ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

トロールズ

夏クールのテレビアニメ、気になるものの第一話を見ているのですが、
今のところ全て一話切り決定で、今クールはかなり不作な気がします。
まぁこればかりは好みの問題なので、逆に豊作と感じる人もいるでしょうが、
なんだか嗜好性の似たような作品が多い気がして、
もっと様々な好みの人を受け入れられるラインナップにならないものか…。
まだ放送が始まっていない『マーベル フューチャー・アベンジャーズ』と
『マーベル スパイダーマン』に最後の望みを掛けています。
マーベル作品なので、もし面白くなくても一話切りはしません。

今日はアニメーション映画の感想です。

トロールズ
Trolls.jpg

2017年8月2日リリース。

ドリームワークス・アニメーション(DWA)の長編33作目となる本作。
DWA作品の配給がパラマウントから20世紀フォックスになった以来、
一本も日本で劇場公開されてないので、今回もされないだろうと思ってたけど、
案の定ビデオスルーになってしまいました。
20世紀フォックスはアニメーション映画の日本公開には消極的です。
当初は残念がっていたものの、いつものことなのでもう慣れっこです。
20世紀フォックス配給になってから駄作率も増えたので、
DWA作品にあまり期待できなくなったし、別にビデオ鑑賞で十分かな、と。
でも本作は久々に劇場公開されなかったことが悔やまれた作品でした。
笑えて泣ける良質なミュージカル・アニメーション映画でとても楽しめたので、
劇場公開してもっと多くの人に存在を知ってほしいと感じました。

全米ボックスオフィスも初登場2位と大健闘し、レビューも非常に高く、
それを受けて2020年に続編『トロールズ2』が公開されることも決定しています。
その頃DWAはユニバーサル傘下なので、配給もユニバーサルに移るけど、
日本でのアニメーション映画の劇場公開にも積極的なユニバーサルでも、
前作(本作)が公開されてない『トロールズ2』は公開しなさそうです。
かなり有望なシリーズだと思うのに、日本人が知る機会が限られるのは残念。
有名な洋楽が多数使用されたジュークボックス・ミュージカル作品で、
ミュージカル映画好きが多い日本人は楽しめると思うし、
ポップでキュートな原宿系を思わせる映像なので特に女の子にウケそう。
ストーリーもわかりやすく面白いので、宣伝次第では日本でもヒットできそう。
基となった玩具、幸運のトロール人形もけっこう有名だと思うし。
(トロール人形はキモカワなのでけっこう好き嫌いが別れるみたいですが。)
以下、ネタバレ注意です。

ハッピーフォレストのハッピーツリーに住むハッピーな小さな生き物トロール。
ハッピーに暮らす彼らですが、大きな生き物ベルゲンに見つかり捕食されます。
いつも惨めなベルゲンですがトロールを食べるとハッピーを感じられるらしく、
ベルゲンたちはハッピーツリーの周りにベルゲンタウンを築き、
年に一度、「トロールフェス」を開催して皆でトロールを食べます。
あるフェスの日、トロールのペピー王はツリーからベルゲンタウンの外まで
地下トンネルを掘ってトロールを全員逃がし、新天地に移ります。
ベルゲン王はトロールに逃げられた責任を女料理長に負わせ追放します。
トロールと聞くと英国ファンタジー作品などに出てくる愚鈍で巨漢のバケモノを
思い浮かべてしまいますが、本作のトロールは前述のように
デンマーク生まれの人形が元ネタなので、小さくて可愛いです。
(トロールが逃げる時に変わり身の術的にその人形を使っています。)
トロールを喰うベルゲンの元ネタはよくわかりませんでしたが、
ベルゲンの方がトロールのパブリックイメージに近いですね。

