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パディントン2

先日、第90回アカデミー賞のノミネート作品が発表されましたが、
その話は長くなりそうなのでまた今度にするとして、
今日は映連から昨年(2017年)の年間興収などが発表されました。
2000年以降最高だった一昨年(2016年)には届かなかったものの、
2015年は上回り、00年以降2番目に高い年間興収だったみたいです。
これはちょっと意外な気がしました。
私の印象では、昨年はアメコミ映画以外観るべき映画が少なく、
たいしたヒット作も話題作もなかった地味な一年だと感じていたので、
まさか話題作だらけの一昨年に次ぐ好調な一年だったとは意外です。
公開本数が過去最高になったのと、スクリーン数が増えた影響かな?
個人的には映画に嵌った2009年以降で最も鑑賞本数が少なかったけど、
映画を観る人は増えているみたいなのでよかったです。
「高校生1000円」が実を結びだしているらしく、裾野が広がったようですが、
反面、大型公開される邦画は学園青春映画ばっかりになっている気がして、
より邦画を観に行こうと思う機会が減りました。
まぁ私はもともと洋画贔屓なので、邦画の駄作率増加よりも
昨今叫ばれている日本人の深刻な洋画離れを懸念していたのですが、
昨年の洋邦比は55対45で洋画優勢だったみたいで嬉しいです。
今年もこの調子で頑張ってほしいところですが、
今月来月と観たい映画が少なく、なんだか幸先が良くないです。
ただ年間スケジュールを見るとテンションが上がるラインナップなので、
洋画に関して昨年以上の結果になるような気がします。

ということで、今日も洋画の感想です。

パディントン2
Padinton2.jpg

2018年1月19日日本公開。

イギリスの国民的児童文学『くまのパディントン』の実写映画化第2弾。
私は未読ですが原作は世界中で読まれている大人気作品らしいです。
2年前に公開された前作を観て、王道のファミリーコメディだと思いましたが、
内容はあまり印象に残ってないので、そこまで面白くなかったのかも。
なので本作も前作を観た惰性で観に行きましたが、それほど期待してません。
しかしその低い期待を更に下回る退屈さだったと感じました。
前作同様に王道のファミリーコメディという印象ですが、
あまりに子供っぽいドタバタ喜劇で、正直大人の鑑賞には耐えられないかと…。
原作ファンやパディントンという熊のキャラクターが好きな人なら
パディントンの可愛さで間が持つかもしれませんが、
私にとっては、パディントンはリアルすぎてあまり可愛いとは思えないので、
可愛さだけが売りの作品ではちょっと厳しいです。
もっとストーリーにも力を入れてほしかったと思います。

やはりキャラの人気頼みの作品では人気と興収が比例しちゃうようで、
本国イギリスでは前作を上回る好スタートだったそうですが、
全米公開では前作の半分ほどの低調なスタートだったそうで、
全米ボックスオフィスも初登場7位と低迷しています。
前作は敵役でニコール・キッドマンを起用していたので、
彼女の人気で集客できたところも大きいのかも。
本作はパディントン人気を過信しすぎてキャスティングも地味すぎです。
本作の新しい敵役であるヒュー・グラントも人気英国人俳優だけど、
ちょっと華がないよね。
ただ、全体的に退屈な本作の中では彼の出演シーンは比較的面白く、
彼のお陰で最後まで眠らずに鑑賞できたような気がします。
以下、ネタバレ注意です。

ペルーの奥地からロンドンにやって来て、
ブラウン家に居候している喋れる子熊パディントン。
彼はペルーの老熊ホームに入所しているルーシー叔母さんの誕生日に
何か特別なプレゼントを贈りたいと骨董屋を訪ねます。
私は叔母さんをパディントンの親戚だと思ってたのですが、
パディントンは彼女に川で拾われたみたいで血の繋がりはないんですね。
彼は骨董屋でロンドンの名所12カ所を描いた飛び出す絵本を発見し、
ロンドンに憧れる叔母さんにはピッタリのプレゼントだと考えます。
その絵本はハンドメイドの一点物でなかなかいいお値段なので
お金を稼ごうと理髪店でバイトしますが、客を逆モヒカンにしてしまいクビに…。
そんなある日、骨董屋に強盗が押し入り、飛び出す絵本が盗まれます。
現場を目撃したパディントンは強盗犯を捕まえようとしますが、
逃げられた挙句、彼が強盗犯だと間違われ逮捕されてしまうのです。
ちゃんと説明すればわかってもらえると法廷に立ちますが、
なんと判事は逆モヒカンにしてしまった例の客で、弁明に耳を貸してくれず、
懲役十年に処されて刑務所に収監されてしまうのです。
窃盗の初犯で懲役十年は重すぎるだろと思いましたが、
(しかも店主は顔馴染みで示談もできそう、というか、冤罪だと思っているし。)
判事を逆モヒカンにした罪も上乗せされているみたいです。
それでも懲役十年にはならないだろと思ってしまいますが、
普通の熊なら処分されるだろうし、人間の刑法が適用されただけ幸運か。

