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スパイダーマン/ホームカミング

最近の気になるアメコミ映画ニュース。

アメコミ映画『ヘルボーイ』のリブート版で、女優ミラ・ジョボビッチが
メインヴィランのブラッド・クイーンを演じることになったそうです。
今年11月に日本公開される『マイティ・ソー/バトルロイヤル』でも、
メインヴィランが女優ケイト・ブランシェット演じるヘラになりますが、
女性キャラがメインヴィランになるのはマーベル映画で初らしいです。
男子の嗜みであるアメコミ映画にも男女同権の波が押し寄せてるわけですが、
『ワンダーウーマン』の大ヒットで女性ヒーローでも成功できる前例は出来たが、
女性ヴィランというのはちょっとどうなんだろうと思うところがあります。
例えヴィランでも男のヒーローが女性をぶん殴るなんてシーンは見たくないし、
でもヴィランはぶん殴ってこそ爽快感もあるというもので、
女性ヴィランは扱いが難しいと思うんですよね。
女性ヒーローの相手として女性ヴィランが登場する分には構わないけど…。

ということで、今日はアメコミ映画の感想です。

スパイダーマン/ホームカミング
Spider Man Homecoming

2017年8月11日日本公開。

2002年から始まったトビー・マグワイヤ主演の映画『スパイダーマン』は
2007年のシリーズ第三弾『スパイダーマン3』まで公開され、、
第四弾やスピンオフ『ヴェノム』も計画されましたが実現せず、三部作で終了。
しかし間髪入れずにリブートされ、三部作終了から僅か5年後の2012年、
アンドリュー・ガーフィールド主演の『アメイジング・スパイダーマン』が公開に。
2014年にはその続編『アメイジング・スパイダーマン2』が公開され、
四部作になることが発表され、スピンオフ『シニスター・シックス』も企画されます。
(『シニスター・シックス』からのスピンオフ『ヴェノム/カーネイジ』も企画。)
ところがこの『アメスパ』シリーズは、新たなリブート企画発表をもって
結末を見ないまま事実上打ち切りとなってしまいます。
そして『アメスパ』を打ち切ってリブートされたのが本作です。
最初の『スパイダーマン』からたった15年で二度もリブートされたわけですが、
これはあまり褒められたことではないです。
マグワイヤ主演の三部作は、四作目の話もあったものの、
物語は三作目で一応完結しているので、その時点でのリブートは許せるが、
『アメスパ』シリーズ2作目での未完の打ち切りはあまりにも無慈悲。
私を含め続編を楽しみにしていたファンへの裏切りです。
その点において、そんな経緯で誕生した本作に対して不信感があります。

なぜ『アメスパ』が打ち切られたのか、その理由は単純で、
ソニー・ピクチャーズが期待するだけの興収を稼げなかったからです。
といっても、1作目も2作目も2億ドル超えの大ヒットなのですが、
1作で3億ドルから4億ドル以上稼いだ旧三部作に比べると見劣る成績で、
せっかく心機一転して稼ぐためにリブートしたのに興収下がってどうする、
とソニーは思ったのかもしれませんね。
古今東西リブートの失敗例は多く、やはり人気作の仕切り直しとはいえ
イチからシリーズを立ち上げて成功させるのは難しいんですよね。
とはいえ「スパイダーマン」はドル箱キャラなのでソニーが放っておくはずはなく、
すぐに再リブート企画が持ち上がりますが、ここでソニーは一計を案じます。
イチから立ち上げて人気シリーズにするのが難しいのであれば、
既存の人気シリーズに加えてもらえばいい、と考えるのです。
ソニーが目を付けた人気シリーズとは、『アベンジャーズ』シリーズこと
「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」です。
MCUは現在シリーズ16作を数え、平均興収3億ドル越えという、
ハリウッド史上最大最強の大ヒットシリーズです。
なんとも賢い、というか狡賢い計画ですね。

しかしMCU入りには会社という大きな垣根がありました。
スパイダーマンもアベンジャーズと同じマーベル・コミック出身で、
原作では同じ世界を共有しており共演も日常茶飯事ですが、
マーベルはディズニーに買収され、MCU映画化権も現在ディズニー所有です。
ソニーが映画化権を持つスパイダーマンをMCUが受け入れるはずはなく…。
実際、ソニーはディズニー傘下のマーベルにラブコールを送ってましたが、
見事に玉砕し、『アメスパ』を続けるしかない状況だったようです。
ところが2014年末、ソニーが謎のハッカー集団にハッキングされる事件が発生。
ソニーが送ったマーベルへのラブコール・メールが公然に曝されてしまいます。
スパイダーマンのMCU入りの可能性にアメコミ映画ファンは歓喜し、
その反響を受けてか、翌年マーベルも態度を軟化させ、
スパイダーマンのMCU入りが実現する運びとなるのです。
しかもいきなりMCUのスタンドアロンとして再リブートされるわけではなく、
MCU人気キャラ多数出演の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』での
お披露目出演を経て、再リブートされることになります。
これは言ってみれば人気シリーズのスピンオフとしてスタートできるわけで、
ソニーにとっては願ったり叶ったりな条件だったと思われます。
どうせその代償にマーベルにマージン払うんだろ、なんて思ってましたが、
製作も配給もそのままソニーが行い、収益もソニーのものらしいです。
結局マーベルにとっても人気キャラであるスパイダーマンを迎えられることは、
MCUの更なる人気の獲得のためにプラスになるという打算もあるのでしょう。
スパイダーマンが出演するスタンドアロン以外のMCU作品の収益は
もちろんマーベルのものになるわけだし、ウィンウィンなパートナーシップかな。
ちょっと面白いのは、MCUはもともとパラマントが配給していましたが、
2作目『インクレディブル・ハルク』だけユニバーサル配給だったため、
MCUはパラマウント、ユニバーサル、ディズニー、そして本作のソニーと、
ハリウッド・メジャー6社中4社の垣根を越えてるんですよね。
残る2社、マーベルのライバルDCを傘下に持つワーナーは無理でしょうが、
20世紀フォックスはマーベル作品『X-MEN』などの映画化権を持ってるので、
いずれはコラボする可能性も大いにあると思います。
実際『アメスパ』と『X-MEN』はかなり接近しましたからね。

