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メアリと魔女の花

今日の気になるアメコミ映画ニュース。

ロバート・ダウニー・Jrがアイアンマンから引退すると仄めかしているそうな。
今すぐというわけではないし、実際いつかはそんな日が来るんだけど、
「みっともない真似をする前に衣装を脱ぎたい」という気持ちはわかります。
もう52歳だし、48歳のヒュー・ジャックマンのウルヴァリン引退も影響してそう。
MCUの第3フェーズの最終作となる2019年の『アベンジャーズ4(仮題)』まで
出演することは決まってるので、そこが引き際になりそうかな?
ちょうどアイアンマン役10作目になり、同一俳優が同一ヒーローを演じる記録も
ヒュー・ジャックマンを抜いて一位になりますからね。
ただ出来れば最終作はクロスオーバー作品ではなくスタンドアロン
『アイアンマン4』で有終の美を飾って欲しいなと思うんですよ。
これは何も最後は彼の単独主演作で終わってほしいというだけではなく、
『アベンジャーズ4』が最後だとそこが彼の独壇場になりそうな懸念があるので。

今日も映画の感想です。
宮崎駿もロバート・ダウニー・Jrを見習え。

メアリと魔女の花
メアリと魔女の花

2017年7月12日公開。

本作はジブリ映画『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌監督、
同『かぐや姫の物語』の西村義明プロデューサーが中心となり設立された
新しいアニメ製作会社スタジオポノックの第一回長編作品です。
私はポノックには是非とも成功してほしいと思っています。
というのも、この会社が設立された経緯が不憫でならないからです。

2013年、ジブリ屈指の駄作『風立ちぬ』を最後に、宮崎駿が引退を発表し、
それに伴いジブリの代表取締役である鈴木敏夫プロデューサーは
自分が後継者育成を怠ったことを棚に上げて、
「宮さんが引退したらジブリ維持できないから製作部門は解散」と発表。
そして2014年、ジブリ制作部門全員が退職を余儀なくされます。
会社都合の大量解雇、率直に言えばリストラですよね。
ワンマン会社なのは薄々感じてたけど、まさかトップが引退するからって
会社ごと道連れにするなんて従業員を何だと思っているのか。
あまりに身勝手で正当性に欠け、労働者として許せない所業でした。
失業した西村Pはハローワークにまで行ったそうですが、
ジブリで実績のある彼でそれなら、他の従業員はもっと大変でしょう。
そんなリストラ組が新しい職を得るために会社を立ち上げるのも必然で、
それがこのスタジオポノックで、そんな彼らを応援したくなるのは
人情として当然のことだと思うのですが、どうも世間はポノックに対し、
「宮崎駿のいない劣化ジブリ」的な印象が強いような気がして気の毒で…。
それもそのはずで、そもそもジブリ制作部門解散時に鈴木から
「こいつらだけでは維持できない」と無能扱いされた人たちの集まりで、
「負け組の互助会社」というイメージを持たれるのも無理ないです。
経営者なら制作部門を解散するにしても、もっと従業員の今後のことも考えて、
そんなネガティブな印象を与えないように円満解散するべきです。

それだけでも鈴木と駿は許せませんが、さらに頭に来るのは、
昨年末、ポノックが威信をかけた処女作である本作の公開が決まった途端、
新鋭・新海誠監督の『君の名は。』の空前の大ヒットに嫉妬した駿が
早くも復帰を宣言し、本作公開まで2カ月を切った頃に、
あろうことかジブリの制作部門を再開し、従業員を募集し始めます。
当然世間では、公開が迫る本作よりもジブリ復活に関心が集まり、
ポノックはこれからという時に古巣に出鼻を挫かれた感じです。
ジブリが復活すればポノックは忘れられることは想像に難くなく、
ポノックから本家ジブリに移る従業員もけっこういそうだし、
ポノック第二回長編作品が実現するのかも正直懐疑的な状況です。
やめるやめる詐欺の常連・駿のことだから、どうせ復帰するとは思ったが、
そのタイミングにかつての部下たちへの愛がなさすぎると思います。
彼のことだから、どうせポノックが成功しても妬んでただろうし、
あえて水を差し、若い目を摘む気ではないかと勘繰ってしまいます。
(ポノックに限らず新海誠ら新鋭監督に対しても。)
なお駿は完成した本作を観ることを拒否したそうです。

