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パイレーツ・ロック

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が明日から公開になりますが、
その前売り券が爆発的に売れたとかで、3週間の期間限定公開なのに
みんなちゃんと鑑賞できるのかな?なんて思ってたけど、
先売り券の売れ行き見てると、まだそんなに客入ってない感じ。
まぁ前売り券持ってる人はネット予約は出来ないから当日殺到するんでしょうが、
ボクは前売り買ってないのでそんなに焦らなくても観れそうです。
でも話題作だから観たいだけで、MJ含めて洋楽に全然興味ないんですよねー。
てことで今日は、ブリティッシュ・ロック満載のこの映画の感想です。

パイレーツ・ロック

2009年10月24日日本公開。
1966年のイギリスを舞台に、24時間ロックを流し続ける海賊ラジオ局と、
ロックを規制しようとする政府の攻防を描いた痛快ストーリー。

素行不良で高校を退学になったカール(トム・スターリッジ)は、更正を望む母の提案で、母の旧友クエンティン(ビル・ナイ)のいる船に乗船。その船は、アメリカ出身のザ・カウント(フィリップ・シーモア・ホフマン)ら、クールなDJたちがロックの取締りをもくろむ政府の目を盗み、24時間ロックを流し続ける海賊ラジオ局だった。(シネマトゥデイより)

1960年代、イギリスでは政府はロックを諸悪の根源とみなして、
公営放送BBCラジオでのポピュラー音楽の放送を1日45分以下に制限していました。
でも当時はビートルズ、ローリングストーンズ、キンクス、フーなど、
ブリティッシュ・ロックの全盛期です。
人々のロックを聴きたい、聴かせたいという欲求を満たすため、
法律の適用されない海の上に停泊し、24時間ロックを流し続けるラジオ局の船、
海賊ラジオ局が誕生しました。
そんな時代背景の中で、当時実在した海賊ラジオ局をモデルにした物語が本作です。

なんか期待してた物語と違ったかも…。
てっきり法の穴を掻い潜って、ロックの自由のために立ち上がるみたいな、
レジスタンス的なラジオ局の、ちょっといい話だと思って観に行ったんですが、
実際には法の穴を掻い潜ろうとするのは政府の方。
なんとか法に引っかからない海賊ラジオ局を規制しようと奮闘します。
むしろ海賊ラジオ側はそんなことどこ吹く風で、気ままに放送する、みたいな。
ロックの開放、音楽の素晴らしさを描いた物語だと思ってたのに、全然違いました。
当時の時代背景と海賊ラジオ局を舞台にした単なるドタバタ・コメディでした。

基本的には海賊ラジオ局に乗船することになったカール(トム・スターリッジ)の
童貞喪失失敗や失恋などを描くほろ苦い青春ドラマと、
他の個性的なラジオDJ、乗員たちによる学生ノリの群像劇です。
とにかく低俗でアホらしいエピソードが満載なんですが、
そのエピソードが当時のブリティッス・ロックの名曲とリンクしてるようで、
エピソードの最後にその曲が劇中のラジオでかかる、みたいな感じで進行します。
だからたぶん、その曲を知ってたらすごく楽しめるんでしょうが、
なにしろボクは洋楽に疎いもんで…。
バカなエピソードの連続で、ゴールも見えず、中盤厳しかったかも…。

でも単なるコメディだと開き直ってみればそこそこ面白くなりました。
とにかく登場人物が一癖も二癖もある個性派揃い。
ラジオDJ・乗員全員、魅力的で愛すべきバカばっかりです。
特に世話焼きのフトッチョDJ・デイヴ(ニック・フロスト)と、
カールのルームメイトで規格外のミラクルバカ・シック(トム・ブルーク)は最高。
他にも無口なDJ・マークや伝説のDJ・ギャヴィン、
政府側でもマヌケなドルマンディ大臣などなど…、あ、もう全員面白いです。

開き直ってそんな個性的な面々による喜劇だと思ってみてたら、最後に思わぬ展開に。
『タイタニック』ばり(?)の海上スペクタクルに突入します。
脚色はかなりしてるにしても、事実に基づいてるってことだったから、
まさかあんなトンデモナイ展開になるとは思いませんでした。
トンデモなさすぎて、どうゆうテンションで観るべきか、またしても迷子に…。
結局、なんだかよくわからない映画だったな、という感想です。

それにしてもこの海賊ラジオ局の放送、国民の半分が聴いてたんだとか。
今の日本なんかは聴取率1%越えたらオバケ番組なくらいなのに。
ロックも抑圧されてたからこそみんな聴きたかったんだろうし、
厳しい規制もなくてロックだろうがHIPHOPだろうが、自由に放送できるけど、
今の音楽業界の現状を見ると、それがよかったのかは微妙ですよね。
この映画に関して言えば、政府はロックの反体制的など音楽を規制したというより、
"Fuck"と電波に乗せてしまう海賊ラジオ局の素行の悪さ、低俗さを規制してる気が…。
今ではロックは放送できるけど、まだ"Fuck"はダメなんじゃないかな?

関係ない話だけど、今年の夏に九州縦断した時に、鹿児島の南端の漁港で
夜にカーラジオ聴いてたんですが、全周波数で受信することにビックリ。
かなりクリアに聴き馴染みのある関西の放送局のも聴けるし、近隣諸国のも聴ける。
局数が多すぎて、サーチが役に立たず、聴きたい放送局が探せないくらいでした。
大学の頃まではラジオも頻繁に聴いてたけど、もう運転中しか聴かなくなったなぁ…。
久しぶりにラジオ聴きたいかも…、と思ったら家にラジオないことに気付きました…。
大災害がきたらヤバい…。

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