正直私もスパイダーマンのMCU入りには歓喜しちゃいました。
しかし願わくば『アメスパ』打ち切ってMCU内での再リブートではなく、
『アメスパ』の3作目からMCUに加わる形がよかったです。
物語の尻切れトンボ状態を放置するのは無責任すぎるし、
これが許され、こんな前例を残すことも映画界にとってマイナスです。
更に状況をややこしくしているのは『ヴェノム』の製作が決まったこと。
これは旧三部作や『アメスパ』のスピンオフではなく、
今回の再リブートシリーズであるMCUとも繋がりを持たないらしいのですが、
ソニーは『ヴェノム』から始まる独自のシェアード・ユニバース構想があり、
それをソニー・マーベル・ユニバース(SMU)と称するそうです。
『ヴェノム』に続くSMU第二弾は『シルバー&ブラック(仮)』といい
シルバー・セールブとブラックキャットの女性バディもの。
ヴェノムもシルバー&ブラックも原作「スパイダーマン」のキャラで、
当然SMUはスパイダーマンの世界がベースになるのですが、
肝心のスパイダーマンはMCUに出向しているためSMUには不在という、
なんとも謎すぎる状況になってしまいました。
ソニー的にはSMU作品もMCUにしたかったでしょうが、
スパイダーマンしか興味ないマーベルが拒否ったのだろうと予想されます。
ソニーは今回の再リブートシリーズを三部作にするつもりでいますが、
マーベルはとりあえず二作目までのMCU入りは了承しているみたいです。
双方に提携を打ち切る権利があるらしく、マーベルが断ればそこで終わり。
その後はスパイダーマンを自前のSMUに復帰させることになるのでしょうが、
つまり今回の再リブートシリーズが短命に終わることは決定的で、
そう遠くない未来に再々リブートが行われる節操ない状況になっています。
ふたつのユニバースを掛け持つことになるソニーですが、
MCUで使いたいキャラはSMUでは使えないので、キャラの出し惜しみも起き、
スパイダーマン不在でスタートするSMUが人気を得るとは思えないし、
ソニーのアメコミ映画の今後は混迷を極め、先行きは暗いです。

とはいえ今回に関しては大成功、ソニーの便乗作戦は功を奏し、
本作は『アメスパ』を越える3億ドルの全米興収を上げています。
それでも旧三部作よりも低い成績ではありますが、
MCUのスタンドアロン一作目としては首位の『アイアンマン』に次ぐ大ヒット。
ただ、実質スピンオフだし、本作にはアイアンマンも主要キャラとして登場し、
盤石のフックアップ体制なので、これをスタンドアロンと言えるか微妙ですが。
しかしマーベル最大の人気キャラだったスパイダーマンが
アイアンマンにフックアップされるなんて、なんか落ちぶれましたね…。
というかアイアンマンの人気が凄すぎるのかもしれません。
MCU上位9作中7作に出演し、その平均興収は4億ドルを超えてます。
それも無暗なリブートを繰り返さず、MCUで着実に育てたからでしょう。
20世紀フォックスのマーベル作品『ファンタスティック・フォー』が顕著な例だが、
アメコミ映画はリブートされたら人気が落ちる傾向がある。
ソニーはアイアンマンの成功に学ぶべきです。

そんなソニーの無責任で無節操な姿勢には呆れるものの、
作品の出来とは無関係で、本作はとても面白い快作に仕上がっています。
『アメスパ』の失敗からはいくらか学んでいるみたいで、
その苦い経験が本作にちゃんと活かされていると思います。
『アメスパ』不人気の最大の要因はシリアスすぎたことだと思われますが、
(ヒロインまで無残に死んでしまうんだから、たしかにちょっとやりすぎでした。)
本作は同じ轍を踏まないようにかなり明るい、コメディタッチになっています。
その際たるものが、スパイダーマンのオリジンをすっ飛ばしていることです。
特殊な蜘蛛に噛まれて超常的な能力を得たピーターは、
ベン伯父さんが強盗に殺されたのをキッカケに自警活動を始め、
スパイダーマンになるのですが、それは旧三部作と『アメスパ』でも描いたし、
周知の事実としてあえて描かなくてもいいだろうという判断でしょうが、
(正直『アメスパ』の時にも既視感がありましたからね。)
ベン伯父さんの死というシリアスな展開を廃する目的もあったと思われます。
その展開はスパイダーマンのアイデンティティの根幹でもあるので、
それを完全にスルーするのは如何なものかとも思いましたが、
それは追々描けばいいことなので、今回はこれでよかったと思います。
『アメスパ』の最大の謎でありながら、打ち切りで決着を見なかった
ピーターの両親の死の真相に関しても追々描いてほしいかも。
本作のピーターも両親はいないみたいで、メイ伯母さんに養われてます。
今回のメイ伯母さんはこれまでに比べて若いので、
「伯母じゃなくて叔母に違いない」なんて言ってる人もいましたが、
メイはピーターの父の兄ベンの妻なので、いくら若くても伯母です。
私としては若いというより若作りな印象を受けましたが。