パディントンは刑務所で臭い飯を食べることになるが、
そこの飯は臭いというか不味く、料理番の囚人に文句を言いに行きます。
しかしその囚人ナックルズは他の囚人からも恐れられる牢名主的な人物で、
彼を怒らせてしまい、あわや食材にされそうになるパディントンでしたが、
たまたま持っていた手製のマーマレードサンドを彼が気に入り、
厨房にスカウトされ、一緒にマーマレードサンド作りをすることになります。
ナックルズと一緒に作ったマーマレードサンドが囚人たちに好評で、
他の囚人たちともお菓子作りを通じて仲良くなり、刑務所は和気藹々。
楽しい囚人生活を送れるようになります。
なんかもう無茶苦茶な展開ですが、子供向けドタバタ喜劇だから仕方ないか。
刑務所ネタ被りで『怪盗グルーのミニオン大脱走』を思い出しました。
パディントンは楽しい囚人生活を満喫しながらも
ブラウン一家が無実を晴らして、ここから出してくれると期待していますが、
一家が面会にも来ないため、ナックルズたちと脱獄することに。
手製の気球で脱獄しますが、これも『怪盗グルー』と被ってますね。

ブラウン一家が面会に来なかったのは、パディントンを見捨てたのではなく、
真犯人を探すのに忙しくて、面会時間に間に合わなかっただけでした。
主に一家の奥さんメアリーの活躍で、絵本を盗んだ真犯人が
近所に住む落ち目の俳優ブキャナンだと判明します。
絵本には財宝の在処を示す手掛かりが隠されているらしく、
それを知っていたブキャナンがパディントンに買われる前に盗んだわけです。
その財宝でワンマンショーを行い、俳優として返り咲きたいようです。
脱獄したパディントンはナックルズたちと別れてブラウン家に電話し、
ブキャナンが真犯人だと知り、記憶にある絵本の手掛かりを頼りに
財宝の隠し場所のピアノが積まれた貨物列車に飛び乗ります。
そこでブラウン一家と協力して、財宝を探しに来たブキャナンを捕まえますが、
パディントンが乗った貨物車両が川へダイブしてしまい…。
しかし国外逃亡したはずのナックルズら囚人仲間が駆け付けて
パディントンを救助してくれて一件落着です。
この貨物列車での展開はツッコミどころが多すぎてツッコミ切れませんが、
ブラウン家長男が機関車を運転するのだけは許容できない無茶さです。
このためだけに彼が鉄っちゃんという設定まで付け足されてるし…。
まぁパディントン駅を登場させたいから列車を使いたいのはわかるけどね。

ブキャナンは逮捕されるも絵本は証拠品として警察に押収されてしまい、
叔母さんの誕生日当日になってもプレゼントは用意できず…。
しかしパディントンのことが好きなご近所さんたちがカンパを集め、
「絵本ではなく本物のロンドンを見せてあげたらいい」と
叔母さんをペルーからロンドンに招待してくれていたのでした。
パディントンは叔母さんと再会し一緒にロンドン観光して、めでたしめでたし。
このオチは予想してませんでしたが、なかなかよかったです。
再会シーンは泣けそうだったし、全体的にはイマイチな作品だと思ったけど、
終わり良ければ総て良しで、鑑賞後感は悪くないです。
ただ、更にその後のエピローグ部分が…。
どうやら海外逃亡しなかったナックルズたちも再逮捕されますが、
すぐに出所してマーマレードサンドの店をオープンしたみたいだけど、
そんなすぐ出所できるならなぜ脱獄したのか謎です。
逆に収監されたブキャナンは、刑務所内で囚人たちとミュージカルに興じ、
シャバでは叶わなかった俳優生活を謳歌しているみたいです。
悪役が不幸にならないオチが気に入らないわけではないが、
パディントンの友達である囚人たちが、友達をハメたブキャナンと
楽しく過ごしているのは納得できません。
あと、どうせ刑務所でやるなら演目は『レ・ミゼラブル』だろ。

どうやら本シリーズは第三弾も企画されているみたいです。
ただ続編の企画は本作公開前に決まっていたようなので、
本作の興収を見て考え直すかもしれませんね。

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パディントン

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