そんな新ジブリへの怒りもあり、ポノックを応援したいのですが、
正直、ポノック作品に対してはやはり期待し難いと思えてしまって…。
駿は性格的にかなり難ありだが、手掛けた作品には傑作も多いし、
実力は認めざるを得ない世界的な巨匠だし、彼なしでどの程度出来るのか…。
ジブリ時代の米林監督の『借りぐらしのアリエッティ』も佳作でしたが、
駿が企画、脚本を担ってたが、駿の嘘引退後に米林監督と西村Pが手掛けた
『思い出のマーニー』は正直かなり微妙で、興行的にも厳しく、
これを受けて鈴木が制作部門解散を決断したほどです。
まぁこの失敗の戦犯は微妙な原作をゴリ押しした鈴木自身だと思いますがね。
それに巨匠の駿も才能の枯渇は避けられず、引退作は見事な駄作だったし、
今の萎びた駿よりは米林監督の方が才気に溢れていると思います。
西村Pの原作選びはもう少し考慮した方がいいと思いましたが、
駿のイエスマン鈴木よりは幾分マシでしょう。

そんな駄作が増えた後期の旧ジブリ作品はもちろんのこと、
ジブリ黄金期の作品も凌駕するようなものを作ってほしいと思うのですが、
正直、処女作の本作ですでに負け組根性が染み出しすぎています。
原作選びから絵柄か宣伝から、「元ジブリが作りました」と言わんばかりで、
本作をジブリ関連作として売ろうという浅ましさが滲みまくっています。
興行的な理由でそうしたのは理解できますが、スタジオ設立経緯を考えれば、
そこはジブリへの反骨精神で、ジブリでは出来なかったような、
ジブリとは全く違うジャンルや絵柄で勝負するべきです。
エピゴーネンがオリジナルを越えることなんて出来ないし、
劣化ジブリと思われても仕方なく、むしろそれを良しとしてるような姿勢です。

まず原作選びですが、本作は英国児童文学『小さな魔法のほうき』が原作で、
所謂「魔女もの」ですが、ジブリ黄金期にも傑作『魔女の宅急便』がありました。
本作の「魔女、ふたたび。」というキャッチコピーからも明らかなように、
完全に『魔女の宅急便』を意識して、魔女ものを選んでおり、
(しかもキャッチコピーでわざわざ知らしめているんだから情けないです。)
更に原作の邦題を使わず「メアリと魔女の花」に改題し魔女ものを強調。
せっかく新しいスタートを切るというのに、ジブリの旧作を引きずってどうする。
ゴリゴリのSFとか現代劇とか、ジブリのしてないことに挑戦するべきです。
同じ魔女ものをすれば傑作『魔女の宅急便』と比較されて割を喰うだけなのに。

絵柄については、もっとわかりやすく、所謂「ジブリ絵」をまんま流用してます。
ジブリ絵を使えばヒットできるというのは幻想で、その証拠にあの新海誠も
過去に『星を追う子ども』でジブリ絵を使用していますが見事に失敗してます。
彼は「ジブリ絵は普遍的で訴求力がある」と考えたらしいのですが、
結局ジブリ以外がジブリ絵使ってもエピゴーネン扱いされるだけで総スカン。
その失敗に学び、別(『あの花』とか)の絵柄で描いた『君の名は。』が、
『千と千尋の神隠し』以外の全ジブリ作品を越える大ヒットを記録しました。
ポノックはジブリ絵使っても新海誠ほど顰蹙は買わないだろうけど、
ジブリ絵じゃなくてもヒット可能なことは証明されたわけだし、
ジブリと差別化図るためにも別の絵柄にするべきでした。
まぁポノック立ち上げ時はジブリが復活するとは決まってなかったわけだし、
「ジブリ絵を自分たちが守らなければ」という使命感もあったのかもね。
世界的に認知度が高いジブリ絵は、日本では飽きられ気味でも
海外進出するには有利かもしれないしね。
英国文学を原作に選んだことからも本作は海外志向な気もするし。