実はピーターがMCUに出演するのは『シビル・ウォー』が最初ではありません。
なんと『アイアンマン2』に幼いピーターが登場していたのです。
悪者ウィップラッシュのドロイドに襲われたところをアイアンマンに助けられた、
アイアンマンのお面を被ったパーカーを着た男の子がそうらしいのですが、
お察しの通りこれは完全な後付け設定です。
スパイダーマンのMCU入りが決まった頃に、ファンたちが面白がって、
「あの子は幼き日のピーターに違いない」なんてネタを作ったのですが、
それをマーベルが追認し、公式設定になったみたいです。
本作ではピーターはアイアンマンに憧れ、アベンジャーズ入団を熱望するが、
彼がアイアンマンに憧れるキッカケとしては説得力のある経緯で、
後付けのわりにはよく出来た設定だと思いました。(年齢的にもジャスト。)
ちなみに幼いピーターを演じたのは『アイアンマン2』の監督で
本作でもハッピー役として出演するジョン・ファブローの息子で、
身内だったこともあり公式設定化も簡単だったのかもしれませんね。

本作でピーターを演じるのはオーディションで選ばれたトム・ホランドですが、
無名のイギリス人若手俳優が大抜擢された感じです。
スパイダーマンが何度もリブートされる原因のひとつとして、
「スパイダーマンは高校生じゃなければ」という固定概念があり、
頻繁にキャストの若返りがはかられるためですが、本作のピーターは16歳で、
長期シリーズ化を目論んでか過去最年少パーカーとなります。
でもホランドはすでに21歳で、せっかくなら歳相応のキャストを選べと思ったが、
彼は童顔で、なんなら中学生くらいにも見えますね。
ピーターの通うミッドタウン高校の同級生も総じて童顔なため、
ミッドタウン中学校じゃないかと思ってしまうほどです。
ピーター憧れのリズはアフリカ系で、親友ネッドはハワイアン(モンゴロイド)、
イジメっ子フラッシュはヒスパニックと人種的に多様な同級生たちですが、
これはポリコレの影響は否めないが、学校があるYNクイーンズという地域は
世界一人種が混在する街なんだそうで、それを踏まえた設定のようです。
リズは実質ヒロインですが、黒人ヒロインはMCU初かもしれませんね。
(『GotG』のヒロイン、宇宙人のガモーラを除けば、ですが。)
正直私はポリコレに否定的なので、ヒロインは白人の方がよかったけど、
ピーター役にちゃんと白人を選んでくれたことはホッとしました。
原作には黒人スパイダーマンが主役なものもありますからね。
本作のピーターには黒人スパイダーマンことマイルズ・モラレスの設定も
多分に取り入れられているみたいだし、黒人化もあり得ない話ではないです。

前置きが長くなりましたが、以下、本作の感想になります。
ネタバレ注意です。

ラゴスでヒドラの残党ラムロウのテロを阻止しようとしたアベンジャーズだが、
スカーレットウィッチが力を制御しきれず、市民に犠牲者が出てしまい、
国連はアベンジャーズを管理下に置く「ソコヴィア協定」を採択します。
アベンジャーズは協定に賛同するアイアンマン派と反対するキャップ派に割れ、
クインジェットを勝手に持ち出そうとするキャップ陣営を阻止するため、
アイアンマン陣営は新たな仲間をスカウトし、両陣営は空港で激突します。
その時アイアンマンことトニー・スタークがスカウトしたのが、
クイーンズで自警活動を行う様子がYouTubeにもアップされていた
マスクを被った半人前ヒーロー、スパイダーマンことピーター・パーカーです。
なぜスパイダーマンの正体をトニーが短時間で見破れたのか不思議でしたが、
本作を観たら少し納得できました。
ピーターは路地でスーツに着替えたりと、正体の隠し方がけっこう杜撰で、
トニーの財力や情報力をもってすれば特定は簡単そうです。
ピーターはトニーから新しいスーツを貰って空港決戦に参戦し、
キャップのシールドを奪うなどアイアンマン陣営に貢献します。
結局キャップ陣営の隠し玉アントマンの活躍や、ブラックウィドウの裏切り、
ヴィジョンのポカでクインジェットは奪われてしまいますが…。
というのが、『シビル・ウォー』でのピーターの活躍です。
本作はその空港決戦の裏側がピーターの目線(自撮り)で描かれますが
『シビル・ウォー』直後からスタートするので、前述のようにオリジンはスルー。
本作のピーターは端からスパイダーマンです。

