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キング・アーサー

テレビゲーム『MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE』の発売日が決まってました。
9月21日のようで、マーベル好きな私としては発売日に買うつもりですが、
ついにプレイステーション4を買うことになりそうです。
ゲームソフト、プレステ4、対戦格闘ゲームだからコントローラーも必要で、
このゲームやるためだけに6万円程度の出費を覚悟しなきゃいけません。
でもそれも惜しくないくらい、このゲームには期待しています。
アイアンマンなどマーベルのアメコミキャラとリュウなどカプコンのゲームキャラが
共演する格闘ゲームの第4弾になるのですが、全作傑作でしたからね。

ただ今回ちょっと気になるのは、プレイアブルキャラのチョイスです。
正直カプコンサイドのキャラはどうでもいいので置いておくとして、
マーベルサイドのキャラはビッグスリー、ドクター・ストレンジらに加え、
新キャラとしてキャプテン・マーベルやガモーラ、ブラックパンサーが参戦します。
明らかにMCUを意識した人選ですが、一方でX-MENやFFのキャラの姿がなく、
本当にMCUのキャラだけに絞られてそうな予感が…。
超人気キャラであるウルヴァリンやデッドプールが外されるなんて悲しすぎます。
気になるのはスパイダーマンの姿もまだ見えないことですが、
MCUに参戦していてもキャラの権利はまだコロムビアにあるからか?
これでは『MARVEL VS. CAPCOM』ではなく『MCU VS. CAPCOM』です。
でもまだ全キャラ発表されたわけじゃないし、続報に期待します。
もしMCUのキャラオンリーでもきっと傑作に違いないし、やはり楽しみです。

どうせプレステ4買うなら、コーエーの「無双」シリーズも買おうかな。
縦マルチの『戦国無双 真田丸』のプレステ3版を買おうとしたけど、
スペック的に厳しいという噂だったので断念したし。
シリーズで初めてオープンワールドを採用する『真・三国無双8』も凄そうだ。
夢は広がるけどプレイ時間の確保がネックだな…。
今のうちに未視聴の海外ドラマを消化しておかないと…。

今日も映画の感想です。

キング・アーサー
King Arthur Legend of the Sword

英国の中世騎士道物語『アーサー王物語』を実写映画化した本作。
なんでも前6部作の1作目として製作されたらしいのですが、
製作費1億7500万ドルも投じたファンタジー超大作だったにも関わらず、
全米ボックスオフィス初登場3位と微妙なスタートを切り、
最終的には全米総興収4000万ドルにも届かず、海外興収を合わせても
約1億3500万ドルしか稼げず、大赤字となってしまったようです。
当然6部作どころか続編の製作さえ立ち消えになったものと思われます。
むしろよく全6部作なんて無茶な企画を立てられたものです。
『アーサー王物語』なんて、これまで何度も映画化された古典中の古典だし、
「なんで今更映画化するの?」と思う客も多いことは想像に難くないです。
いったい何の勝算があってそんな大風呂敷を広げたんでしょうね。

しかもアーサー役の主演チャーリー・ハナムには申し訳ないが華がない。
前6部作の超大作シリーズを背負って立つには荷が勝ちすぎています。
もっと有名俳優を使うか、大スターになる可能性のある若手を抜擢するべき。
敵役であるヴォーティガン役に人気者ジュード・ロウを起用したのはいいけど、
他のキャストは揃いも揃って無名すぎるし地味すぎるでしょ。
一方で元サッカー選手ベッカムを脇役で起用するとか謎すぎます。
しかもポリティカルコレクトネスを気にしすぎ、
というか、ポリコレ先行でキャスティングを決めたような印象を受けます。
円卓の騎士にわざわざ黒人や中国人を入れるなんて考証的におかしいでしょ。
中世イングランドの物語なんだから、ポリコレしなくても批判されないだろうに…。
様々な人種を取り入れることで、様々な人種を集客する目論見でしょうが、
結局カンフーの達人の中国人捻じ込んでも中国でヒットできたわけじゃないし、
ポリコレによる違和感で逃した客の方が多いんじゃないのかと思ってしまいます。
更に人種だけじゃなく性別もポリコレを意識したのか、
原作の重要人物である魔術師マーリンの役割を、
オリジナルキャラの女性魔術師を登場させて宛がっています。
彼女はマーリンの使い(弟子)という設定ですが、なぜか名前もなくて、
オリキャラなのでヒロイン扱いも出来ず、なんだか中途半端な立ち位置です。
これはポリコレによる弊害と言っても過言ではないでしょう。