それから20年、ペピー王の娘ポピー姫は盛大なパーティを企画。
ハッピーな生き物トロールは基本パリピで歌って踊れるパーティが大好き。
しかしトロールには珍しくネガティブな性格の男ブランチが、
「歌ったり騒いだりしたらベルゲンに見つかる」とパーティに猛反対します。
でもパリピなトロールたちから猛反発を受け、結局パーティは開催されます。
ブランチは仲間たちから変人扱いされて仲間ハズレにされてますが、
彼の慎重さは用心深さはむしろ美徳だと思うんですけどね。
というかパリピは苦手だし、ブランチの肩を持ちたくなってしまいます。
パリピのパーティと言えばガンガンEDMをかけたクラブパーティですが、
大音量の音楽や歌では遠くにいるベルゲンには気付かれなかったものの、
調子に乗って花火まで打ち上げ、追放されたベルゲンの料理長に目視され…。
女料理長は村を襲い、逃げ回るトロールを9匹捕まえて去ります。
その中にはポピー姫の親友クリークも含まれていて…。
その9匹の中には四足歩行の馬みたいな奴もいたけど、あれもトロールかな?

ベルゲンに村が見つかったので、また引っ越しをしなければなりません。
ポピー姫はその前に仲間を助けにベルゲンタウンに行こうと考えますが、
かつての英雄の父親ペピー王は高齢で頼ることが出来ず、
変人ブランチを一緒に行こうと誘います。
なぜ性格が一番合わなそうなブランチを誘うのか不思議でしたが、
日頃からベルゲンを警戒する彼はベルゲンに最も詳しいらしいです。
でもブランチは誘いを断り、もしもの時のための地下シェルターに避難。
10年分の食料の備蓄まであるそうで、備えあれば憂いなしです。
他のトロールが楽しく遊んでいる間にも備えを怠らなかったわけで、
まるで童話「アリとキリギリス」のような状況で、ブランチは報われましたね。
ところがポピー姫は彼のシェルターにトロールたちを勝手に避難させます。
この人数を養うとなると10年分の備蓄も数日でなくなりそうです。
これはキリギリスがアリの蓄えを奪うようなもので悪魔の所業。
ポピー姫は可愛い顔してなかなか鬼で、ブランチが気の毒になりました。
シェルターを乗っ取られたポピー姫と一緒にベルゲンタウンに行くことにします。
彼には浚われたトロールを助けることに何のメリットもないはずなので、
シェルターを失ったからってポピー姫に協力する義理はないと思うけど、
たぶん内心では彼女のことが気になってるんでしょうね。

ベンゲルタウンに迫った2匹は、20年前に逃げた時のトンネルを通り、
街の中に忍び込むのですが、雲みたいな奴がトンネルを案内してくれるけど、
コイツは一体何者なのか全く説明がなく、最後まで謎でした。
トロールではなさそうだけど、トロール並みにポジティブで妙な奴です。
その頃トロール9匹拉致した女料理長は、城でベンゲルの王に謁見します。
彼女を追放した王はもうおらず、その息子グリスルが王座に就いています。
生まれて一度もトロールを食べたことがない王はずっと惨めさを抱えており、
女料理長からトロールを献上されて歓喜し、彼女を王室の料理長に復職させ、
トロールフェスの20年ぶりの開催を決定します。
女料理長は城の雑用係イングリットを扱き使い、フェスの用意に取り掛かります。

トロールはイングリットが管理し、ポピー姫とブランチは彼女の部屋に侵入。
仲間を檻から逃がそうとしますがイングリッドに見つかってしまい…。
しかしポピー姫はイングリットが王に片想いしていることに気付き、
「デートさせてあげるから助けて」と持ち掛けるのです。
イングリットは惨めなベルゲンの中でもかなり卑屈で、自分は雑用係だし、
容姿にも自信がないから王に愛の告白をできず、苦しんでいたようです。
醜いベルゲンの中では相当可愛い(というか愛嬌がある)方ですけどね。
それ以前に王なんて、その地位以外に全く惹かれる要素ないダメ人間だけど。
ポピー姫は仲間たちと協力して、イングリットを雑用係と気付かれないように
お洒落にコーディネートしてあげるのです。
さすがはパリピ、ジャンプスーツに派手なロン毛のギャルに変身させますが、
ビフォーの方が素朴で清楚で可愛い気がしました。
まぁベンゲルの美的センスはわからないし、現に王は変身した彼女に一目惚れ、
すぐにデートすることになり、食事やスケートを楽しみます。
ちなみにロン毛は、髪を自由に伸縮させられるトロールたちが、
彼女の頭に張り付いてウィッグの役割をしているため、必然的にデート中も
ずっと同行することになり、会話のアドバイスをしたりします。
意外にもいつもボッチのブランチですが、恋愛にも詳しいみたいで、
詩的な口説き文句を彼女に教えて王をメロメロにするんですよね。
ブランチも子供の頃は歌が大好きなポジティブなトロールでしたが、
自分が歌ったせいでベルゲンに見つかり、一緒にいた祖母が食べられたそうで、
それから歌をやめ、ネガティブな性格になってしまったようです。
その時、ブルーだった彼の肌の色も灰色に変化したみたいです。

