『おくりびと』 約62億円 (前年16位から大躍進。)
4位 『レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-』 約55億円
5位 『ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ』 約46億円

う~ん、日本人は話題性に弱いですねー。
日本での映画の興行収益なんて所詮は公開規模と宣伝力ですからねー。
今日は年間ランキング100位にも入らないんじゃないかって作品の感想です。
だからって面白くないとは限らない。

華鬼 三部作

2009年3週連続公開。
PC小説を映画化した学園ファンタジー三部作。

見た目は普通の人間だけど、実は高い身体能力と数百年の寿命を持つ"鬼"。
鬼は染色体異常で女の子が生まれないため、鬼は人間の妊婦を襲い、
女の子の胎児を鬼の子が生めるように改造し、自分の刻印をつけ、
その子が16歳になったら自分に嫁がせ、子孫を反映させてきた。
…というのが本作における世界観の基本設定。
生まれながらに鬼の花嫁になることを運命付けられた女子高生たちと、
なかなか歳をとらない鬼たちとの学園ラブコメディです。
おそらく『トワイライト』『ニュームーン』シリーズに便乗した作品です。
(原作は違うかもしれないけど映画は絶対そうだと思う。)
3週間、各週ごとに順番に公開される三部作構成です。

華鬼×神無編(11月21日公開)

鬼の花嫁の刻印を持っている朝霧神無(逢沢りな)は、16歳の誕生日に、鬼の頭である木籐華鬼(荒木宏文)の元へと嫁ぐことになる。神無が連れ去られた人里離れた山奥の“鬼ヶ里”では、若い男の姿をした多くの鬼とその花嫁たちが生活する謎の学園があったが、華鬼は自分の将来の花嫁となる神無になぜか殺意を抱いていた。(シネマトゥデイより)

三部作の根幹となる作品で、他の2作はこのスピンオフという感じ。
メインの物語にもかかわらず、世界観の説明に時間を割かれ、
話としては一番薄く、一番面白くないかも。
3作中一番陰鬱な雰囲気で、下手するとコレだけ観てあとは観ないって人が多そう。
とはいえ学園ラブコメとしての要点はシッカリ押さえています。
悲惨な境遇だった少女・朝霧神無(逢沢りな)が、鬼の通う学校に転入させられ、
鬼の頂点に君臨すし、自分の婿となる鬼・木籐華鬼(荒木宏文)と、
その庇護翼(補佐役?)の鬼3人との恋愛模様を描く逆ハーレムもので、
いわば華鬼と庇護翼3人は学園の特権階級で『花より男子』のF4みたいなものです。
(属性もツンデレ、年上のお兄さん、メガネ男子、弟系と一通り揃ってます。)
それこそジャニーズやそこそこのイケメン俳優揃えてテレビドラマにしたら
まぁまぁ人気出そうで、そのうち劇場版も作られるんじゃないの?って感じですね。

逆にいえば大スクリーンで観るような作品ではないともいえます。
『クローズZEROⅡ』みたいな校舎での乱闘シーンとかあるけど、
映画なんだからもっとアクションシーン頑張ってほしかったかな。
ただまだそこはマシで、華鬼と庇護翼3人のケンカシーンなんて、
土埃の中でボカボカ音がするだけの昔のギャグ漫画みたいなケンカ…。
いくらなんでも手抜きすぎます。

キャストはそんなに有名じゃない若手俳優が多いですが、
キャラクター設定と相まってなかなか魅力的に演じられています。
ワルモノの鬼たちはまだ描ききれてないと感じましたが、庇護翼3人はいい感じ。
逢沢りな演じるヒロイン・神無役は、キャラ設定では中の下くらいの容姿。
本人はちゃんとかわいいけど、暗い演技でうまく美少女感を抑えてますね。

麗二×もえぎ編(11月28日公開)

朝霧神無が木籐華鬼に出会う20年前、鬼の花嫁として高槻麗二(細貝圭)の元へ強引に嫁がされたもえぎ(川村ゆきえ)は自分の置かれた状況を受け入れず麗二を避けるものの、その度になだめられる日々を過ごしていた。そんなある日、500年前に封印されたはずの怪物“凝鬼”(こごりおに)がよみがえって、鬼ヶ里はパニックに陥る。(シネマトゥデイより)