日本公開に際し、邦題が『キング・アーサー/聖剣無双』に決まりましたが、
公開の僅か1カ月半前に単なる『キング・アーサー』に改められました。
「聖剣無双」という副題が外されてしまったわけです。
ワーナー・ブラザーズによれば「(米国の)本社との協議で決まった」とのことで、
改題された詳しい事情はわかりません。
もう続編を製作しないと決まったので副題が不要になったのかとも思ったけど、
その頃はまだ全米公開前で、まだ成否は不明だったはずなので不思議です。
原題は『King Arthur: Legend of the Sword』で副題を直訳すれば「伝説の剣」。
つまりアーサー王の持つ聖剣エクスカリバーのことですね。
それを捻りを加えて「聖剣無双」と命題されたわけだけど、
『真・三国無双』や『戦国無双』など「無双」シリーズに肖っていると思われるが、
正直パクリ丸出しで陳腐な副題だったので、土壇場で待ったがかかったのかな?
それとも『マイティ・ソー/バトルロイヤル』の副題改悪騒動のように、
「聖剣無双」というワードが既に誰か(コーエー?)に商標登録されてたのかな?
或はアーサー王の聖剣エクスカリバーは2本あるという説があるため、
「聖剣は無双ではない」というツッコミが入ったのかもしれませんね。
いずれにせよ陳腐な副題付きの邦題よりシンプルな今の邦題の方がマシなので、
この改題は英断だと思うけど、だからと言って日本でもヒットはしないでしょう。

そんなシリーズ化もキャンセル濃厚の大コケ作品とわかっていながら、
なぜ観たのかですが、実は私は『アーサー王物語』を知らないんですよね。
「古典中の古典」とか書いておきながら、一度も小説を読んだり、
映像化作品を見たりする機会がなかったんですよね。
ただ本当に古典中の古典で誰でも知ってる一般教養的作品であるため、
「エクスカリバー」や「円卓の騎士」や「魔術師マーリン」など、
いろんな漫画や映画などで引用されているので、断片的には知ってますが、
ちゃんと知るのに本作はちょうどいい機会だと思ったんですよね。
でも登場人物のポリコレ改変など、かなり脚色されている気がするので、
本作で『アーサー王物語』がわかったつもりにはなりませんでしたが…。
そもそも全6部作の第1部だけなので、わかるはずもないんだけど。

ちょっとポリコレの違和感が強すぎたため、否定的な感想になってますが、
実際それを度外視すれば、それなりに楽しめたファンタジー映画でした。
大赤字作品だと知ってたのもあって、それほど期待せずに観ましたが、
低く設定された期待値には十分に達する程度の面白さだったと思います。
物語はやはり古典的で、特に目新しさを感じませんでしたが、
大赤字の原因でもある高すぎる製作費のお蔭でVFXは見応えあります。
どうでもいいようなシーンでふんだんにVFXを使ったりと無駄に贅沢です。
以下、ネタバレ注意です。

