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スター・ウォーズ/最後のジェダイ

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

12月は忙殺されて1本も記事を書くことが出来ませんでした。
こんなに更新間隔が空いたことは初めてでしたが、
丸1カ月更新しないとスポンサー広告が表示されるんですね。
この記事を投稿したら見苦しい広告は消えてくれるかな?
今後は広告を表示させないためにも週一くらいで更新したいです。

今日も映画の感想です。
かれこれ3週間前に観た作品ですが、やっと書けました。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ
Star Wars The Last Jedi

2017年12月15日日本公開。

かねがね噂だったディズニーによる20世紀フォックス買収が正式に発表され、
映画関係者や映画ファンの間に衝撃が広がっています。
やはりネガティブな印象が強く懸念の声が多いですが、私も動揺しています。
なぜ本作の感想と関係ない20世紀フォックス買収話を初っ端に書くのかといえば、
この買収劇のキッカケのひとつが『スター・ウォーズ』シリーズだと思うからです。
2005年、当時20世紀フォックス配給だった『スター・ウォーズ』がシリーズ終了し、
2012年、ディズニーがポスト『スター・ウォーズ』シリーズを目論んで
SF超大作『ジョン・カーター』を製作しますが大コケし、映画史上最大の赤字作に。
大打撃を受けたディズニーは「自分たちで作れないなら奪えばいい」と
ルーカス・フィルムを買収し、20世紀フォックスから『スター・ウォーズ』を強奪。
シリーズを再開させ、初のディズニー製となる「フォースの覚醒」を公開します。
それが全米興収10億ドルに迫る映画史上最大の記録的大ヒットとなりました。
味を占めたディズニーが、いっそ20世紀フォックス丸ごと奪おうと考えるのは
ある意味自明の理だったのかもしれません。
ディズニーは2006年には配給契約満了寸前だったピクサーを買収し、
2009年にはマーベルを買収しパラマウントから『アベンジャーズ』を奪いましたが、
今やこの傘下三社(ルーカス、ピクサー、マーベル)がディズニーの三本柱です。
ある意味では買収戦略が大成功したともいえるかもしれないけど、
裏を返せばディズニー単独ではヒット・コンテンツを作れなくなったわけです。
作れたとしても『美女と野獣』のような過去作の実写リメイクだけで、
もうディズニーには新しいものを生み出す力はないのでしょう。
そんな金満で無能なディズニーが同業大手を買収し、
市場を寡占化させるわけだから懸念を感じないはずはありませんよね。
これで『アバター』も『X-MEN』も『猿の惑星』もディズニーのものですが、
そんな人気SFシリーズを抱え込みまくってちゃんと作れるのかも心配。
特にアメコミ映画の本数減少は確実視され、非常に残念です。

そんな悲報が発表された直後に公開された本作ですが、
夢の国ならぬ金の国ディズニーに対する怒りが最高潮なので、
正直、好意的な気持ちで観に行くのは難しい状態でした。
そのせいなのか、イマイチ楽しむことができず、退屈な駄作に思えました。
いや、単に本作の出来がイマイチなのかもしれません。
某米批評サイトの観客支持率がシリーズ最低のようなので後者なのかも。
全米興収もそれほど伸びず、前作を大きく下回りそうな気がします。
(それでも7億ドルくらいは確実でしょうが…。)
私が観た劇場も客入りは上々でしたが楽しんでる雰囲気はなかったかな。
上映終了後も葬式かと思うほど静まり返ってたし…。
まぁ上映時間が約3時間なので客も疲れちゃったのかもね。
内容の濃い3時間ならいいけど、この薄い内容で3時間は辛いです。
EP4からEP6を旧三部作、EP1からEP3を新三部作、
EP7からEP9を続三部作と称すのが一般的なようですが、
本作はEP8なので続三部作の二作目ということになります。
三部作の二作目というのは、一作目と最終三作目の間を繋ぐ物語になるため、
中途半端な内容になりがちですが、本作はまさにそのパターンでした。
それは三部作二作目の宿命みたいなものなので仕方ないところもあるけど、
それならせめて上映時間だけでも適切にしてほしいです。
この内容であれば2時間、いや、1時間半でも十分描けるでしょう。
4DXやMX4Dで観るなら、長く楽しめるのはお得かも?
以下、ネタバレ注意です。

