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ATOM

ボクは唯一見ているテレビアニメは『クレヨンしんちゃん』だけなんですが、
1ヶ月ほど前にその原作の漫画家さんが亡くなってしまいましたね。
それについてはもうショックという他に何も無いですが、
放映していたテレビ朝日はアニメを継続する方針だそうで。
確かに唯一好きなアニメ番組だけど、正直もう続けないでいいと思う。
というか、原作者が亡くなったアニメや漫画って、その親族やプロダクションによって
ひとり歩きしだして、急にどこかのCMのキャラになったり、グッズが増えたり、
商業色が強くなっていくんですよね。
『サザエさん』然り『ドラえもん』然り、原作者が健在なら絶対そんな企画は
通らなかったはずだと思うようなことがホントに多くて嫌。
例えば『サザエさん』でいえば、グリコのCM。あんなの見たくなかったです。
特に最近酷いパラサイトプロダクションが手塚プロです。
『鉄腕アトム』を踏みにじるようなレイベックスとかマジで最悪。

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2009年10月10日日本先行公開。
日本発の国産テレビアニメ『鉄腕アトム』がハリウットでCGIアニメ化。

空中都市メトロシティで暮らしていたが、事故で帰らぬ人となった少年トビー。テンマ博士は息子トビーをロボットとしてよみがえらせておきながら、もとのトビーとは違うからという理由で捨ててしまう。地上にやって来たトビーは、旧型ロボットや人間たちと触れ合ううちに、ここでアトムとして新しく生まれ変わることになる。(シネマトゥデイより)

一般的にはハリウッド映画ってことになってるけど、どちらかといえば
香港のアニメ製作会社が全世界(特に全米)作った作品ですね。
もともと『くもりときどきミートボール』の全米大ヒットの記憶も新しいソニーが、
フルCGIアニメ映画化の制作権を持ってたらしいんですが、
その企画が頓挫したのを機に香港の製作会社が権利を掠め取って制作したみたいです。
ボクは『鉄腕アトム』を漫画でもアニメでも見たことなくて、
浦沢直樹の漫画『PLUTO』で読んで少し興味を持った程度なんですが、
日本を代表する最重要キャラという認識はあるし、
それが海外で制作されるとなると、やっぱり気が気じゃないです。
特に今年は『DRAGONBALL EVOLUTION』でのこともありますしね。
でもハリウッドなら何だか仕方ないというか、諦めもつくんですが、
正直、格下くらいに思ってる香港で制作されるんですよ。
なんで日本で作れないのか、情けない気持ちになります。
まぁ本作を観て、ソニーにも引けを取ってない香港の技術力に驚いたというか、
最高峰が『ホッタラケの島』な日本のフルCGI技術ではまず無理だと納得しました。
結局何が言いたいかといえば、映像はかなり頑張ってたってことです。

でもやっぱりキャラクターデザインがちょっとね…。
オリジナルキャラは全く手塚治虫風じゃないのは勿論のこと、
原作から登場してるキャラのイメージがちょっと違うかな。
ヒゲオヤジは若干特徴が控えめになってるけど及第点として、
お茶の水博士の目が窪みすぎで顔が怖い。天馬博士は完全に外人です。
そして主人公アトムは妙に美少年でちょっとマセた感じに仕上がってます。
一般的に知られた原作のアトムは、もうちょっと幼くてかわいいんですが、
なんでもアメリカのチビッコは主人公が自分より少しお兄さんの物語の方が
いいんだそうで、ちょっと年齢が上がってるような印象を受けます。
それにストーリー上の都合もあるけど、服を着用していることが多く、
みんなよく知る黒パンツ一丁の姿はほとんど見られないのも、
アトムらしくなさの一因になってます。
とはいえ『PLUTO』はよくて本作はダメなのかってことになるから、
あまり厳しい批判はできませんけど…。
何気に背景に見切れるヒョウタンツギは嬉しかったり?

ストーリーは原作をよく知らないので何ともいえませんが、
展開が急すぎると思うところがいくつかありましたが、
子供向けアニメとしては無難な仕上がりで良かったかも。
下手すると陥りがちな、ロボットの人権とか、自分がロボットであることの苦悩とか、
小難しいテーマを前面に押し出してこなかったことは評価できます。
ただ香港の会社が世界向けに作ったから仕方ないといえばその通りだけど、
日本人としては舞台の無国籍感が寂しいかな…。
未来の空中都市が舞台で、少し配慮してくれて富士山みたいな山があったりするけど、
大統領制だったり、その大統領が戦争をすることで支持率を上げようとしたり、
ベースはやはりアメリカですね。
登場人物もほぼ英語系の名前が付いていて、吹き替え版でも
お茶の水博士はさすがにローカライズされて、原作どおりの名前だけど、
アトムの本名は飛雄じゃなくてトビーに変更。
それはニックネームと思えばいいけど、天馬博士のファーストネームがビルって…。
もう見た目だけじゃなくて完全に外国人です。
なんでそこはローカライズしなかったんだろ?

で、最後に恒例の吹き替え版で声優にタレントを起用することへの文句ですが、
たしかに主人公・アトムの吹き替えをした上戸彩は、
もともとアニメ声だし没個性的な声なんで特に支障はありませんが、
どうもソフトバンクと手塚プロの癒着で抜擢された感が否めず、なんか嫌。
一部劇場のマナームービーでは上戸彩が声優なのを逆手に取って、
お父さん犬とアトムが共演してるとか聞くし…。
まぁ"S-1バトル"のCMのアトムの声じゃないだけマシですけど。
天馬博士の声優・役所広司は我が出すぎかな。
でもそんなことはどうでもよくて、字幕スーパー版の上映館が少ないのが問題です。
字幕スーパー版は関西で1館しか上映してないんですけど?
いや西日本でも1~2館しかないです。
上戸彩や役所広司目当てで劇場へ足を運ぶ人も勿論いるでしょうが、
同じようにフレディ・ハイモアやニコラス・ケイジに期待してる人もいるんです。
(サミュエル・L・ジャクソンにも。)
せめて観客が選択の余地があるくらいの割当てするべきじゃないのかな?
週末の興行成績では初登場組が上位を占める中、本作は10位とありえないコケ方。
吹き替え版ばかりなのも少なからず影響してると思います。

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