ファルコンとウィンターソルジャーをひとりで翻弄するなど、
空港決戦では大活躍したピーターは、憧れのアベンジャーズに入れると思い、
トニーからの次なる任務の連絡を待ち続けるのですが、
トニーにその気は毛頭なく、「まずはご近所のヒーローで頑張りなさい」と、
警備主任ハッピーを連絡役に立てて距離を置きます。
空港決戦の時は猫の手も借りたいほどだったのでピーターをスカウトしたが、
やっぱりまだ高校生だし危ないことはさせられないというトニーの優しさか。
現状のアベンジャーズは、アイアンマンとヴィジョン、リハビリ中のウォーマシン、
行方不明のハルクとソーだけだと思われるので、かなり人不足なはず。
(アイアンマン陣営だったブラックパンサーもキャップを匿ってるし…。)
出来れば新人を迎えたいのではないかと思われる状況ですが、
ピーターもそんな壊滅的なアベンジャーズにまだ憧れるものかな?

「ご近所で頑張りなさい」というトニーの言葉を真に受けたピーターは、
憧れの女子リズも所属する学力テスト部も退部して、
放課後スーツに身を包み、我が街クイーンズをパトロールして、
防犯や人助けに精を出し、日々の成果をハッピーに報告します。
でも事件なんて早々遭遇できるものじゃなく、自転車泥棒を懲らしめたり、
道に迷ったお婆さんの案内したりと地道すぎる活動です。
自分の車に乗ろうとしていた人を車上荒らしと間違えて騒ぎになったりと、
ご近所のスタン・リー爺さんも御立腹です。
普通なら早く声がかかるように功を焦りそうなものですが、
道案内みたいな単なる親切も疎かにしないところに好感が持てます。

いつものように大した成果もなくパトロールから帰宅したパーカー。
自分がスパイダーマンなのはメイ伯母さんにも秘密なので、
自室の窓から入るのですが、親友のネッドがたまたま遊びに来ており、
スーツを脱ぐところを目撃され、彼に正体を知られます。
ネッドはYouTubeで見たスパイダーマンが親友だったことに大興奮で、
スパイダーマンの「椅子男(Guy in the chair)」になりたいと目を輝かせます。
『ARROW』のフェリシティのようにパソコンでヒーローをサポートする役ですね。
予告編でネッドを見た時にはアジア系相棒の登場に
「また中国への媚び売りか」と辟易としましたが、彼はハワイアンみたいだし、
なんだか憎めない癒し系オタクキャラでけっこう気に入りました。
この時ピーターを訪ねて来たのも、LEGOデス・スターを一緒に作るためで、
お前ら本当に高校生かと思うほど微笑ましかったです。
『スター・ウォーズ』ネタをブッ込んでくるのも、ディズニー傘下のマーベルと
提携したからかもしれませんね。

正体を誰にも話さないと約束してくれたネッドですが、嬉しすぎるためか、
「ピーターはスパイダーマンと友達だ」と言いふらすなどが危なっかしい奴です。
それを聞いたイジメっ子フラッシュはピーターを嘘つき扱いして馬鹿にします。
フラッシュ・トンプソンは旧三部作でも登場し、ピーターをイジメてましたが、
旧三部作での彼はオタクを揶揄う典型的なジョックスでした。
しかし本作では彼も学力テスト部に所属するオタクで、ピーターに絡むのも
自分よりも頭がいいことに嫉妬しているからみたいです。
そもそもミッドタウン高校が理系の学校なので在校生もオタクが多く、
アメリカの高校に在りがちなスクールカーストもないみたいです。
フラッシュはピーターに「ペニス」という酷い仇名を付けて揶揄いますが、
「P」しか合ってないけど、どんなネーミングセンスなんだ?

ある夜ピーターはパトロール中にATM強盗に遭遇し捕まえようとしますが、
4人組の強盗はオーバーテクノロジーなハイテク武器を装備していて、
知人のパン屋が破壊された上に逃げられてしまうのです。
強盗はそれぞれアイアンマン、キャップ、ソー、ハルクのお面を被ってましたが、
ソーは地球では兜を被ってないはずなので、ソーのお面に兜があるのは変だね。
お面はともかく問題はハイテク武器の方で、たかがATM強盗が
そんな大それた武器をどこで調達したのか気になるピーターですが、
また別の夜、街はずれの公園で怪しい閃光を目撃したピーターが急行すると、
そこでハイテク武器の取引が行われていました。(閃光は試し撃ち。)
彼はスーツを着て取引現場に乗り込み、車で逃げる武器商人を追いますが、
クイーンズは郊外の住宅地で、マンハッタンのように高い建物がないため、
いつものスパイダーマンのように高層ビルをスイングして移動できません。
とにかく走って追いかけるわけですが、なんからしくなくて笑えます。
本作はスパイダーマンが半人前ヒーローじゃないと成立しないので、
あまり凄いところを描くことが出来なかったのかもしれませんね。