もちろんジブリではない(というか駿が絡んでない)ことで、
ジブリとは違う、ジブリらしからぬところもいくつかあります。
たとえばヒロインのメアリにしても、ジブリ絵は使ってるものの、
赤毛のツインテールでパーカーにミニスカートのガーリーな子で、
駿好みの素朴な田舎娘とはちょっと違いますよね。
性格もコメディアニメのヒロインのようなドジっ子で、
外見と相まって観客に媚びるような雰囲気で、駿なら嫌いそう。
更に声もタイトル繋がりで抜擢されたとしか思えない杉咲花が当てており、
可愛い声で媚びるような雰囲気に一層拍車を掛けている気がします。
声優の俳優起用はジブリから踏襲していますが、
駿なら若干アニメ声な彼女は選ばなそうな気がします。
あと主題歌「RAIN」もSEKAI NO OWARIの書き下ろし楽曲ですが、
引退作に70年代ポップスを使う爺さんではあり得ない若い選曲です。
まぁこれはRADWIMPSの起用が大成功した『君の名は。』に肖り、
若者に人気のバンドを安易に起用しただけかもしれませんが。

ここまでだらだらと鈴木と駿、およびジブリの悪口を書いてきましたが、
結局本作の出来はどうだったのかと言えば、期待してたよりも良かったです。
けっこうシンプルなガール・ミーツ・ボーイなファンタジーで、
また駿の悪口になるけど、反戦(自虐史観)とか環境保護とか、
手前勝手なイデオロギーも含まれておらず、完全な娯楽作品で観やすいです。
悪く言えば当たり障りがなく、ありきたりな内容ということになるのでしょうが、
わかりやすくて子供でも楽しめるオリジナルアニメ邦画は最近少ないので、
こういう作品があることにも意義はあると思います。
ジブリ後期は大人向け作品が多かったけど、奇しくも本作は
「アニメは子供のもの」という駿の持論を体現している気がします。
以下、ネタバレ注意です。

両親の仕事の都合で田舎の大叔母さんの家に越してきた少女メアリ。
まだ友達もおらず、夏休み中で暇な彼女は森にひとりでピクニックに行きます。
季節は夏なのにパーカーを着込んでいるので「あれ?」と思いましたが、
イギリスの夏はかなり涼しいみたいですね。
森で弁当を食べていると、黒猫ティブと灰色の猫ギブを見つけます。
暇な彼女は猫二匹を追いかけて森の奥に入ると、(地球屋、ではなくて、)
綺麗な青い花を発見し、手折って持ち帰り、庭師に花の名前を聞きます。
ムスカリっぽいが庭師曰く「夜間飛行」という花らしく、七年に一度しか咲かず、
かつては魔女たちも探し求めた希少な魔女の花らしいです。
庭師も初めて見た都市伝説的な花なのになぜ夜間飛行だと断言できるのか?
メアリは夜間飛行を自室に飾ります。
翌日メアリがまた森に行くと、黒猫ティブが夜間飛行の壺花を咥えて待っていて、
また追いかけて森の奥に入ると、今度は古い箒が挟まった大木に案内されます。
メアリが夜間飛行の壺花の汁が付いた手で箒に触ると、箒が勝手に動き出し、
彼女とティブを乗せて雲の上まで急上昇します。
どうやら夜間飛行の汁には一時的に魔力を宿す効能があるみたいです。
しかし夜間飛行というわりには昼間でも飛べるんですね。

雲の上を暫く飛ぶと(竜の巣的な)雲の渦があり、そこに飛び込むと
(天空の城、ではなくて)雲の浮島に建つ学校がありました。
メアリは駐輪場ならぬ駐箒場に箒を停めて校庭に入ります。
すると噴水から校長のマダム・マンブルチュークが現れ、
彼女を新入生だと勘違いし、校舎を案内してくれるのです。
ここは魔法使いを養成するエンドア大学という学校で、
箒の乗り方とか魔法の使い方とか学べる、ホグワーツ的なところです。
メアリは癖っ毛の赤毛がコンプレックスでしたが、
赤毛は優秀な魔女の証らしく、マダムから「百年に一人の逸材」と褒められ、
戸惑いながらも満更ではない気持ちになります。
飛び級決定で最高学年の変身魔法の授業を見学することになりますが、
試しに姿晦まし魔法にトライすることになった彼女は、
夜間飛行の汁の効能でとんでもない魔力が発動し、竜巻を発生させます。
姿晦ましのはずが竜巻起こしたら大失敗だろ、と思いきや、
竜巻はかなり高度な魔法らしく、校長や生徒たちから拍手喝采され有頂天に。
こんな人間臭さも優等生が多いジブリのヒロインとは違いますね。

