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Disney'sクリスマス・キャロル

今日は寒かったなぁ…。もう冬ですね。
そろそろクリスマスシーズンに入ってきたけど、
この季節は街並みが綺麗になるし、なんだか幸福感があって好きです。
クリスマスソングもいいものが多いけど、クリスマス映画もハズレなし。
今年はクリスマス映画があんまり封切られないみたいですが、
このホリデーシーズンに一番注目のクリスマス映画といえばこれしかないでしょう。

Disney'sクリスマス・キャロル

2009年11月14日日本公開。
チャールズ・ディケンズの古典的名作をロバート・ゼメキス監督が映像化。

金がすべてで、家族を持たず、人とのきずなに背を向け、ただ己の金銭欲を満たすためだけに生きるスクルージ(ジム・キャリー)は、街一番の嫌われ者。あるクリスマス・イブの夜、かつてのビジネス・パートナーの亡霊が現われ、スクルージを彼自身の過去・現在・未来をめぐる時間の旅へと連れ出す亡霊にとりつかれると予言する。(シネマトゥデイより)

ストーリーは誰もが知ってる道徳的訓話『クリスマス・キャロル』なので
特に内容については今更書くこともありません。
本作で興味深いのはやはり最新のデジタル映像技術です。

なんという技術か知らないけど、同監督の映画『ポーラー・エキスプレス』でも
使用されたデジタル技術の進化系で、俳優の演技をモーション・キャプチャーして、
俳優に似せたCGIキャラを動かすというパフォーマンス・キャプチャー技術(?)。
本作の主人公・スクルージはジム・キャリーが演じていますが、
スクルージは鷲鼻で顎のシャクれた老人で、ジム・キャリーとは全く違う風貌。
しかしその表情や表現方法は確かにジム・キャリーのそれ。
リアルなCGIだけど、逆にリアルすぎてリアルじゃないという不気味な感じです。
例えるなら役者の体を粘土で覆ったような質感というか…。
もうこれならいっそ実写でもいいんじゃないかと思うくらいですが、
利点としては誰でも、どんな年代のキャラを演じることも出来るということ。

今は特殊メイク技術も凄まじいから、『ベンジャミン・バトン』では、
ブラピが20歳から80歳までの役を自然に演じていたけど、
さすがに子供の頃の役は子役がしてました。
でもこのデジタル技術なら、映像はCGIなので大人でも子供をキャプチャーできます。
『ポーラー・エキスプレス』でもトム・ハンクスが子供の役してましたね。
本作でもジム・キャリーはひとりでスクルージの子供時代から老後まで演じています。
更にはスクルージ以外のキャラまで演じて、ひとり7役に挑戦しています。
さらに共演のゲイリー・オールドマンもひとり3役したりしてるので、
けっこうギャラの節約になってるかもしれないですね。
というか、実際にスクリーンで動いているのはCGIの作られたキャラなんだし、
もういっそのことそんな有名俳優使わなくてもいいんじゃないかって気も…。
まぁジム・キャリーの独特の顔芸はキャプチャーじゃないと再現難しいかな?

他にも利点として、CGIアニメなんで、どんな無茶なアングルからでも、
どんな派手な演出でも撮れるというのもあります。
本作でもその利点を生かして、スクルージが空を飛んだり、小さく縮んだり、
実写で撮ると無駄に予算がかかりそうな演出をふんだんに盛り込んでます。
むしろやれることが多すぎで、物語そっちのけでそんなお遊びを捻じ込んでるので、
"今のシーン要るか?"みたいなとこもチラホラ…。
それにボクはジム・キャリーが好きなんで字幕版(2Dのみ)で観たんですが、
本来はデジタル3D映画なので、飛び出すことを念頭に置かれた演出も多いです。
それも字幕版(2Dのみ)では無駄な演出だと思いましたね。

内容については書くことないと書きましたが、やっぱりちょっとだけ。
ストーリーはデジタル技術を見せ付けたいがための脱線はありますが、
ちゃんと原作どおりに作られています。
ただ演出として、かなりホラー要素を強くしているようで、意外と怖いです。
ボクの近くに座っていた子供は、終始隣の母親にしがみ付いてました。
3人のクリスマスの精も各々どこか不気味で、ダーク・ファンタジーのよう。
なので大人も楽しめる雰囲気になっていたのは嬉しい誤算でした。
特にひとりめの精"過去のクリスマスの精"はキモかわいくて魅力的でした。
まぁパフォーマンス・キャプチャーのキャラはそれだけで不気味なんですが。

それにしてもやっぱり『クリスマス・キャロル』っていい作品ですよね。
今やクリスマスなんて"恋人たちの日"みたいになってしまってて、
本来あるはずの誰にでも感じられる幸福感みたいなものが薄れちゃってるけど、
この作品はそれを思い出させます。
内容的にも格差社会が広がる今の日本にピッタリのもので、
是非、日本のスクルージどもに観てほしい内容です。
自分の生活でギリギリ一杯のボクには何の教訓にもならない作品ですけどね。

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