武器商人を必死に追いかけるピーターでしたが、武器商人のボスと思われる
機械の翼を装着した謎の鳥男に捕まって空高く持ち上げられて落とされます。
トニー製スーツにはパラシュート機能が付いているのですが上手く機能せず、
(トニー製品は肝心なところで役に立たないイメージがありますね。)
川に落ちて溺れますが、アイアンマンが飛んで来て救出してくれます。
このアイアンマンはWi-Fiでトニーが遠隔操作するドローンで、
トニー自身は外国(インドかな?)出張中で、そこから操作しているみたいです。
トニーは「危ない犯罪者はアベンジャーズの格下の専門家に任せろ」と言い、
無謀なピーターに釘を刺します。
格下の専門家というのはディフェンダーズみたいなヒーローのことかな?
それとも単に警察や米軍のことを指してるのかな?
更に「君は地に足つけて親愛なる隣人やってればいいんだ」と説教。
納得できないピーターでしたが、武器商人が落としたハイテク武器を拾い、
分解して未知の動力源が使われていることを確認し、
トニーにも内緒でネッドと共に武器商人を捜査することにします。

その武器商人たちのボスである鳥男の正体ですが、
クイーンズの町工場の社長エイドリアン・トゥームスで、
彼は8年前のアベンジャーズと異次元軍団チタウリのNY決戦の後、
市から戦闘による残骸の回収・処理を委託されていましたが、
トニーのスターク・インダストリーズと政府の合弁会社である
ダメージ・コントロール局(DODC)によって強引に仕事が奪われてしまうのです。
庶民の仕事を奪い、更に肥える金持ちに我慢ならないトゥームスは、
それまで回収したチタウリの武器の残骸を提出せずに隠匿し、
その残骸を開発部長ティンカラーに改造させ、新しいハイテク武器を製造し、
部下のブライズを営業マンのショッカーにして、犯罪者に横流ししています。
同じ庶民として、同情を禁じ得ないヴィランですね。
チタウリの武器だけじゃなく、DODCが回収したダークエルフの遺品や
ウルトロンの残骸なども盗んでは武器に改造しているみたいです。
トゥームスの機械の翼も、残骸から作り出したものですが、
トニーはそんな鳥男のことを「バルチャー」と称します。
バルチャーことトゥームスは妻子を養うために武器横流しをしているので、
憎きトニーやアベンジャーズと事を構える気は毛頭なく、
むしろバレないようにコソコソと儲けたいと考えています。
しかしショッカーのブライズの派手な営業のせいでスパイダーマンにバレたので、
ブライズを粛清し、別の従業員シュルツを二代目ショッカーに任命します。

バルチャーことトゥームスを演じるのは2014年度のオスカー受賞作
『バードマン あるいは(略)』のマイケル・キートンで、なるほど鳥男繋がりですが、
そもそも『バードマン あるいは(略)』は『バットマン』のオマージュ作品であり、
キートンはティム・バートン版『バットマン』でも主演した初代バットマンで、
アメコミ映画ファンとしては、なんともテンションの上がるキャスティングです。
なおバルチャーは旧三部作や『アメスパ』でもヴィラン候補に挙がっており、
幻のスピンオフ『シニスター・シックス』での登場も内定していました。
『アメスパ』打ち切りで『シニスター・シックス』も立ち消えになりましたが、
本作でメインヴィランに抜擢されたのはラッキーだったかもね。
マーベルは全体的にヴィランが魅力不足な印象があるのですが、
スパイダーマンの敵には魅力的な奴が多く、本作のバルチャーもそうです。
MCUのヴィランの中では一番気に入ったかもしれません。
「SCREEN」誌のアメコミ・アワードの投票締切が本作公開後だったら
ヴィラン部門でバルチャーに一票入れてたのにな。(締切は公開前日でした。)

ピーターとネッドは武器商人がメリーランドで何か計画していることに気付きます。
クイーンズからメリーランドまでは高校生が簡単に行ける距離ではないため、
ピーターは学力テスト部に復帰し、メリーランドの近くのワシントンDCで開催される
全国大会に出場することにします。
学力テスト大会は全国高等学校クイズ選手権みたいなものですが、
その代表に選ばれるなんてピーターはやっぱり頭がいいですね。
チーム戦でネッドも代表のひとりですが、馬鹿っぽいコンビなのに意外。
ワシントンに行くため、ピーターがクイーンズを離れた途端に
連絡役兼御目付役ハッピーから電話が掛かってきて、行き先を問われます。
それによりピーターはトニー製スーツに発信機が仕込まれていることに気付き、
見返すためにトニーの力を借りずに武器商人を捕まえたい彼は、
機械に強いネッドの協力でスーツから発信機を取り外してしまうのです。
ネッドはスーツが(機能が制限されている)補助輪モードなのにも気付き、
なんと勝手に解除してしまうのですが、さすが椅子男を自負するだけあって、
彼の機械の知識は半端ないですね。
いや、超天才トニーのプロテクトを破るなんて世界一のハッカーじゃないか?
これは椅子男として頼りになりますが、補助輪モードが解除されたことで、
アイアンマンのJ.A.R.V.I.S.のような人工知能音声ガイド機能が起動し、
ヒーロー活動をサポートしてくれるので、椅子男は不要かも…。
人工知能カレン(ピーター命名)は非リアのネッドとは違って、
恋愛相談なんかにも的確なアドバイスをしてくれるしね。
補助輪モードを解除したスーツはとにかく高性能で、
胸の蜘蛛マークを偵察ドローン(ピーターはドロニーと命名)として使えたり、
脇の下からフライトスーツのような滑空用ウィングが展開できたりしますが、
更にスパイダーマンの代表的な武器である糸を飛ばすウェブシューターも
スタン、リコシェ、スプリット、グレネードなど、なんと576通りの糸を出せます。
ピーターは理科室で糸の原料を調合してたので、
ウェブシューターだけは彼の自家製かと思ったけど違うんですね。
そこまでトニーに頼ると、、ピーターが秀才という設定が活かされない気が…。
そもそもネッドの方が賢いし、彼の周りは天才的サポーターだらけなので、
これなら思い切ってピーターは凡人という設定でもよかったかも。
それにしても補助輪モードのまま空港決戦に挑んでいたなんて、
トニーは本当にキャップを阻止するつもりはあったのか…?
(戦闘中に敵を殺す即死モードが発動したらマズいからか?)