願書を受け取るため校長室に向かう途中、
ドクター・デイの「金庫室」なる秘密の魔法科学研究室前を通ります。
金庫室はヤバい動物実験をしているようで、黒猫ティブが落ち着きを失い、
メアリに何か言いたげですが、彼女はキキと違って黒猫とは話せません。
校長室に着いたメアリは、やっと罪悪感に苛まれ始めたのか、
自分の魔力は夜間飛行によるものだとマダムに白状します。
夜間飛行のことを聞いたマダムは豹変し、花がどこにあるのか詰問し、
ビビったメアリは近所の少年ピーターの住所が書かれたメモを渡し、
彼に聞いてくれと言ってその場を凌ぎます。
メアリは越してきたばかりの時にピーターから「赤毛の子猿」と馬鹿にされ、
彼に悪印象を持っていたので利用してやったのです。
きっとピーターは『となりのトトロ』のカンタみたいな子で
引っ越してきた気になる女子に、好意の裏返しで悪口言っちゃたんでしょうね。
『魔女の宅急便』のトンボも『千と千尋の神隠し』のハクもそうだし、
男子の第一印象最悪というのはジブリの伝統で、受け継いじゃったのかな?
それにしてもピーター、変なツーブロックだ…。

願書を受け取ったメアリは帰宅を許されますが、
校長室から魔導書『呪文の神髄』をうっかり持ち出してしまいます。
箒に乗り大叔母さんの家に着いた頃には魔力も使い果たしたみたいです。
夜間飛行の効能は一時的なようだけど、壺花一粒でもなかなかの持続力です。
その夜メアリは、ピーターが行方不明になったことを知り、
マダムから「ピーターは預かった、返してほしければ夜間飛行を用意しろ」的な
脅迫メッセージを受け取って、自分のせいで誘拐されたと罪悪感に苛まれ、
夜間飛行一粒使って再び魔力を得て、残りの夜間飛行を鞄に入れ、
黒猫ティブも連れて再びエンドア大学へ行きます。
そしてマダムと人質交換交渉をするのですが、ピーターは返してもらえず
夜間飛行だけ取られた挙句、捕まってドクターの金庫室に監禁されます。
金庫室内には科学魔法実験の被験体となりキメラ化した様々な動物がいて、
なんとそのうちの一匹、オオサンショウウオみたいな猫が
黒猫ティブの友達の灰色猫ギブだったのです。
ティブはギブを助けるためにメアリを大学に誘導したんですね。

ついでに金庫室にはピーターも監禁されていて、メアリは再会を喜ぶが、
金庫室の扉は魔法で堅く閉ざされていて、このままでは二人も他の動物のように
被験体にされてバケモノに変身させられてしまいます。
メアリは校長室から失敬した魔導書を読み、夜間飛行から与えられた魔力で
全ての魔法を解く呪文を使用し、ギブら動物たちを元の姿に戻し、
扉を覆う魔法も打消し、動物たちと一緒に金庫室から脱走します。
周囲の全ての魔法が解けるならメアリの魔力も消えそうなものですが、
それはなぜか持続し、ちょっと都合が良すぎるかな。
あと動物たちもサイとかアルパカとか実に多種多様で動物園状態ですが、
実験に使うだけならそんな珍しい動物ではなく犬猫でいいのでは?
金庫を出たメアリとピーターは箒に二人乗りして逃げようとするが、
ピーターが追いかけてきたマダムとドクターに捕まってしまい、
メアリは彼を置き去りにして泣く泣くひとりで逃げるのです。