中世英国、悪い魔術師モルドレッドが軍勢を率いてキャメロット王国に攻めます。
魔術師軍は城のように巨大な象に乗っていて、圧倒的な戦況でしたが、
キャメロットのユーサー王は魔法の聖剣エクスカリバーを手に単身立ち向かい、
モルドレッドを殺して魔術師軍を壊滅させ、キャメロットを救います。
しかしユーサー王の弟ヴォーティガンが王座を奪おうと海の魔物と契約し、
愛する妻を殺すことで悪魔騎士を呼び出し、兄とその家族を襲わせます。
ユーサー王は息子である幼い王子を逃がし、悪魔騎士と戦うも殺され…。
巨象の大軍勢も壊滅させられるエクスカリバーを持ってるのに
両刃鎌を使う騎士ひとりも倒せないなんて、その剣は強いのか弱いのか…。
逃げた王子はスラム街ロンディニウムの娼婦たちに拾われ、
アーサーと名付けられ、立派なゴロツキに成長します。
一方、王座を奪ったヴォーティガン王はキャメロットを支配し、
モルドレッド並みの凶悪な魔術を得るための塔を建造しようとします。
塔を建てたらなぜ魔術師になれるのか理屈がよくわかりませんが…。

ある日、海辺で岩に刺さったエクスカリバーが発見されます。
どうやらその剣を抜けるのは真の王、つまりユーサーの世継ぎだけらしく、
真の王の噂が国中で囁かれるようになります。
偽の王扱いされて面白くないヴォーティガンは真の王を殺そうと、
逃がしたユーサーの息子を探しはじめ、年頃の男たちを国中から徴集し、
ひとりひとりに剣を抜けるかどうか試させるのです。
別にアーサーは王座奪還するつもりなんて毛頭ないから
放っておけばヴォーティガンの王座は安泰だったのに藪蛇でしたね。
アーサーも徴集対象なため、王国軍に捕まり無理やり連行されて、
剣抜きを試すことになるのですが、当然あっさり抜けてしまいます。
これで魔法の聖剣を手に入れて王国軍相手に大暴れか、
と思いきや、剣を両手で握った途端に悪夢を見て気絶してしまうのです。
どうもエックスカリバーは両手で握ると魔力を解き放つみたいですが、
初心者のアーサーにはまだ使いこなせないみたいです。

拘束されたアーサーは公開処刑されることになりますが、
魔術師マーリンの女弟子メイジと反乱軍が彼の救出を計画。
(メイジは魔術師という意味ですが、便宜上彼女をメイジと称します。)
処刑当日、女弟子は動物を操る(憑依する?)魔術を使えるみたいで、
鷹や国王軍の軍馬や番犬を操って暴れさせ、その混乱に乗じて救出、
ついでにエクスカリバーも回収します。
元ユーサーの忠臣が率いる反乱軍はヴォーティガン打倒のために、
最強のエクスカリバーとそれを使えるアーサーの協力が不可欠みたいですが、
なんだかメイジの魔術だけでも国王軍くらい倒せそうですよね。
アーサーは反乱軍のアジトの洞窟に連れていかれるも、
彼らに協力するのを拒むのですが、悪態付きまくりで感じが悪いです。
協力するしないは別にしても、命の恩人なんだから敬意を払うべきなのに…。
こんな奴が主人公では物語を楽しめないかもしれないと懸念しちゃいました。

まぁアーサーは協力しようにもエクスカリバーを使いこなせないため役立たず。
反乱軍は彼がエクスカリバーを使いこなせるようにするため、
巨大な猛獣がウヨウヨいる島ダークランズに彼を送ります。
そこで猛獣相手に剣の修行させるのか、と思いきや、
なにやら島の祭壇に剣を触れさせたらいいだけみたいで…。
せっかく巨大コウモリや巨大ビーバーとの戦いが見れるかと思ったのに…。
その謎の儀式のお陰か、両手で握っても気絶するようなことはなくなりましたが、
剣を使うことで悪夢を見るのが嫌なので積極的に使う気はないみたい。
でも組織に協力して、叔父から王座を奪い返す決意は固まったみたいです。