楽しいデートの時間も終わり、イングリットは雑用係に戻ります。
ポピー姫とブランチはイングリットの協力で仲間を助け出すが1匹足りず、
親友クリークだけがいません。
なんとクリークは女料理長と交渉し、自分だけ食べない代わりに、
村に隠れているトロールの捕獲に協力すると取引したみたいです。
トロールにもこんな邪悪な裏切り者がいるんですね。
クリークの手引きでシェルターに隠れていたトロール全員が捕まり、
クリークを探していたポピー姫たちも捕まり、鍋の中に放り込まれます。
ベルゲンはトロールを生で食べるので煮たりはせず、
ただ全トロールをが入る大きな鍋に閉じ込められただけですが、
料理しないなら料理長なんて役職はいらない気がしますね。
ポジティブなポピー姫もこの絶体絶命の状況に生まれて初めて絶望し、
ピンク色だった肌がブランチと同じような灰色に変わります。
カラフルだった他のトロールたちも次々と色を失ってしまいます。
トロールはハッピーな気持ちを失うと色も失うみたいです。
そんなポピー姫を励まそうと、ブランチが禁じてた歌を歌い始めるのです。
それを聴いた彼女は元気になり、一緒に歌い、肌も元のピンクに戻ります。
ブランチもブルーに戻り、他のトロールたちも元の色に戻ります。
この時、彼が歌った楽曲がシンディー・ローパーの「True Colors」で、
この状況にベストな選曲で、不覚にも感動し泣いてしまいました。
またブランチの声を演じているのがジャスティン・ティンバーレイクだから
めちゃめちゃいい声で上手いんですよね。(なので字幕版をオススメします。)
そりゃアカデミー賞の歌曲賞にノミネートされるよ、って思ったけど、
ノミネートされたのは本作中の別の曲だったみたいです。
歌曲賞の選考対象はオリジナル曲だけだったかな?

そんな折、彼らを閉じ込めていた鍋の蓋が開きます。
いよいよ食べられる時が来たのかと覚悟するトロールたちですが、
開けたのはイングリットで、トロールたちをトンネルから逃がしてくれます。
彼女は王とデートさせてくれたポピー姫たちに感謝しているみたいで、
女料理長から厳しい罰を受けること覚悟しての勇気ある行動です。
城から脱出できたトロールたちですが、自分たちを勝手に逃がしたことで
イングリットが酷い目に遭わされるのではないかと考えたポピー姫は、
ブランチら仲間を引き連れて城に引き返します。
案の定、イングリットはベルゲンたちに取り囲まれ絶体絶命のピンチに。
トロールを逃がしたのではなく、独り占めして食べたと疑われたみたいです。
そこにポピー姫たちが乱入に、イングリットの頭に乗ってウィッグに変身。
派手なロン毛の彼女を見た王は、デートした麗しの君だと気付き皆を制止。
しかし女料理長がイングリットを殺すように皆に命じます。
トロールを食べられなかった怒りもあってか、
ベルゲンたちは王よりも女料理長の命令に従うみたいで…。