本作はレイア率いるレジスタンスがファースト・オーダーから逃げる物語と、
そのレイアの命令でルークに会いに行くレイの物語が並行に描かれます。
この2つの物語がコロコロ切り替わる演出も正直鬱陶しかったけど、
たぶんレイの物語がシリアスで暗すぎるので、レジスタンスの物語を挟み、
客が退屈しないように工夫しているのかもしれません。
まぁ結局私は退屈だったので効果的だったとは言えませんが…。
というのもレジスタンスの物語もただ敵から逃げ続けるだけの展開なので
ほぼ一方的にやられるだけでフラストレーションが溜まるんですよね。
痛快な反撃は最終三部作でのお楽しみということなのでしょうが、
本作単体では盛り上がりに欠けるし全く楽しくないです。

スノーク率いる悪の軍団ファースト・オーダーが銀河で台頭する中、
レジスタンスを率いるレイアは、最後のジェダイである兄ルークが
最後の希望だと考え、行方を探していました。
兄が辺境の惑星に引き籠ってることがわかったレイアは、レイを遣わせます。
旧知の仲間じゃなく最近仲間になったばかりのレイを遣わせるのは疑問です。
辺境まで遥々訪れたレイに協力を請われたルークでしたが拒否。
まぁ見ず知らずの女の頼みなんて聞いてくれなくて当然ですが、
それ以前にルークは戦うのが嫌で辺境に引き籠ってるわけですからね。
でも彼が潜んでいるのはジェダイの寺院のそばなので、
いかにもジェダイが潜んでそうな場所だし、今まで見つからなかったのが不思議。
ルークが引き籠ったのはジェダイに育てようとした彼の甥で弟子のベン・ソロが
ダークサイドに堕ち、ファースト・オーダーの幹部カイロ・レンになったためですが、
レイにもベンと同様、強いフォースがあるとわかるや、
彼女にジェダイの修行をつけてやることを承諾します。
でも私としてはルークが最後のジェダイであるという前提に違和感があります。
たしかに彼の師であるオビワンやヨーダがジェダイなのは間違いないですが、
ジェダイ・オーダーにも属してないルークをジェダイと呼べるのかどうか…。
まぁジェダイの定義はけっこう曖昧ですけどね。
私は新三部作から観始めた世代なので旧三部作には思い入れも薄く、
旧三部作の主人公ルークのこともそれほど好きなわけじゃないので、
彼が再登場してもそこまで盛り上がれません。

ルークによるジェダイの修行も、ライトセイバーの稽古とかかな?
と思いきや、座禅を組んでフォースを感じる精神修行みたいな感じで
地味だし全く盛り上がりません。
しかしその修行の成果か、レイは妙なことが出来るようになります。
なんとファースト・オーダーのカイロ・レンことベン・ソロと意識が繋がり、
遠くにいても会話したりできるようになるのです。
これもフォースの多様な使い方のひとつなのかもしれませんが、
フォースってなんでもアリですね。
何度目かの交信の折、ベンはなぜ師ルークを裏切ったのか教えてくれます。
ルークの話ではベンがスノークに引き抜かれたような言い種でしたが、
実際は有望すぎるベンがダークサイドに堕ちることを勝手に懸念したルークが
彼を暗殺しようとしたことが原因だったようです。
ベンは祖父ダースベイダーの真似事をしているだけかと思ったら、
まさか裏切ったのはルークの方だったとは…。
これは旧三部作ファンにしてみたら結構衝撃的な事実かもしれませんね。
旧三部作では勇敢な好青年だったルークが、まさか卑怯な臆病者だったとは
ルークのファンをさぞガッカリさせたことでしょう。
ルーク演じるマーク・ハミルも、この描かれ方に納得してなかったそうです。

レイも幻滅し、そのことでルークと揉めるのですが、
なんとライトセイバーによる競り合いでレイが勝ってしまうんですよね。
前作で初心者のレイが熟練者ベンに勝ったのもあり得ないと思いましたが、
まさか最後のジェダイであるルークにまで勝つとは彼女の強さは異常ですね。
彼女はルークのもとを去り、ベンに会いに向かいます。
フォース覚醒して間もない女の子に負けたルークは落ち込みますが、
そこに師ヨーダの霊体が現れ慰めてもらうのです。
ヨーダの登場は予想外で、私的には最も楽しかったところかもしれません。
ただ、あまり死人を出す展開は物語的に感心できません。
死んでも霊体として存在できる設定だと物語に緊張感がなくなります。
それにヨーダも霊体で現れることが出来るなら、
ルークが引き籠る前に現れて励ましてやればいいのにね。

一方、レイア率いるレジスタンス艦隊は、多くの犠牲を出しながらも
ファースト・オーダーの戦艦一隻を沈めることに成功します。
すぐさまワープで退却するのですが、ファースト・オーダー艦隊は
ハイパースペースを通っても追跡できる装置を使って追いかけてきて、
レジスタンスの戦艦を次々に撃沈し、残るはレイアの乗る一隻だけに…。
その最後の一隻も攻撃を受け、レイアは宇宙空間に投げ出されます。
旧三部作のヒロインなのに呆気ない最期だな、と思ったら、
なんと彼女は宇宙遊泳して自力で船まで戻って来るんですよね。
(フォースがあれば宇宙服要らずか?レイアってフォース使えたっけ?)
正直、無茶苦茶な展開だと思いましたが、やはり完全に無事とはいかず、
その後意識不明となり、彼女の代わりにホルト提督が指揮官になります。
ホルト提督は女性ですがレジスタンスは女性メンバーの活躍が目立ちますね。
レイアももちろんですが、デイジーとかコニックスとか戦死したペイジとか、
主要メンバーは全員女性な気がします。
これはディズニーお得意のフェミニズムに違いないですが、
ここまで露骨な女性キャスト重用は逆差別な気がしてしまいます。
そもそも続三部作の主人公が女性になったのもフェミニズムのせいですが、
やはりSF映画の主要客は男子なので男キャラ中心な方がいいような…。
私もレイには全く感情移入できないし…。

ディズニーはフェミニズムだけではなく人種的ポリコレにも躍起で、
前作では準主人公フィンに黒人キャストを起用しましたが、
本作からは新たな準主人公としてアジア系キャストを投入します。
それがレジスタンスの女整備士ローズです。(またしても女性キャラ。)
彼女はフィンとカップリングされて活躍することになります。
はじめは巨大映画市場である中国に対する目配せかと思いましたが、
ローズを演じているアジア系女優はベトナム系アメリカ人らしいので、
単なる人種的ポリコレだったみたいですね。
遥かな遠くの銀河が舞台なのになぜ人種的ポリコレが必要なのか。
どうせならスター・ウォーズらしい異星人キャラを増やしてほしいです。
本作では異星人やドロイドの新キャラがほぼ登場しておらず残念です。

フィンとローズは、ファースト・オーダーの追跡装置を壊そうと考え、
天才ハッカー「マスター・コードブレイカー」に協力を請おうと
彼が入り浸っているカジノに行きます。
結局彼の協力は得られず、代わりにコード破りが得意な泥棒をスカウトし、
3人でファースト・オーダーの戦艦に潜り込みますが、泥棒に裏切られてしまい、
フィンとローズは捕まってしまうのです。
ちょうどその戦艦にはベンに会いに来たレイも訪れていました。
彼女はレジスタンス側に付くようにベンを説得するつもりでしたが、
当然捕まってしまい、スノークの前に引き摺り出され、案の定殺されそうに。
ところが、なんとベンがスノークを不意打ちで殺すのです。
ファースト・オーダーを裏切ってレジスタンス側に付く気かと思いましたが、
彼はレイを誘って2人で銀河を支配しようと考えたみたいです。
それにしてもスノークはファースト・オーダーの最高指導者なのに
呆気なさすぎる最期でしたね。
まぁもともと噛ませ犬感丸出しの魅力ないキャラデザだとは思ってたけど、
結局どういう出自なのかとか、いろいろ謎のまま死んじゃいましたね。

ベンはレイに手を組もうと誘うのですが、その折に彼女の出自を教えるのです。
レイの出自、というか両親に関してはファンの間でもいろいろ予想されていて、
父親はルークじゃないかとかオビワンじゃないかとか推測されており、
本作の最大の関心事ですが、なんとフォースも使えない一般人だったようで…。
たしかに意外だけど、意外以上に肩透かしで、最も面白味のない事実です。
女性キャラということもあり、感情移入も出来難かった彼女ですが、
つまらない出自でさらに思い入れが無くなってしまいました。
まぁそれもベンが言ってるだけなので、本当はどうかわかりませんけどね。
レイにはフラれて逃げられるも、ベンはファースト・オーダー最高指導者に就任。
正直、ベン程度の若造がトップの組織ではそんなに脅威を感じませんね。
一方、フィンとローズもキャプテン・ファズマを倒して戦艦から脱出。
前作からファースト・オーダーの女幹部として登場しているファズマですが、
前作に引き続き微妙な活躍に終わってしまいました。
こんなトップも幹部も雑魚な組織が、よく銀河を支配できるものだ。

レジスタンスは旧基地がある惑星に降り、
ベン率いるファーストオーダー軍を迎え撃つことになります。
小型デススターを持ち出す敵軍に旧型スピーダーで対抗しますが、
ローズがフィンを庇ってスピーダーで特攻し小型デススターを破壊します。
この後、重症のローズとフィンがキスする、まさかのロマンスに…。
フィンはレイに気があると思ってたけど、結局準主役同士でカップル成立か。
まぁポリコレキャラ同士お似合いかもしれませんね。
小型デススターは阻止するも、戦力の差は歴然でレジスタンスは窮地に。
しかしそこに突如ルークが現れ、ひとり敵軍の前に立ちはだかります。
憎き師を見たベンは激昂し、全軍の全火力をルーク目掛けて放射。
しかしルークにはかすり傷ひとつ付かず…。
あの集中砲火で無傷なんて、いくらなんでもあり得ないだろ、
と思いきやそれもそのはず、このルークはホログラムなのです。
本物のルークは引き籠っている辺境の惑星にいて、
そこからフォースでホログラムを送っているみたいです。
そんな安全圏で戦うなんてズルいなと思ってしまいましたが、
結局そのホログラム作りに膨大なフォースを使って衰弱死しちゃうんですよね。
それなら前作のハン・ソロみたいに生身で戦って死んだ方が潔い気が…。
この微妙すぎる最期に旧三部作ファンはどう思ったのかな?
旧三部作、新三部作、続三部作を合わせて、
「スカイウォーカー・サーガ」なんて称されたりもしますが、
レイがルークの娘じゃないとなるとスカイウォーカーの血筋が断たれたわけで、
続編は「スカイウォーカー・サーガ」とは呼べなくなりますね。
(血筋のレイアも役者が亡くなって続編には登場しないみたいだし。)
まぁルークもヨーダみたいにフォースと一体化して霊体として登場できるか。

ホログラムのルークが敵軍を引き付けている間に
レジスタンスは旧基地から脱出できて、めでたしめでたし。
でも脱出できたとはいえ、レジスタンスは壊滅寸前まで疲弊しているし、
頼みの綱のルークも死んだのでほぼバッドエンド状態です。
結局最後まで反撃できず、盛り上がりに欠ける物語でした。
最後にレジスタンスに憧れる奴隷の子供たちのシーンが流れて
続編での反撃を予期させますが、この子らの成長待ちでは
2年後に公開予定の続編には間に合わないんじゃないかと思います。
ベンが最高指導者のファーストオーダーなんて大して脅威も感じないし、
ベンは根っからの悪人でもないので、意外とまともな組織になりそう。
フィンがローズとくっ付いたことで、続編でのベンとレイのロマンスは確実で、
結局ベンが改心する展開は目に見えてます。
こんなに続編に期待が持てないのはシリーズ初かも。
続編のエピソード9よりもハン・ソロのスピンオフの方が楽しみです。

ディズニーは続三部作終了後に新たなる三部作を構想しているようですが、
本作程度のクオリティで量産したら、あっという間に人気は陰るでしょう。
まぁディズニーにはパラマウントから奪った『アベンジャーズ』シリーズもあるし、
この度20世紀フォックスから『X-MEN』や『アバター』シリーズも強奪したので、
人気SFシリーズひとつくらい失ってもどうってことはないのかな。
人気あるうちに粗製乱造し、稼ぐだけ稼いでポイ捨てするつもりかもね。

関連作の感想
スター・ウォーズ/フォースの覚醒
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

コメント

まじでクソ映画でしたね(笑)

読んでいて、忘れかけていた怒りがムラムラ蘇ってきました(笑)

空虚ささえ漂う… 何て結論だ!

  • 2018/01/06(土) 08:07:56 |
  • URL |
  • onscreen #-
  • [ 編集 ]

Re: まじでクソ映画でしたね(笑)

国内外の批評家連中の評価がやたらと高いので、
退屈だったのは私だけかと思ってましたが、
やっぱりクソ映画でしたよね。
フォックス買収して権力を持ちすぎたディズニーには
批評家連中も媚びるしかないのか…。

  • 2018/01/07(日) 19:03:45 |
  • URL |
  • BLRPN #-
  • [ 編集 ]

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