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携帯彼氏

シネコンの乱立で、客の取り合いをしているためか、最近の映画館は空いてます。
隣の席に他人が座るなんてことはもう滅多になくなったし。
入場者が10人以下なんてのはザラですが、ごく稀に自分ひとりだけなんてことも…。
広い劇場内にポツンとひとりだとちょっと寂しいけど、
なんか贅沢な気分でテンション上がりますが、
それほど客が入らない映画だから、面白いかどうかは推して知るべしです。
でもいくら期待されてないといっても、公開から間もないのにひとりってのは異常。
こんな映画に出合ったのは初めてだったかも…。その映画がコレです。

携帯彼氏

2009年10月24日公開。
ケータイ小説を映画化した純愛サスペンス・ホラー。

ある日、同級生の真由美が謎のメールを残して自殺してしまい、その突然の死に、里美(川島海荷)と由香(朝倉あき)は哀しみに暮れていた。その死には恋愛シミュレーションゲーム「携帯彼氏」が関係していると考えた里美は真由美の自殺の真相を探ることにするが、やがて里美の身辺に奇妙な事件が次々と起こり始めてしまう。(シネマトゥデイより)

ケータイ小説が原作の映画は初めて観たかも。
そもそも保守的なんでケータイ小説自体を蔑んでたし…。
"素人の書いた小説なんか誰が読むか"みたいな。
いや、プロが書いた小説すら読まないんですけどね。
だからホントに面白いのかどうかはわからないんですが、
ただハッキリしてることは、今までに公開されたケータイ小説原作の映画、
『クローズド・ノート』『恋空』『赤い糸』『ケータイ小説家の愛』『クリアネス』等あんまり評判が良くないってこと。
やっぱり面白くなかったのか、それを裏付けるように
ケータイ小説ブームは去ってしまったようですが、映画化はまだ止まりません。
来月にも『天使の恋』が公開されます。
本作もそんなケータイ小説原作映画のひとつなので、ボクもスルーしかけたけど、
どうも他の作品群とはちょっと趣が違うっぽい。
ラブストーリーなのは他と同じだけど、どうやら本質はホラーらしい…。
これはホラー好きとしては観に行くしかないでしょ、てことで行って来ました。

本作は『リング』『着信アリ』などの典型的な都市伝説系ホラーです。
身近なツールを恐怖の対象にする的な、Jホラーでよくあるパターンのやつです。
本作の恐怖ツールはケータイのアプリゲーム。ケータイ小説ぽいチョイスです。
都市伝説系ホラーって、手を変え品を変え、いろいろ考え出すものですよね。
そこが面白いところなんですが、本作はあまりオリジナリティを感じない気が…。
アプリゲームというのは新しいけど、そのゲームの内容(とオチ)は『美女缶』ぽく、
ストーリーは同じくケータイを扱った『着信アリ』の三作目に酷似してるような…。
ケータイにとり憑いた悪霊を他人のケータイに転送すれば助かることとか、
サーバを物理的に破壊して悪霊を退治しようとするとこなど全く同じです。

でもケータイ小説らしく、最終的には純愛ストーリーで纏めてしまっているところは
Jホラーとしてはなかなか珍しいかも?
それに、黒髪の女と相場が決まっているJホラーの怨霊と違って、
ワイルド系からかわいい系まで、ホストのようなイケメンの怨霊ばかりなのも斬新。
まぁ見た目は普通の若者なんで、不気味さとか怖さが無いのはどうかと思うけど…。
でもアプリ上での彼らの映像はよく出来ていて、そこはかとない違和感、
嫌悪感を覚える気味の悪い映像になってます。

このアプリは"携帯彼氏"という架空の女性向け恋愛シュミレーションゲームで、
自分の好みの男性キャラを制作して、そのキャラとチャットすることで
ラブゲージ(好感度?)が上がったり下がったりするゲーム。
(ソニーの『どこでもいっしょ』みたいなやつかな?すごいパケット代かかりそう。)
そのゲームにハマった女の子たちが次々と怪死していくという話ですが、
アキバ系の男子ならそんな恋愛シュミレーションにハマリそうな気がするけど、
女の子もそんなゲームが好きなのかな?
テニプリとか好きな、腐女子とかって称されてるような人たちならまだわかるけど、
なにせ映画ですからね、出る女の子みんなアイドルばりにかわいいわけですよ。
こんな子はこんなキモいゲームしないだろう…みたいな。
それに比べると男性キャラになる男たちは…。
イケメンなんだろうけど魅力が無いというか、若干微妙で、
このキャラにこんな美少女がハマるわけがないだろ、みたいな。
まぁそれは男目線なんで、メインターゲットの女の子が観たら違うかもだけど。
ただ主人公の片思いの先輩・高原直人であり、彼にそっくりのゲームキャラ・直人役の
石黒英雄は、男目に見ても爽やかで男前です。

う~ん、やっぱりまだケータイ小説は面白いとはいえないかな?
なにしろこんなにお客さん入らないんじゃ、映画化するのも限界でしょうね。

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