全国大会前夜、ピーターはホテルを抜け出しメリーランドへ。
そこではバルチャーがDODCの残骸回収トラックを襲撃していました。
襲撃と言っても、壁をすり抜ける(ダークエルフの)マターフェイズシフターで
トラックの荷台に入り、こっそり未知の物質の残骸を持ち去るだけですが。
ピーターはバルチャーを阻止しようとしますが、荷台に閉じ込められてしまい、
そのまま超厳重なDODCの保管倉庫に送られて出ることができず…。
翌朝やっと脱出しますが、もう全国大会にも間に合いません。
ピーターの代わりに補欠のフラッシュが出場し、一問も答えられませんが、
それでもミッドタウン高校は大会優勝しちゃうんですよね。
フラッシュ以外めちゃめちゃ優秀な子たちですが、特にミシェルが凄いようです。
この活躍で彼女は次期部長(現部長はリズ)に抜擢されます。
ミシェルはフルネームをミシェル・ジョーンズといい、イニシャルは「MJ」です。
これ以上は言わずもがなでしょうが、どうりで脇役の分際で
各所で正ヒロインのリズよりも大きく取り扱われてたわけですね。
上のポスター画像でもリズはいないのにミシェルは真ん中を陣取ってるしな。

ミッドタウン高校チームは優勝記念にワシントン記念塔(オベリスク)に登るが、
ピーターがネッドに預けていた未知(チタウリ)の武器の動力源が
手荷物検査のX-線に反応し、エレベーター昇降中に爆発して籠が破損し、
リズやネッドを乗せたまま落下するのも時間の問題となります。
DODCの保管庫を脱出して大急ぎで駆け付けたピーターによって、
落下は食い止められ、リズたちは救出されるのですが、ちょっと面白かったのは、
壁に張り付いて記念塔の天辺まで登ったピーターが高さで足が竦んだことです。
彼はスパイダーマンなのに高いところが怖いんですね。
まぁ高所恐怖症というほどでもないけどね。
この一件でミッドタウン高校でのスパイダーマンの人気は加速しますが、
全国大会をドタキャンしたピーターの評価は駄々下りします。
ピーターも学業よりもヒーロー活動を優先したいと考え、中退も検討。
ドタキャンの件で生活指導に呼ばれますが、それもエスケープし、
バルチャーを探すために勝手に早退してしまいます。

トニー製スーツには自動録画機能が付いており、
(トニーがピーターを監視するための「赤ちゃんモニター」です。)
公園での武器取引映像を見返し、人工知能カレンが顔認証を行います。
武器商人側には犯罪歴がなく個人を特定できませんでしたが、
取引相手には犯罪歴があり、カレンのデータベースにヒットし、
クイーンズ在住のチンピラ、アーロン・デイビスだと判明します。
デイビスは用意された武器があまりにも危険なものだったので、
取引を拒否しましたが、それほど悪い人間ではありません。
会いに来たスパイダーマンの下手な尋問にも親切に答えてくれ、
ヤバい知人マック・ガーガンが例の武器商人と取引すること、
そしてその取引場所がスタテン島行きのフェリーだと教えてくれます。
デイビスはクイーンズに甥がおり、危険すぎる武器商人を野放しにすることに
懸念を感じ、スパイダーマンに協力してくれみたいです。
原作のデイビスは前述の黒人スパイダーマンのマイルズ少年の叔父。
つまりクイーンズ在住の甥はマイルズ本人だと考えられるわけで、
これは続編以降に黒人スパイダーマン登場させるための布石なのかも。
なお、彼のヤバい知人ガーガンは原作ではスコーピオンというヴィランで、
後にヴェノムとなり、グリーンゴブリン率いるダーク・アベンジャーズに
スパイダーマンの代役として参加したこともあります。
ただ来年公開予定の『ヴェノム』はMCUではないため、ガーガンではありません。
『ヴェノム』でヴェノムになるのは旧三部作同様、エディ・ブロックになるようです。

ピーターは出港するフェリーに乗り込み、取引を妨害して、
船上で飛び回るバルチャーと激しいバトルを繰り広げますが、
なかなか善戦し、バルチャーの持つチタウリのレールガンを奪います。
ところが奪ったレールガンが暴発し、フェリーを左右真っ二つに切り裂かれ…。
ピーターは糸を張り巡らしてフェリーの撃沈を防ごうと頑張りますが、
その隙にバルチャーには逃げられ、糸の強度不足でフェリーも沈没寸前に。
そこにアイアンマンが飛んで来て、無数のドローンでフェリーを両側から支え、
その間に溶接して乗客を沈没から救うのです。
ピーターが手伝いを申し出ると「もう何もしてくれるな」と明らかにご立腹。
トニーは下船後「スカウトしたのは間違いだった」とピーターのスーツを没収。
スーツがないと困るという彼に「そんな弱い人間にスーツを着る価値はない」と
着替え用のダサいTシャツだけ与えて帰ってしまいます。