そこでポピー姫は王に「彼女とデートした時どんな気持ちだった?」と問い、
「その気持ちがハッピーなのよ」と大演説をぶちかますのです。
ベルゲンたちにトロールを食べずともハッピーになれることを伝えたわけです。
それでも懐疑的なベルゲンたちにポピー姫は「誰でもハッピーになれるはず」
「考えるな感じるんだ」と言い、ブランチと「Can't Stop the Feeling!」を歌います。
この曲が本作の主題歌で、歌曲賞ノミネート楽曲です。
ノリノリのナンバーで他のトロールたちも踊り出し、
それに釣られてベルゲンたちも踊り出し、みんなハッピーな気持ちに。
私も観てるだけで楽しくてハッピーな気持ちになりました。
しかし女料理長だけは怒り心頭で、歌を妨害しようとするが、
イングリットが彼女を城から追い出します。(ついでに裏切り者クリークも。)
トロールもベルゲンもハッピーにしたポピー姫は女王になり大団円。
最後までとてもハッピーな気持ちになれた楽しい物語でした。
追い出された女料理長とクリークは巨大野生動物に食べられたようですが、
なんとなく続編では復活しそうな気が…。

そんな楽しみな続編ですが、前述の通り2020年公開予定ですが、
それまでの間にDWA作品は4本公開される予定です。
DWA長編34作目と35作目、絵本が原作の『The Boss Baby(原題)』と
児童文学原作の『スーパーヒーロー・パンツマン』は全米公開済みだけど
まだ20世紀フォックス配給なので日本劇場公開は絶望的です。
36作目『ヒックとドラゴン3』からユニバーサル傘下ですが、
前作『ヒックとドラゴン2』が20世紀フォックス時代で日本公開されてないため、
本作の続編『トロールズ2』同様、日本公開は厳しいかもしれません。
37作目の『エベレスト』という作品を挟み、38作目が『トロールズ2』です。
なんでもNetflixで『Trolls: The Beat Goes On』なるアニメシリーズが配信予定で、
本作でも随所で使われたポピー姫のスクラップブック風のアニメになるのかな?
うーん、やっぱりそろそろNetflixに入会しようかなと思ってしまいますが、
Netflix独占と思われたDWA長編32作目『カンフー・パンダ3』も
DVDリリースが決まったし、アニメシリーズもそのうちDVDリリースされるかも。

関連作の感想
マダガスカル2
モンスターVSエイリアン
ヒックとドラゴン
シュレック フォーエバー
メガマインド
カンフー・パンダ2
長ぐつをはいたネコ
マダガスカル3
ガーディアンズ 伝説の勇者たち
クルードさんちのはじめての冒険
ターボ<特別編>
天才犬ピーボ博士のタイムトラベル
ヒックとドラゴン2
ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー
ホーム 宇宙人ブーヴのゆかいな大冒険

コメント

そういえば、パンツマンはドリームワークス初の低予算CGアニメだそうで。ボスベイビーと公開時期が近かったせいか興行収入もそれなりでしたね。

  • 2017/07/16(日) 12:08:27 |
  • URL |
  • 名無し #-
  • [ 編集 ]

名無しさんへ。

『パンツマン』は曲がりなりにもスーパーヒーロー映画なので
『ワンダーウーマン』と同日公開の煽りも受けたのかも。
低予算なのは知りませんでしたが、これを最後にユニバーサルに移るので
20世紀フォックスが予算を付けてくれなかったのかな?
低予算のお蔭でそれなりの興収でも十分な利益が得られているみたいで
『クレヨンしんちゃん』方式ですね。

  • 2017/07/16(日) 23:32:25 |
  • URL |
  • BLRPN #-
  • [ 編集 ]

BossBabyから劇場公開されるみたいですよ!!!

  • 2017/07/21(金) 12:42:04 |
  • URL |
  • 名無し #-
  • [ 編集 ]

名無しさんへ。

先日観に行った『怪盗グルー』の上映前の予告編の時に
『ボス・ベイビー』の予告編が流れていて驚きました。
日本では『ボス・ベイビー』からユニバーサル配給になるのか。
ユニバーサルがDWA作品の日本劇場公開に前向きなようで安心しました。
この調子なら『パンツマン』の劇場公開もあり得るかも。
それでも原作未公開の『ヒックとドラゴン3』は厳しいか…。

  • 2017/07/24(月) 18:48:47 |
  • URL |
  • BLRPN #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/1840-454ba1c7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad