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2012

人類が未曾有の危機に晒される、みたいな予言や予想って、
オカルト的なものから科学的なものまでたくさんあったけど、
当たった例がないですよね。
一番有名なのは1999年のノストラダムスの恐怖の大王だけど、
最近ではY2K問題や新型インフルのパンデミックとかも予想ほどのことはなかった。
なんていうか、不謹慎だけどひとつくらい当たってもいいのにって思いませんか?
一度この社会システムをガラガラポンできる規模の大災害を経験したいというか、
失敗だらけの資本主義を再構築したい、増えすぎた人口を減らしたい、みたいな。
ボクはそんな地球規模の大災害が起きたらすぐ死ねる自信があります。
別に家族や友達が死んでまで生き残りたくはないし。
まぁ絶対に起こらないという確信があってのことだけど、
2012年の終末予言には少し期待してます。

2012

2009年11月21日日本公開。
『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』の
ローランド・エメリッヒ監督が手掛けるディザスター・ムービー。

2009年、リムジン運転手のジャクソン・カーティス(ジョン・キューザック)は、子どもたちとの旅行を楽しんでいた。ところが、偶然湖底に沈む巨大な研究施設を発見し、地球が滅亡に向かっていることを知る。この危機から逃れる手はないものかと模索するジャクソンだったが、すでに天災は地球上の至るところで起こり始め…。(シネマトゥデイより)

西暦2012年はマヤ文明の暦が2012年12月21日までしかないということで、
その日に人類が滅亡するんじゃないか、という人類滅亡論が囁かれる年です。
まぁ暦がないだけで滅亡ってのはちょっと説得力に欠けるけど、
奇しくも同じ頃に惑星ニビルの大接近や太陽系のフォトンベルト通過とかあったり、
オカルトの域を出ないけど、現実的な天文学的現象としても、
太陽嵐、金環食、惑星の直列と稀な現象が重なる時なのは事実。
天体観測に秀でていたマヤ民族が、なにかしら起こると考えても不思議じゃないです。
ということで2012年終末思想がちょっとしたブームになってるわけですが、
先日頼んでもないのにNASAまでが終末思想否定の声明を発表し、
逆に現実味が帯びてきた印象です。

そんなおいしいネタをハリウッドがほっとくわけもなくて、
今年辺りからパニック映画(ディザスター・ムービー)の大作が増えてきたような。
(今思えばノストラダムス・ブームの1999年までの数年間も多かったですね。)
パニック映画の第一人者ローランド・エメリッヒが食いつくのも必然です。
本作は宇宙嵐の影響で地殻が流動化して大洪水になるという大災害。
(ニュートリノがどうとかって設定があったけど難しくてわからなかった。)
この宇宙嵐を題材にしたパニック映画といえば
今年公開のニコラス・ケイジ主演『ノウイング』がありましたが、
あっちはスーパーフレアで地球が丸焼きにされる話だったんで、
大洪水で地球が滅ぶ本作とは逆ですね。
同じ題材でも作り手によって全く変わってくるのは興味深いです。
でもどちらも現代に蘇ったノアの方舟的物語になってるのも奇妙な一致です。
そういえば2012年終末思想を基にした映画をマイケル・ベイ監督も撮るとか?

前置きが長くなりましたが本作の感想を。
さすがローランド・エメリッヒ監督だけあって、映像は凄まじいです。
特にL.Aやベガスなど大都市がが大地震で隆起したり裂けたり沈んだりするシーンは
筆舌に尽くしがたい迫力で、是非大スクリーンで観てほしい出来です。
ゴミのように地割れに落ちていく人間や車、裂け目から飛び出す地下鉄、
真っ二つに裂ける巨大ビル…、とにかくスゴイです。
都市部のシーンだけじゃなくて、イエローストーン国立公園の大噴火も大迫力!
全てをなぎ倒す土石流と、無数に振ってくる岩石、これもスゴイです。
よくあるパニック映画のように、そんなシーンを俯瞰で観ているだけなら
大したことないけど、その大災害の中を車や飛行機で切り抜けるシーンが多く、
隆起する地面や土石流、倒れてくるビルをギリギリかわしながら突っ切るシーンは
さながら大災害とカーチェイスをしているような印象で、臨場感が半端ないです。
しかしそんな盛り上がるシーンは中盤に集中していて、
地震が一段楽した後の洪水シーンはさほど面白くないかな。
同じ洪水でも『デイ・アフタートゥモロー』の方が派手だったくらいで…。
それに物語も後半はヒューマンドラマの色合いが強くなってくるし。

ドラマ部分は所謂群像劇になっていて、主人公ジャクソン(ジョン・キューザック)の
訳あり家族が災害から逃げながら家族の絆を再確認する話と、
滅亡の兆しをいち早く発見した科学者エイドリアン(キウェテル・イジョフォー)と
大統領をはじめホワイトハウス高官たちの人間模様を軸に、
地球滅亡を知っていて方舟に乗って生き残ることの出来るセレブと
なにも知らされず、逃げ場もない一般の人々の悲哀・苦悩を描くストーリー。
終末の日に人はどんな行動をとるか、といったパニック映画ではお約束の展開です。
まぁお約束だけあって、エイドリアンや大統領、飛行機パイロットの決断には
ベタにちょっと泣けましたけど…。

ただラストの方舟内でのアクションシーンは密閉空間てこともあってかなり地味。
特に中盤で今まで観たことない大スペクタクルシーンがある本作ですから尚のこと。
しかも方舟内の窮地は、明らかに人為的ミスで大災害とは関係ないし…。
それも人の善意が裏目に出た感じのトラブルで、何かスッキリしません。
尺も長くて、そのお陰で映画自体も2時間半以上とダレる長さ。
ラストの展開は蛇足感が否めません。

さて、前作『紀元前1万年』でクソミソに叩かれたローランド・エメリッヒ監督ですが
本作では手ごたえを感じたのか、人気パニック映画『インデペンデンス・デイ』の
続編『ID4-エヴァー』を構想中とのこと。しかも2部作で。
これは楽しみなニュースだけど、ウィル・スミスを再登場させる意向とかで、
そうなると現実味が薄れる気がしますね…。
何年後に公開になるかは知らないけど、どうせ2012年に地球は滅ぶのに…、なんて。

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