これでピーターのアベンジャーズ入りも絶望的で、彼は落ち込みます。
更に生活指導もエスケープしたことで退学の危機にも直面しますが、
ミッドタウン高校のモリタ校長は理解のある人で、退学は免れます。
モリタ校長は第二次世界大戦でキャップが率いた精鋭部隊
ハウリング・コマンドーズのひとりジム・モリタの子孫(顔も瓜二つ)で、
その縁か『シビル・ウォー』の一件でお尋ね者になったキャップの教材を
ミッドタウン高校では未だに使用しているみたいです。
(その教材は問題のある生徒に見せて更生を促すビデオとかです。)
ピーターは大会をドタキャンしたことを憧れの女子兼部長のリズに詫び、
その流れでついでに愛の告白までしちゃうが、意外にも彼女も満更ではなく、
2人で一緒にホームカミングに行くことになります。
本作の副題でもあり、日本では聞き慣れない学校行事「ホームカミング」ですが、
卒業生も参加できるダンス・パーティみたいなイベントらしいです。
いまいちピンとこないけど、在校生も参加できる同窓会みたいな感じかな?

ホームカミング当日、ピーターはメイ伯母さんの助けで精一杯お洒落をして、
リズを自宅に迎えに行くのですが、出迎えてくれた彼女の父を見て唖然。
なんと武器商人のボス、バルチャーだったのです。
ヒロインの身内が敵なんてのは間々ある展開だが、これは私も予想外でした。
というのもリズが黒人少女なので、白人のトゥームスが彼女の父親だとは
微塵も過らなかったからです。(もちろん彼女の母親は黒人です。)
むしろトゥームスは本作冒頭で、子供が描いたアベンジャーズの絵を見ており、
その絵を描いたのは幼いピーターだと思い込んでしまったので、
ピーターの親類縁者(母方の伯父とか)ではないかと思ってたんですよね。
リズの父の正体に気付いたピーターは動揺が隠せず、トゥームスも不審に思い、
更に娘の「彼はスパイダーマンの友達なの」という話を聞いて、
憎きスパイダーマンの正体が娘のボーイフレンドだと勘付きます。
トゥームスは2人をホームカミング会場の学校に車で送った時に、
「男同士の話がある」と娘だけを先に降ろし、ピーターに拳銃をチラつかせ、
「記念塔で娘を救ってくれた礼に見逃してやるが、二度と仕事の邪魔をするな」
「今度邪魔したら家族(メイ伯母さん)も殺すぞ」と脅して車から降ろします。
『アメスパ』のヒロインだったグエンの父親みたいに、ピーターの正体を知っても
「二度と娘に近づくな」とは言わないところがちょっと意外でした。

ピーターはスカウト以前に使っていた自前のスーツとウェブシューターを装着し、
学校を飛び出しますが、校舎の外では二代目ショッカーが待ち受けていて…。
ショッカーはキャップも苦戦したヒドラの残党ラムロウの武器である
誰でもメガトンパンチが放てるガントレットを装備しています。
チタウリやウルトロンの残骸だけじゃなく、ヒドラの武器も回収してたのか。
超ハイテクなトニー製スーツだったら造作もない相手でしょうが、
ゴーグルをつけた布マスクにパーカーを着ただけの自前スーツでは強敵で、
しかも自前ウェブシューターまで落っことしてしまって絶対絶命です。
しかしネッドがシューターを拾ってショッカーを不意打ちし、助けてくれます。
さすがは親友、パソコン技術以外でも頼りになりますね。
ピーターはフラッシュの車を奪って、バルチャーの町工場に直行します。
スイングできる高層ビルがないから車移動の方が速いんですね。
でも無免許なので運転は下手で、周りにとっては迷惑な車です。
町工場でバルチャーを追い詰めたピーターでしたが、
バルチャーが機械の翼で破壊した建物の瓦礫で生き埋めに…。
その隙にバルチャーは最後の大仕事に向かうのです。
超人化しているピーターは生き埋めくらいでは死にませんが、
瓦礫から抜け出せず、ひたすら助けを呼ぶも誰にも気づいてもらえず…。
しかしトニーの「弱い人間にスーツを着る価値ない」という言葉を思い出し奮起。
火事場のクソ力で瓦礫を押し上げ、脱出に成功します。
どうも彼の素の筋力は強化人間キャップよりも高そうです。