そんな折、ヴォーティガンが領主たちをロンディニウムに集めるとの情報が。
反乱軍はそこで国王を襲撃しようと企てます。
中国人カンフー・ジョージなどアーサーの地元のゴロツキ仲間も加勢します。
しかし襲撃が見抜かれ、替え玉を使われたため、国王暗殺は失敗。
反乱軍は国王軍に包囲されますが、メイジが殺されそうになったのを見て、
アーサーは激怒し、エクスカリバーの威力を発動させるのです。
まさに「無双」シリーズの無双乱舞のように、一瞬で雑兵数十人を斬り倒し、
女弟子を助けてロンディニウム脱出に成功します。
しかしその襲撃で親友をひとり失ったのがショックだったのか、
アーサーはエクスカリバーを海(湖?)に投げ捨ててしまうんですよね。
ところが湖の淑女なる女魔術師(妖精)が拾って彼に無理やり返却。
どうやら彼女が見張ってるのでアーサーは剣を捨てられないみたいです。
魔術師マーリンが鍛えたエクスカリバーをユーサーに渡したのも彼女らしいけど、
本作だけではイマイチどういう設定のキャラなのかわかりませんでした。
上映時間は長めだし、無駄なシーンはやたら多いのに、
湖の淑女のことなど結構大切そうなところが説明不足な気がしましたが、
原作が古典中の古典だから、誰でも知ってるものとして省かれてるのかも?

湖の淑女に説得されたアーサーは、やっぱりヴォーティガンと戦うことを決心。
しかし国王軍に反乱軍のアジトが襲われ、メイジと親友の息子が拉致され、
アーサーの身柄とエクスカリバーとの人質交換を持ち掛けられます。
まずエクスカリバーと引き換えにメイジを解放してもらい、
その後アーサーが単身キャメロット城に出頭するのですが、
当然待ち受けていたヴォーディガンはアーサーを殺そうとします。
ところがメイジが魔術で遠隔操作する大蛇が城に乗り込んで大暴れし、
アーサーはエクスカリバーと親友の息子を回収して脱出します。
それにしてもこの大蛇は全長100メートルはあろうかという超巨大大蛇で、
城を守る国王軍をあっという間に食い殺してしまうのですが、
たぶんフルパワーのエクスカリバーよりも強いんじゃないかと思っちゃいます。
やっぱりメイジひとりいれば、打倒国王なんて容易い気がします。

反乱軍は最終決戦に挑み、アーサーを真の王と認めた民衆も一斉蜂起し、
国王軍と戦うのですが、アーサーの無双乱舞に慄いた兵士たちは次々投降。
フルパワーのエクスカリバーで一騎当千の活躍するところが見たいのに、
ほとんどが斬られる前に投降してしまうなんてちょっと不満かも。
ヴォーティガンはアーサーに対抗するため、兄ユーサーを殺した時のように
今度は愛する娘を殺すことで両刃鎌の悪魔騎士を呼び出すのですが、
実際は呼び出しているわけではなく、彼自身が悪魔騎士に変異するようです。
アーサーは悪魔騎士と一騎打ちを挑むも苦戦。
エクスカリバーは使いこなしているはずなのにこの程度の力とは疑問ですが、
よく見るとアーサーは時折片手持ちでエクスカリバーを捌いてるんですよね。
両手持ちじゃないと剣の魔力は発揮できないはずなのに…。

でも根性で悪魔騎士にエクスカリバーを突き刺し、ヴォーティガンを殺して勝利。
王座を奪還してアーサー王となり、一緒に戦った反乱軍の中心メンバーや
ゴロツキ仲間にも騎士の称号を与え、、彼らが円卓の騎士になるのです。
ただ一番の功労者であるメイジは円卓の騎士には入れてもらえないんですよね。
円卓の騎士にはマーリンの代理ではなく本人じゃないとという判断かな?
今後、アーサー王と円卓の騎士たちの新たなる物語を企画してたのでしょうが、
悲惨な大赤字によってお流れになってしまいました。
でも本作は比較的キリがいいところで終わっているのが不幸中の幸いか。
全く続きも気にならないし、一作でスッキリ終わってよかったです。
たとえ本作がそれなりにヒットしたとしても6部作完結は険しい道だし、
『ダイバージェント』4部作みたいに3作目で中途半端に打ち切られるのが
一番気持ち悪いですからね。

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