華鬼の庇護翼のひとりである高槻麗二(細貝圭)のスピンオフ。
第一作目のメインキャスト華鬼と神無は陰のあるキャラだったけど、
本作のメインふたり、麗二と佐原もえぎ(川村ゆきえ)はネアカなんで、
似たような境遇だけど、作風もかなり明るく、3作中一番ロマコメ色が強いです。
さらに怪物退治とゆう、ファンタジーらしい展開もあって楽しい作品です。
(でも怪物の手抜き感は失笑レベルです。)

第一作目の20年くらい前の舞台設定なので、登場人物もかなり変わっていて、
華鬼や神無、他の庇護翼はほぼ登場しない独立した物語になってますが、
前作のワルモノの鬼、響(村井良大)とその手下・国一(三浦力)は登場。
特に前作では完全に噛ませ犬だった国一ですが、本作では敵同士だと思われた麗二との
意外な関係が明らかになって、かなり活躍します。
こちらから先に観とけば、一作目のイメージも変わったかも…。

もえぎ役の川村ゆきえは本作で16歳って設定ということは、
前作では36歳くらいのオバサン役だったのか…。それらしく見えてたのがスゴイ…。
もえぎの友達兼恋敵・鳥羽伊織役の五十嵐令子が可愛かったなぁ。

響×桃子編(12月5日公開)

鬼の花嫁として鬼ヶ里高校に入った土佐塚桃子(加護亜衣)は、将来を約束していた鬼にふられ、ほかの鬼の花嫁たちから好奇の目にさらされてしまう。桃子は鬼の頭の刻印を持つというだけで優遇される神無に激しい嫉妬(しっと)心を抱くが、そんな彼女の前に鬼の頭・華鬼を失脚させようともくろむ堀川響(村井良大)という男が現われる。(シネマトゥデイより)

第一作目の山場、華鬼と堀川響(村井良大)の決闘の裏側から始まり、
その後のキャラたちを描いた後日談になっている本作。
微妙な感じで終わっていた華鬼と神無の関係が前進しているのがわかったりと、
ファンサービス的な雰囲気のある作品です。

ですが特筆すべきはやっぱりヒロイン・土佐塚桃子を演じる加護亜衣。
他がほぼ無名の若手俳優ってこともあって、その存在感というか、
ひとりだけ溢れんばかりのタレントオーラが出ています。
制作側もそれはわかってて、響役の村井良大とダブル主演のはずが、
ほぼ加護ちゃんを追う内容に。
むしろ加護ちゃんが画面に写ってないことがないんじゃないかってくらいです。
なので加護ちゃんのプロモーション・ビデオみたいな感じに仕上がってます。
それでもちゃんと楽しめるのは、やっぱり加護ちゃんが可愛いからかな…。
可愛いだけじゃなく役柄的にはアイドルの域を出てかなりハード、
なにしろ初っ端シャワーシーンですからね。
今のモー娘OGは結婚したり没落したりアイドルとして崩れた人が多いけど、
一番致命的だと思われた加護ちゃんが、結果的に一番よくなってますよねー。
他のOGでは映画主演、ましてやサモハンキンポーとの共演なんて一生無理だろうし。

加護ちゃんの陰に隠れて目立たないけど響もよかったです。
第一作目、第二作目では、鬼の頭の座を狙う卑怯なバカって感じだったけど、
本作では神無の敵にもかかわらず、桃子の神無殺害計画を止めさせたり、
第一作目を神無をイジメてたのにお咎めなしだった女学生を半殺しにしたり、
かなり天然の愛すべきバカって感じでした。

一作一作は特にオススメできるものではないけど、三部作を通して観れば、
それぞれ作風の違う作りで飽きずに楽しく観れるんじゃないかな?
なんなら3部作といわず今後もコンスタントに作ってほしいかも…。
(DVDリリースまで待つけど…。)

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