バルチャーの最後の仕事のターゲットは、
アベンジャーズ・タワーから飛び立つ無人輸送機です。
たぶん『シビル・ウォー』でアベンジャーズがバラバラになったので、
トニーは心機一転、新しい場所にアベンジャーズの拠点を移すようで、
その引越しのためにトニー製のハイテク武器を輸送しているみたいです。
キャップの盾の試作品やハルクバスター、更にソーの忘れ物なんかもあり、
バルチャーにとっては宝の山で、最後の仕事に相応しい襲撃計画です。
ピーターは無人輸送機に向かうバルチャーに糸を飛ばしてぶら下がります。
意外にもバルチャーはぶら下がられたことに気付かず、そのまま輸送機に到着。
そこで初めてピーターに気付き、輸送機上で激闘を繰り広げます。
空中でのバトルは翼のある鳥男バルチャーが圧倒的に有利ですが、
ピーターは振り落とされないように踏ん張り、一生懸命抵抗します。
輸送機はバルチャーでバードストライクして降下し始め、
このままでは市街地に墜落してしまうが、ピーターが糸を手綱のように操り、
なんとか市街地は避け、その近くのビーチに墜落させます。
奇跡的に2人とも生きていますが、バルチャーはもうピーターを無視して、
輸送機の荷物を持って飛び去ろうとしますが、激戦と墜落で機械の翼は限界で、
このままだと翼に使われたチタウリの動力源が爆発してしまいます。
それに気付いたピーターは、なんとバルチャーを爆発から救うのです。
なんだかんだでバルチャーは金持ちや政府から虐げられる庶民の代表で、
根はそんなに悪いヴィランではないため、死んだら後味悪いもんね。
もしここで見殺しにしたら、旧三部作のゴブリンJr.ことハリー・オズボーンよろしく、
リズがバルチャーJr.になちゃいそうだしね。
バルチャーはハッピーに引き渡され、刑務所に送りになります。
妻と娘リズはクイーンズを離れオレゴン州に引っ越すことになります。
やぱりリズは本作だけのヒロインだったみたいです。

刑務所でバルチャーことトゥームスは取引相手だったガーガンと再会。
ガーガンは彼に「スパイダーマンの正体を知らないか?」と問うのです。
どうもガーガンはスパイダーマンに恨みを持つ悪党を集めているみたいで、
これは続編でガーガンがスコーピオンとして登場し、
ヴィラン徒党シニスター・シックスを率いている展開が予想されます。
トゥームスは命を救ってくれたピーターに恩義を感じているのか、
正体は知らないと嘘を付くので、シニスター・シックス入りはないでしょう。
(原作ではバルチャーは創立メンバーのひとりですけどね。)

バルチャーから引っ越し荷物横取りを阻止してくれたことで、
トニーもピーターを見直し、アベンジャーズの新拠点に招待します。
てっきり新拠点はトニーの自宅がある西海岸かと思ったけど、
どうも北の方らしいですが、ちょっとどこなのかわかりませんでした。
ニューヨークより北となるとボストンか、そうじゃなければもうカナダですね。
今度の拠点はタワーではなくアベンジャーズ・マンションって感じかな。
トニーはハッピーに連れられて訪れたピーターを出迎え、
「私が間違ってた、君は鍛えればチームの財産になる」と、
アベンジャーズ仕様のスーツを用意してアベンジャーズ入団を打診します。
部屋もビジョンの部屋の隣に用意してくれているみたいですが、
壁すり抜けられるヴィジョンの隣室なんて嫌ですよね。
どうせトニーとヴィジョンしか住んでないはずなので部屋は余ってそうなのに。
有難い誘いに感動したピーターでしたが、意外にも入団を丁重にお断りして、
「僕は地に足つけてご近所を守ります」とクイーンズに戻るのです。
だから副題が「ホームカミング」、「帰郷」なんですね。
トニーはすぐにスパイダーマンの入団会見を開けるようにと、
「重大発表がある」と500人の記者団を集めていましたが、
急遽、恋人のペッパー・ポッツとの婚約会見に切り替えるのです。
『アイアンマン3』の一件で『シビル・ウォー』当時は破局した感じでしたが、
仲間を失って落ち込むトニーにペッパーの母性が擽られたのか、
いつも間にかヨリを戻していたみたいですね。
しかしトニー、ペッパー、ハッピーが久しぶりに揃い踏みなんて、
なんだか『アイアンマン4』でも見ているかのようでした。

ピーターは地元クイーンズに戻って学校に通いながら、
椅子男ネッドと一緒にご当地ヒーローとして頑張ることになりますが、
再来年公開予定となるソニー製作の続編の前に
来年公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、
そして『アベンジャーズ』4作目にも登場することが決定しています。
都合5作となり、トム・ホランドはピーターを演じる最多記録になりますね。
この再リブートは短命で終わりそうだけど、内容は濃くなりそうです。
MCUの次回作は酷い邦題になった『マイティ・ソー/バトルロイヤル』。
久々にアベンジャーズ創立メンバーのソー、そしてハルクの活躍が見れます。
その次は『シビル・ウォー』からのスピンオフ『ブラック・パンサー』で、
もしかしたらキャップ陣営のその後についても語られるかもしれません。
その次がピーター再登場の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、
ドクター・ストレンジ、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーも初合流する
過去に類を見ない超壮大なクロスオーバーになるはずです。
ますます盛り上がるMCUに目が離せませんね。(SMUも頑張れ。)

関連作の感想
アメイジング・スパイダーマン
アメイジング・スパイダーマン2
インクレディブル・ハルク
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アイアンマン2
マイティ・ソー
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
アベンジャーズ
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マイティ・ソー/ダーク・ワールド
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
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