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笑う警官

年末に向けて、また忙しくなってきました。
最近は帰宅後ちょっとゲームしてすぐ寝ちゃう感じで、
いい感じに更新してきたこのブログもまた停滞しちゃいそうです。
毎年やってる今年の総括記事(ランキングとか)の構想もあるんだけど、
今年中に書けるかなぁ…。

笑う警官

2009年11月14日公開。
角川春樹、12年ぶりの監督作。
佐々木譲の小説『うたう警官』を映画化した社会派サスペンス。

札幌市内のアパートで女性の変死体が発見された。すぐに元交際相手の巡査部長・津久井(宮迫博之)に容疑が掛けられ、異例の射殺命令までも下される。この一連の流れに違和感を感じた所轄の警部補・佐伯(大森南朋)は、信頼できる仲間とともに秘密裏に捜査を行う。やがて、彼らは北海道警察内部に隠された闇に踏み込んでいくが…。(シネマトゥデイより)

『キャバレー』や『REX 恐竜物語』などの角川春樹監督が
『時をかける少女』以来、12年ぶりにメガホンを取った作品ですが、
よほどの自信作なのか「150万人動員できなかったら引退」という
無謀な宣言をしたということでも注目の映画です。
引退というのは今後は監督だけじゃなくて脚本も制作もしないってことみたいです。
まぁ150万人くらいなら普通のヒットくらいでなんとかなるレベルだけど、
引退を賭けるほど面白い作品なんだろうなと期待して観に行ったんですが、
あまりに凡作すぎてビックリしました。これは150万人も危ういんじゃないかな?
まぁ最近の角川春樹映画といえば『蒼き狼』『椿三十郎』『神様のパズル』と微妙…。
自信作の本作『笑う警官』でさえ凡作とくれば、もう老害です。
さっさと引退してもらった方がありがたい気すらしますけど。

何がダメかって、まず撮り方が古臭いです。
ストーリーはテンポよく進むけど、長回しを多用していて坦々としすぎ。
最近はカット割しまくる映画が主流だし人気があるけど、
それは役者の演技力の拙さを補う意味もあるんですが、
長回しをすると役者の演技力が問われます。
主演は『ハゲタカ』で今年大ブレイクしている演技派俳優・大森南朋だし、
他のキャストもそこそこの人たちを揃えていて、演技は全然拙くないけど、
長回しのために舞台っぽい、演技っぽい演技になってしまってます。
更にやたら長台詞が多くて、もう前半なんかはずっと台詞だけを聞かされてる感じ。
その登場人物の背景等もほぼ台詞で語られてしまいます。
しかもそれがあまり本筋と関係ない話だったりして、正直退屈で苦痛。
そこに大人っぽい雰囲気というか、ジャジーな作風も加味されて、かなり眠いです。
で、後半になって盛り上がるかと思えば、やっぱり坦々と出来事を追うだけ。
登場人物の内心が本作の核心だから、あえてそうしてるんだと思うんだけど、
主人公をはじめ、誰にも感情移入できないんで、物語に入り込めません。
展開も予想通りなんで、何の驚きもないし。

内容は社会派サスペンスですが、警察キャリアの腐敗を描くというアリガチなもの。
地方議会で警察の不正を暴くために開かれる百条委員会に
出頭を命じられた警官・津久井(雨上がり宮迫)。
不正の現況である警察上層部は彼の口をふさぐために、
彼を婦警殺人事件の容疑者に仕立て、指名手配し射殺命令を下します。
彼の昔の相棒だった佐伯(大森南朋)は、仲間を集めて、彼の無罪を証明し、
百条委員会に出頭させようとする、というストーリー。
監督は過去に逮捕されたことがあって、警察には私怨があり、
それが本作にも反映しているとかしてないとか…。
ネタバレになるんで内容にはあんまり触れられないけど、
この事件、いくらなんでも都合がよすぎるでしょ。
事件の都合がよすぎるってのも真相に近づく大事なポイントなんだけど、
その真相の方が更に都合がよすぎる。
というか、不確定要素が多すぎ。
頭のいい人間が裏で糸を引いてるとは思えないズサンな計画です。
事件決着後にも無駄なシーン付け足して、終わり方も後味悪いし…。

本作は角川春樹監督の復活作であり引退作になりそうです。
というか、そうなってほしいので、みんな観に行かないでください。

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