メアリを乗せた箒には真っ直ぐ大叔母さんの家に帰ると思ったら、
なぜか孤島に建つ魔女の家に着陸します。
メイド、じゃなくて魔法の燭台から「お帰りなさいませ、お嬢様」と出迎えられ、
どうもメアリは家主の魔女と間違われているみたいです。
恐る恐る家に入ると、魔法の鏡越しに大叔母さんが話し掛けてきて、
なんでも大叔母さんは元魔女で、この家の家主だったみたいです。
今は白髪の婆さんですが、もともとは赤毛でメアリに似てたみたいです。
大叔母さん曰く、彼女は昔エンドア大学の生徒でしたが、
たまたま夜間飛行を発見して恩師のマダムとドクターに渡すと、
2人は憑りつかれたように夜間飛行を栽培する実験に没頭し始めます。
夜間飛行で生徒をあらゆる魔法が使える魔法使いに変身させるためで、
彼らは夜間飛行を悪用しようと考えたわけではなく、生徒を立派に育てるためで、
見た目の邪悪さとは違って根っからの悪人ではないみたいです。
ただ夜間飛行の魔力は彼らに扱いきれず、被験体になった生徒は暴走。
責任を感じた大叔母さんは夜間飛行の種を全て盗んで大学を去りますが、
種は逃げる途中に森に落としてしまったみたいで…。
その時なぜか大叔母さんの魔力も失われ黒髪になりますが、
その理由はイマイチわかりませんでしたね。

魔法が使えなくなったという割りには魔法の鏡を使いこなす大叔母さんは、
メアリが孤島から帰宅できるように鏡越しに壺花を一粒くれます。
(メアリが一粒だけ家に落としていたみたいです。)
しかしメアリは帰宅せずにピーター救出のため大学へ直行。
待ち構えるマダムが放ったスライム鳥の攻撃を受けて箒が負傷し墜落するも、
金庫室から脱走した動物たちがメアリに協力してくれて、
赤毛の子猿がメアリに成り済ます陽動作戦でスライム鳥を攪乱します。
動物のくせに頭良すぎるけど、魔法は本当に解けてるのか?
その間にメアリはピーターが捕まっている金庫室に忍び込みます。
彼はすでに完璧魔法使いを作る実験の被験体にされており、
やはり失敗したようで、あらゆる魔法が使えるスライムに変身して暴走。
このピータースライムは性質は『もののけ姫』のデイダラボッチに似てますが、
デザインはジブリっぽくないポップな感じに仕上がっています。
それにしてもスライム化する前に一瞬ピーターが美少年に成長するけど、
その演出に何か物語上の意義があるのか疑問です。
普段のピーターが変な髪型だから、アニオタ女子客へのサービスか?

スライム化したらもはや手遅れかと思ったけど、メアリは動物たちのように、
魔導書の前魔法解除呪文を使えばピーターも元に戻せると考えます。
ところが彼女の魔力はもうほとんど残っておらず、呪文を発動できず…。
そこであらゆる魔法が使えるピータースライムに自ら呪文を発動させます。
するとピーターは元に戻り、バルス的な勢いで金庫室は崩落。
2人は残り少ない魔力で箒に乗って帰宅します。
帰路でメアリの髪に夜間飛行の壺花が一粒付いてることに気付くが、
彼女は「私には必要ない」と上空から投げ捨ててしまうのです。
魔法を手に入れて調子に乗ってしまった彼女が、壺花を自ら捨てることで、
魔法に頼らないことを選んだという成長を描いているわけですが、
劇物だからちゃんと処分しないと危ないと思ってしまいました。
幸いなぜか壺花は落下中に朽ちてしまうのですが…。

ジブリの影響を強く残しながらも、所々でオリジナリティも打ち出し、
好感が持てる真っ直ぐな物語で予想以上に楽しめましたが、
エンドロールで高畑勲、宮崎駿、鈴木敏夫の三人に「感謝」しているのを見て、
やはりポノックにはジブリを越えようという気概がないのではないかと
残念な気分になってしまいました。
駿は筆が遅いので、復帰してもジブリの新作が公開されるのは
東京オリンピックよりも後になることは想像に難くないので、
ポノックはそれまでに第二回、第三回作品を公開して実績を作り、
ジブリを迎え撃つくらいの覚悟を持ってほしいです。
正直、才能の枯渇で引退した駿の新作が面白いはずはなく、
どうせジブリの看板だけが売りの駄作になるのは目に見えているので、
ポノックもブランド力さえ高めれば十分に対抗できるはず。
むしろ駿のプチ引退でアニメ映画界は群雄割拠しているので、
ジブリより新海誠とか片渕須直との戦いの方が厳しいでしょうね。

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